Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


自給的な暮らしのジレンマ「効率と危険性」薪づくりに(ガードなしの)テーブルソーを使ってしまっています。

あまりに危険すぎてオススメできる方法ではないけれど、ウチでは、細めの薪の切断にテーブルソーを使っています。

モッタイナイから細い枝も薪に使いたい、というのと同時に、これくらいの細い薪がないと、「火は上から下へ」の炊き方ができないのです。
薪ストーブの燃費が驚くほど良くなる「火は上から下へ」はコチラを参考にしてください。

上に重ねた白い切り口の薪がテーブルソーで切った薪。燃費良くストーブを焚くためには、さまざまな種類の薪があると良かったりします。



もうひとつは、薪をつくるのに、極力、化石燃料を使いたくない、ということがあります。テーブルソーは電気なので、昼間、ソーラーパネルに日があたっている時間帯に作業を行えば、化石燃料原発を使って発電している電力会社からの電気を使わずにすみます。
危険度は高いのですが、テーブルソーだと15分くらいで、一輪車三杯分くらいの粗朶(そだ)をつくることができます。が、もしも、手を巻き込んだりすると一生分のつけを払うことになります。そんなこともあってオススメしません。
もしも使う場合は十二分に注意の上、使ってください。

危険に輪をかけるようにして、テーブルソーを傾斜させて使っています(足の下にレンガが置かれているのが写真で分かるでしょうか?) 切った粗朶が一輪車に自然に落ちるようにしているのですが、小枝が引っかかって落ちないこともあり、そんなときにふと、引っかかった枝に手を伸ばそうしたしたときが危険です。引っかかってしまった時は面倒でも必ず、モーターの回転を止めてから行うようにしています。



寒いからと言ってマフラーを巻いた状態で(回転系工具を使った)作業をしたりするのはやめたほうがいいです。巻き込まれると回転工具は巻かれている根本、つまり、マフラーの場合は首に向かって巻き取られます。(ときどき、オシャレ系YouTubeでマフラーを垂らしながら回転系工具を使っているのを目にし、恐ろしくなります)。

マフラーもそうですが、気をつけたいのは髪の毛。
肩まで届くような髪の毛は、数本巻き込まれただけで回転工具を持っていかれます。
コードレスグラインダーが普及し、顔や頭の近くで使う時には十分注意してほしいです。

電気のコードを肩に担いでいるのは正解だけど、シャツの裾がちょっと心配。突然、風が吹いてきて丸ノコの刃に絡むと、丸ノコは体めがけて突撃してきます。


賛否両論ありますが、私は回転系工具を使うときには手袋(特に軍手)をしません。
ダブダブの服、あるいはシャツをズボンから出した状態での作業、特に丸ノコが危険です。娘に、「オッサン臭い」と言われようとも、丸ノコを使うときには、シャツの裾をズボンの中に入れて作業しています。



百姓は健康な体がなによりも大切な資本。末永く、百姓暮らしを楽しむために、そのあたりに関しても、かなり臆病だったりします。