Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


廃タイヤの土留め その後

廃タイヤを使った土留めがその後、どんな感じか? 問い合わせをいただきました。写真を探したついでで、ここでも紹介しておきます。
最終的には7段積み、タイヤの天端は台上の土地とほぼフラットになりました。お陰でこの部分は斜面がなくなり刈払いも楽になりました。
写真の白い花は、カモミール。夏にはイワダレソウやナスタチウムが垂れ下がり、タイヤはほぼ見えなくなり、いい感じになりました。
そして冬枯れのいま、再びタイヤが見えていますが、枯れ草と共に周囲の景観に溶け込み、違和感はあまりありません。
「自給知足な暮らし方」という本に、廃タイヤを積む際の重心の取り方や土の詰め方など、廃タイヤを使った土留めの技術的なことを紹介しています。また、これからのような低成長時代、制度として必要なのは(サーマル)リサイクルではなく、リユースなのではないか? というあたりのことも書きました。地球にやさしい暮らしの参考になればうれしいです。

⬆手前の白い花は、ジャーマンカモミール。奥のブルーは、ヘアリーベッチ。初夏の頃にはヘアリーベッチが旺盛になり、タイヤはほぼ見えなくなりました。

 

地温度を高く保つことができ、また下側のタイヤのサイドウォール内側に雨水などがたまるためか、レタスなどの生長も普通の路地ものより早い感じでした。