田んぼとお米
■トンボの羽化と土用干し■2022年8月2日出穂前、草取りに行ったら、未熟色である茶色のイトトンボがたくさん稲に止まっていた。去年もそうだったのだけれど、今年もアキアカネよりもひと足早く、まずはホソミオツネン(イトトンボ)が羽化した模様。しかし抜け…
(一年に一回のことで、忘れてしまうので覚え書き。ところで、虫草農園で使っているトラクターは、約50年前の2駆のトラクターでジャイロや水平機能などのついていないものなので、高性能なトラクターやドライブハローを使用している場合はこんな小技は必要は…
2021年11月8日の午後、藁切り機の修理が終わり、周囲の田んぼから遅れに遅れながらも、やっとワラ切りができました(周囲はコンバインなので、稲刈りと同時に藁切りも終わり、すでにどこも耕転済み)。 でも、前回のオイル交換日は11月17日と書かれていたので…
八ヶ岳と鎮守の森に見守られながら、今年もどうにか田植えを終えることができました。このあと補植と(終わりのない)草取りが待ち構えているのですが、田植えが終わるとなんとなくひと安心。田植えは一年に一回なわけですが、最近は1年たつといろいろなこと…
「①稲の栽培備忘録(毎年情報追加のこと) 浸種から催芽まで タネもみを何グラム水に浸けるか?」の続きです。最初から読みたい方はこちらをクリックして下さい。量は少しなのですが、広島の秦さんからいただいたハッピーチルドレンという名前のバスマティ系香…
稲のタネまきのことについて、一年前のことなのに、見事なくらいにいろいろ忘れてしまうので書き留めておくことにしました……。■いつどれだけの量を温湯消毒し、水に浸けるか。これが結構、重要。2023年は、4月17日に種モミを日干しし(できれば9%まで乾かし…
羽根先の赤紋が美しいミヤマアカネがすっかり成熟色になったというのに、まだ、わが家は稲刈りができていませんでした。 田んぼの水が引かないのです。この状態だと、稲刈り機(バインダー)が使えず、稲刈り機を使わない手刈りだと、機械でやれば1時間で終わ…
収穫したお米の軽量、これまでは体重計に∩型の台を載せ、表示部が隠れないようにした状態でハーベスタ袋を載せて測っていたのですが、こいつはかなり便利です。 吊り下げ式デジタル重量計 体重計だと、ハカリのあるところまでハーベスタ袋を移動しないといけ…
今年も稲がたわわにタネをつけてくれる季節を迎えることができました。ああ、ありがたい。 数日前のことですが、ハサガケしたお米の乾燥具合を測ってみたら、天日干しをしたのは前日だというのに、日当たりのいいとこはもうすでに15%台。美味しいお米を収穫…
育苗作業はどこまで手を抜いても大丈夫か? そのあたりの検証も兼ねた、ぐうたら備忘録、「水稲の育苗の備忘録1」からの続きです。 備忘録1では、種モミの温湯消毒から浸種までを紹介しました。備忘録2では、クーラーボックスを使った催芽などを紹介させ…
なんだかこのところ備忘録ばかりでお恥ずかしいのですが、百姓にはやることがいろいろあって、一年もたつとすっかり忘れてしまうので、来年以降にまごつかないように、それと人から尋ねられたときに困らないように、水稲育苗の備忘録を記しておきたいと思い…
きのう、やっと田んぼにワラをまくことができて、これで田んぼ仕事はひと区切りがつきました。 書きたいことはたくさんあるのに、それ以上にやりたいことがたくさんあって、二か月近くもブログの更新が滞ってしまいました。もしも、楽しみにして見に来てくれ…
きょうの午前中、どうにか田植えが終わりました。7畝だから小さな田んぼなのですが、でも、このくらいの量がわが家にはちょうどいい感じ。家族が1年間食べる分のお米と、お味噌用の米麹の分、それにうまくすると大人用甘酒の分くらいのお米を手にすること…
「ヤバイよなぁ、最近は一年前のこととかも、思い出せなくなってるんだよなぁ」などと、ひとりごとを唱えながら去年やった塩水選をしていたら、近くにいたさとみさんに「それは昔から……」と冷たく言い放たれたのでした。そんなわけで来年のためにお米づくり…
以前から欲しいと思っていたお米や麦の水分を測定することのできる水分測定器(米名人)をキヨブタ(いまや死語?)したのでした。 無農薬、手除草、ハサガケをして天日干ししているのに、除草剤&人工乾燥で作っているお米の方がどうして美味しいのだろう?と思…
先日来紹介している株間除草道具の話の続きです(先日の紹介記事はこちら)。 針金ハンガー型の除草道具が良かったのですが、欠点は抜けた草たちが刃に引っかかってしまうこと。それを解決するアイデアを五風十雨農場の向山さんから教えていただきました。なん…
もっと細くて、しっかり刃がついていれば、草が引っかからないのではないか?と思い、自動車のワイパーゴムのベース材として使われているステンレスの細板で作りなおしてみました(写真左)。 刃が鋭利な内は良かったのですが、少ししたらやっぱり引っかかって…
無農薬でイネを育ててみてわかったこと……それは「田植え」よりも、「草取り」の方がはるかに大変だ!ということでした。 殺虫剤も、除草剤も使わないで作ったお米は、普通に流通しているお米と比べるとかなり高いのだけれど、それでもあの労力の違いを考える…
この秋はいろいろありましたが、どうにかきょう、稲刈りが終わりました。 とはいえかなりの部分は娘が刈ってくれました。 バインダーというひと昔前の機械を使って刈りました。調子がいいときには「ガチャン」という音とともに稲藁が結束されて放り出される…
私はどうにもケチな性格なので、お金を払って遊園地やゴルフ場、それにゲームセンターなどで遊ばせてもらうのが、どうも苦手です。だったら、モートンイトトンボが飛び交う田んぼで、田植えをしていた方が10倍くらい楽しいんだけどなぁ、なんて思ってしまい…
↑これが「田車」、人力による除草のための道具です。古い道具ですが、なかなか良く出来ています。「田押し車」と言う地方もあるので、押して使うのだろう……と思っていたのだけれど、先端のフロート部分のうしろに刃のような部分が付いているのです。 稲と稲…
きょう、田植えが終わりました。長井さんと久松さん、それにウチ、三家族で一枚の田んぼをやっています。冬も水を落とさない冬水田んぼです。 昨年収穫した稲穂からお米をはず、それを苗代(なえしろ)に播きます。苗が成長するまでの間、草取りをしたり、植え…
運がいいことに、私たちが借りている田んぼは、流川という南アルプスの清水の最上流部にあります。ありがたいことに、その田んぼより上には田んぼや畑はありません。人家もほとんどないし、だから、上から農薬や除草剤が流れ込むことはほとんどないのです。…