Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

買ってはいけない? 「廃油ストーブ」

天ぷら廃油のメーリングリストで廃油ストーブのことが話題になっているので、我が家にある廃油ストーブを紹介させていただきます。 とは言ってもこれは私が作ったものではなくて、田舎暮らしを楽しむ先輩である「なかしまさん(本職は、こだわりの蕎麦屋? そ…

図解おいしいパンの焼き方(石積み式石窯編)

材料の用意が終われば、あとは30分もあれば製作可能な石積み式・いい加減・石窯の使い方です。作り方に関しては、石釜のつくり方編1と作り方編2を、参考にしてください。 今回焼いたパンは、(今年は小麦の出来が悪かったので)小麦粉500gに対して裏山で拾…

田舎の隠れ家食堂

「東京では手に入りにくい八ヶ岳らしい食材を!」ということで、「ミョウガの白い花」だとか「赤と緑の香りの異なる二種類のルバーブの茎」だとか「ウコギの徒長枝についた太った芽」それに「サンショの未熟果」……、ヘンテコリンなものばかり持って行ったの…

10月のトマト

トマトが一番おいしい季節をご存知ですか? 夏だと思うでしょう! 育てたことのある人はご存知かもしれませんね。トマトが一番おいしいのは、「10月」だと思うのです。霜がおりる少し前のトマト、これが一番おいしい……これは近くのトマト農家の嘉山さんとも…

買ってはいけない? 「ワンウェイバルブ」

天ぷら廃油(WVO)のメーリングリストで、ワンウエイバルブはどうやって手に入れたらいいか? という質問があったので、私が以前作った「かなりインチキ臭いヤツ」をここで紹介させていただきます。 必要な材料は、適当なホースエンド(タケノコジョイント)…

駐車場にベレGのいる学園祭

普通、高校生の娘の学園祭に親は行かない、と思うのだけれど、なぜか娘の学校では親が学園祭を見に行くのが極普通のことだったりします。そんなわけで私たちも自由の森学園の学園祭に行って来ました。 で、普通、私学の学校駐車場には、最新の国産高級セダン…

栗三昧

↑スイートポテトの栗バージョン。スイートマロン? 今年唯一、良く出来た小麦、秦さんからタネをいただいたチベット奥地で見つかった黒小麦(注:チベットではなく雲南省です、と秦さんよりコメントいただきました。ありがとうございます)を全粒粉で挽いて、…

天ぷら廃油の濾過装置

我が家のポンコツジープ(77年式J36)は、天ぷら廃油を燃料として走っています。燃料を暖める装置を自作することで、植物油をベースに精製したBDF(バイオディーゼルフューエル)と異なり、ストレートの天ぷら廃油(SVO)を燃料としています。熱交換器を自…

追い炊き可能な石積み式石窯(作り方編2)

30分で組み立てられる「石積み式・いい加減・石窯」(作り方編1)の続きです。当初、使っていたのは上の写真のような石窯でした。平屋です。火床で焚き火をして石を加熱し、その後、火を掻き出して、そこにパンを入れて焼く、というもの。ただしこのタイプだ…

簡単だけど意外と高性能な石積み式石釜の作り方編1

材料さえ用意できていれば、ほんの30分で作れてしまうという、かなりいい加減だけど、でも意外と高性能な石釜です。当初、本格的な石窯を作る前のプロトタイプとして実験的に作ったのですが、これが意外と使い勝手が良くて、改良を重ねているうちに性能もあ…

父と暮らせば

井上ひさしの「父と暮らせば」は、明るい暖かな光と、冷たい青い光、その間を白くて静かで優しい光があふれる、心の中の光の色のお話である。 板の間に太陽の光が当たると、それが反射してふたりの顔を下から照らす。ところが突然、太陽の光は雲に遮られ、部…

断捨羅ない選択 「一斗缶で遊ぶ」?

モノをため込まず、いさぎよく捨てて、少ないもので気持ちよく暮らす「断捨離」という(片付け術の)本が売れているそうです。でもどうも、我が家の生活はこれの逆、断捨れない生活が続いています。モノやコトに執着し、廃車や廃材、それに粗大ゴミなどのガラ…

吉野川の黒いインゲンと、白州の水、そして栗……。

「銀ぶろう」と呼ばれる黒いインゲン豆が、高知、大豊町の吉野川北岸地域で、大切に栽培されてきました。この豆はツヤのある見事な黒で、光線の具合によっては銀色に光って見えます。これが「銀ぶろう」のいわれだそうです。何年か前、この美しい豆のタネを…