Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


2016-01-01から1年間の記事一覧

野良着を考える。第一回目は 「長靴」

突然ですが……農的で自給的な暮らしをする人たちで、機能的な野良着について情報交換したいと思いました。 アウトドア雑誌やネット上のメディアサイトにオススメGoodsなどがいろいろ紹介されていたりもするのですが、たいていの場合、この種の記事は広告絡み…

長靴の修理

1年中、ほぼ毎日、長靴をはいています。 暖かい時期は、マルゴ(というメーカー)の耐油性半長靴(素材がPVCでとにかく丈夫、しかも軽いので走れるし、半長はサンダル感覚で履けて蒸れにくい……でもイマイチかっこ悪い)。 寒い時期は、LLビーンのMaine Pac…

季節の作業、厳冬期前の土方仕事

気合いを入れてスコップで穴を掘るのが好きです。夏にはやりたいとは思わないけれど、この時期は薪割りと共に、体を中から暖めてくれます。 とはいえ、いまはそんな悠長なことを言っている余裕はなく、季節に追われるように土方仕事に精を出しています。この…

軽トラ・少改造1 「鳥居にすべり止め」

新しい軽トラ(とは言っても中古ですが)に、長モノの材を積もうと思ったら、鳥居がすべって積みにくかったので、滑り止めを付けることにしました。 ↑材料は、自転車のタイヤの廃品。ミニキャブの鳥居は細いのでクロスバイクのタイヤが良さそうでした。 ↑リム…

灯油ボイラー(TOTO・RPE46KDS)修理の備忘録

先日、設備屋さんがいらしてくれて、壊れていたボイラーを修理(分解清掃)してくださいました。 次回からはひとりでできるように、備忘録を残しておこうと思います。 ボイラーは家の北側、かなり冷える場所にセットされています。半年以上前から不調で、晴れ…

最近のインパクトとタイヤ交換の進化

我が家はきょう、ようやく冬タイヤにタイヤ交換。ついでにオイル交換などもしました。 この地に引っ越してきてからというのも、毎年二回(毎回平均3〜4台の)クルマのタイヤ交換を20年間やってきたのだけれど、考えてみるといろいろ変わりました。 当初は十…

電動ケットラ充電物語part2 単相200Vコンセントを作る

ウチから距離にして6kmくらい離れたところに道の駅があります。娘がハーブ、母が漬物などを出荷させてもらっているのですが、電気自動車の場合、ウチからそこまでうまく走ると、家を出たときより航続可能距離が伸びていたりするのでした。エンジン車にはな…

電動ケットラ充電物語

足グルマであるジープは天ぷら廃油で動いてくれるのですが、農的な暮らしをしていると、どうしても軽トラが必要だったりします。燃し木(薪)を運んだり、田植え機や脱穀機の運搬、それに大量の落ち葉やモミガラを運んだりすることもあるわけです。 でも軽トラ…

ローゼルな朝

草木も凍る冬枯れの白州にはるばる沖縄から、小包が届いたのでした。大好きな友人からの贈りもので、中には南国のくだものたちが! 中でも珍しかったのはローゼルという植物の実。 ↑手前の赤い実がローゼルです(奥は芽が出たハヤトウリ)。オクラのような花が…

キノコの散水装置の考察-ミストシャワーノズルの流用

白州に移り住んですぐの頃からなんとなくキノコの植菌はしていました。そんなわけでもうかれこれ20年近くやっているわけだけれど、キノコの原木栽培、最近になってやっと栽培のコツが少しつかめてきた感じです。 ↑これはナメコ。原木栽培でうまく育つと、チ…

EV軽トラとトラクションコントロール

降ったものだから、ついつい遊んでしまったのでした。 エンジン車のように車輪の回転を知るための特別なセンサーを付ける必要もなく、車輪に生じるトルクの変動の把握と変更が比較的容易で、エンジン駆動の車両と比べ入出力の応答が速い、しかも変更はプログ…

稲刈りと脱穀の備忘録

きのう、やっと田んぼにワラをまくことができて、これで田んぼ仕事はひと区切りがつきました。 書きたいことはたくさんあるのに、それ以上にやりたいことがたくさんあって、二か月近くもブログの更新が滞ってしまいました。もしも、楽しみにして見に来てくれ…

トートバッグ風取っ手付き工具箱 作り方1

暮らしの中で実際に使っていて、「こんなタイプの工具箱が良さそうだなぁ」と思っている工具箱があります。それはこんなタイプ。 古いコーラの木の箱に、帆布で作った取っ手付き布を組み合わせたもの。取っ手付きのこの布は、昔作った薪運びバッグ兼ストッカ…

雨の休日の過ごし方

いろいろな過ごし方があると思うけど、ギャラリーを訪る、というのもオススメです。 あの木村二郎さんが残したギャラリートラックス(山梨県北杜市高根町五町田1245)で、9月19日まで、徳永青樹さんの個展 “0→1”が行われています。 トラックスはギャラリーで…

ガビチョウのさえずりと共に

昔、シンガポールを旅行した時のこと。 宿は現地で探すのが楽しいので、普段は予約をしないのだけれど、そのときは家族旅行だったし着いたその日にホテルを探すのがちょっと億劫だったので日本から予約ができる少しいいホテルの予約をしてでかけたのでした(…

夏の恵みは、……まるで宝石!

このところ……、食べてしまうのがなんだか申しわけないような、美しい自然の恵みをいただいています。あまり手をかけてあげていないのに、こんなに美しい恵みをいただけるなんて……ありがたい。 ↑いい加減でテキトーなぐーたら無農薬栽培なので、桃太郎のよう…

山里の花火大会

きょうは隣町、小淵沢の花火大会でした。標高1000m弱の馬術競技付近から花火が打ち上げられます。 標高の高い場所での花火大会は、雲が低いと花火が雲の中に入ってしまったりで、天気に恵まれないと音だけでなかなかその姿を見ることの出来ない貴重な花火大…

当たり前の幸せ。

梅雨の晴れ間を見て、どうにか麦の脱穀を終え、いまは晴れると、玄麦を天日干しをしています。 太陽の恵みはありがたい。直射日光を浴びている麦をさわると、ヤケドしそうなくらい熱くなっています。 でも、このところは草もグングン伸び、人も太陽に焼かれ…

降り注ぐ緑のシャワーの中、大きな岩に耳を当てて思ったこと。

自然に近いところで暮らしていると、選挙なんてどうでもいい、景気が良かろうが悪かろうが、そんなこともどうでもいい、山での暮らしには刺激がたくさんあって、野菜を作ったり、まれにシカを丸ごと1頭いただいて解体したり、住むところをセルフビルドしたり…

麦の連作障害とバインダーの裏ワザ?

梅雨の間の晴れ間、きょうはみごとに晴れあがりました。 おかげで小麦の刈り取り日和。 お隣の猿吉農園さんもコンバイン全開で刈り取りをしている様子。 ウチも急きょ、麦刈りをしました。 このところ、連作障害が出て、麦畑なのかスギナ畑なのか分からない…

腐海に思いをはせる、流転は果たして逆流(海嘯)なのだろうか?

「あれ、この雑誌、カトゥーンが5人だ!?」 そのことに気がつき、ふと足を止めた女子高生が「この写真はいったい何?」と気を止めてくれることがあるそうです。 そしてこれがあのときから時間を止めている福島のスーパーの書籍売り場の写真であることを知…

キノコの本伏せ

この時期、雨が降った翌日、晴れると、植物たちがひとまわり大きくなったように感じられます。 クズなんか一日で30センチ近くもツルが伸びる、とのこと。 そんなわけでどこもかしこも草ボーボー、畑も庭も田んぼも草刈りをしなくちゃいけないし、ブドウもま…

田んぼを飛ぶ宝石たち キイトトンボ

きょう、田んぼに水見に行ったら、草の間を黄色いヒモが飛んでいました。 生まれて初めて見つけたキイトトンボでした。 しかも胸のあたりが黄緑色に成熟したオス。 美しい!!! そして、この田んぼには、モートンもいます。 殺虫剤や除草剤を使わないことで…

三宅洋平、あのヒゲヅラと髪の毛の秘密!?

「今度の選挙には99%、出ない!」と言っていたのに、なんでここにきて突然、出ることにしたのか? 票割れしてしまうではないか! 佐藤かおりさんに申し訳ない……という、お叱りの声も聞こえてくるし、たしかにそうも思うけど、 でも……、いままで政治にまった…

電力自由化、わがやの選択

発電事業と送電事業が分離され、これまで大手電力会社による独占状態になっていた電力の発電供給事業が、4月からの自由化されました(出力が1000キロワット以上の発電事業者であっても、届け出によって事業を行うことが認可されるようになったとのこと)。 こ…

曇りのち雨

きょうは河川の水質検査の日、県境の「つたぎ宿」までひとっ走り。有志で10年近く行っている周辺河川の水質検査で、釜無川の本流と支流を担当し、検査を行いました。 ↑ここが「つたぎ宿」で、釜無川(富士川)の本流と支流の合流地点。高圧鉄塔さえなければ、…

プレスの正しい使い方?

オフクロが沖縄に旅行に行き、おみやげにとサトウキビを買ってきてくれました(親もちょっと変わってます)。 せっかくなので、これでシュガーケインジュースを絞ろう! ということになって、ハンドジューサーで試したのですが、サトウキビは硬くていくら力を…

イモムシの安田っち in 北杜市

きょうは6月4日、「虫の日」です。 この日を記念して、あのイモムシハンドブックの著者、安田っち、こと安田守さんが、北杜市のオオムラサキセンターで観察会&講演会を行ってくれました。安田さんは、自由の森学園の元教員。ゲッチョのあとの骨部屋の主で…

ぐうたら流サクランボ収穫術?

まるで宝石のような美しさと、それでいてとても上品な美味しさの無農薬の木なり完熟サクランボを堪能しています。 花の時期、ニホンミツバチが多かったせいか? 今年はサクランボが豊作でした。 果実の中でサクランボは、無農薬栽培でも比較的栽培しやすい果…

とりあえず、「モバイルキッチン」をつくる

相変わらず、ギリギリの日々が続いています。 あ、でも、「ギリギリ」というのはどうにか「ギリギリ」間に合った、というときに使う言葉だから、間に合わなかったけれども、かろうじてどうにかなった日々、というのが正確なところです。 こどもたちがたくさ…