廃タイヤを使った土留めがその後、どんな感じか? 問い合わせをいただきました。写真を探したついでで、ここでも紹介しておきます。
最終的には7段積み、タイヤの天端は台上の土地とほぼフラットになりました。お陰でこの部分は斜面がなくなり刈払いも楽になりました。
写真の白い花は、カモミール。夏にはイワダレソウやナスタチウムが垂れ下がり、タイヤはほぼ見えなくなり、いい感じになりました。
そして冬枯れのいま、再びタイヤが見えていますが、枯れ草と共に周囲の景観に溶け込み、違和感はあまりありません。
「自給知足な暮らし方」という本に、廃タイヤを積む際の重心の取り方や土の詰め方など、廃タイヤを使った土留めの技術的なことを紹介しています。また、これからのような低成長時代、制度として必要なのは(サーマル)リサイクルではなく、リユースなのではないか? というあたりのことも書きました。地球にやさしい暮らしの参考になればうれしいです。
⬆手前の白い花は、ジャーマンカモミール。奥のブルーは、ヘアリーベッチ。初夏の頃にはヘアリーベッチが旺盛になり、タイヤはほぼ見えなくなりました。
⬆地温度を高く保つことができ、また下側のタイヤのサイドウォール内側に雨水などがたまるためか、レタスなどの生長も普通の路地ものより早い感じでした。