Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


2020-01-01から1年間の記事一覧

「小屋大全」がおもしろい!

「小屋大全」の西野弘章さんが訪ねてきてくれたのでした。いやぁ、小屋大全も面白いのだけれど、西野さんも素敵な方でした。初めてお会いしたのに初めてとは思えないほどいろいろなことが分かり合える、というか似たようなことをやってきているので、なにか…

種苗法改正に関しての追加情報です。

鹿児島の小岩さんから、品種登録された品種を検索できるサイトがあることを教えていただきました。ありがとうございます。 品種登録迅速化総合電子化システム 和名で検索できるので農水省のサイトと比べるととっても便利です。ところが、このサイトを使って…

無農薬でお米づくりをしている人を励ましてくれる虫の本、あり〼。

今年の新米も思いのほか美味しかったのですが、でも、今年のお米づくりは大失敗でした。収量はたぶん例年の4分の1程度。 初期の頃にヒエが大量に発生してしまったので深水で管理したのですが、深水にしたら草取りをしなくてもヒエが弱っていくことに驚き、ホ…

種苗法改正案とこぼれ種

このところ、ありがたいことに、散歩のたびにカボチャの数が増えています。強い霜が何度か降り、草が枯れ、草葉の陰に隠れるようにして実っていたカボチャたちが発見される季節になったのでした。 虫草農園では、生ゴミ堆肥を愛用しているので、カボチャが圃…

農作業道具の必須アイテム「風呂イス」……、の塗装。

渋滞がなくなった真夜中の首都高、八丁堀の出版社から横浜の自宅まで何分で帰れるか? なんていうのを楽しみに仕事をしていた頃がありました。愛車は1963年式という当時でもかなりオンボロなスポーツカー。走っている最中に全電源喪失なんていう恐ろしいこと…

スズメバチの習性とヒトの勘違い

できればスズメバチも殺したくはないのです。でも、相手がオオスズメバチの場合、放置しておくとニホンミツバチの群は皆殺しにされてしまうことがあります。 ハチの数の多い元気な巣は匂い付けのための偵察バチが来た際、蜂球を作って熱殺することが可能だっ…

ドゥーパ10月号が発売されています。かなり面白いです。

久しぶりの雨の一日、楽しみにしていた雑誌をやっと開くことができました。ドゥーパの10月号です。届いたときにパラパラっと見たのだけれど、見るページ見るページがかなり面白そうだったのでしっかり時間のとれるときを楽しみにとっておいていたのでした。 …

アカボシゴマダラの急拡散

30m先を飛んでいるモンシロチョウとツマキチョウのメスを見分ける自信はあるのに(実は飛び方が微妙に違う)、5mくらいの至近距離を飛んでいたアサギマダラだと思っていた蝶が、近くの葉に止まったら、アカボシゴマダラだったことにショックを受けています…

停電のときに電気自動車(あるいは満タンのガソリン車)を蓄電池(あるいは発電機)として使う方法。

伊勢湾台風以来という大型の台風が近づいている地域があるので、急ぎ、情報をアップします。電気自動車(以下EV)があって、屋根に太陽光発電が載っている人は(ガソリン車でも満タンならしばらくは)、停電をある程度、凌ぐことができます。電気自動車に乗って…

蜂蜜泥棒の羽化

「おうまがこく」というのをご存知でしょうか? 夕方、黄昏れて、あたりが薄暗くなってきた頃のことで、「逢魔が刻」と書きます。 自然の中で暮らしていると、黄昏れの頃のことを「逢魔が刻」と表現したくなる気持ちが実感できることがあるのでした。 そんな…

(覚書) 切る予定のオオブタクサは8月中旬までに切り倒すこと!

この時期になると、草はみるみる成長し、ヒトの背丈よりも高くなってしまった草たちを刈り払うこともあったりします。 ⇧この状態でこのオオブタクサは草丈は3~4mくらい。枝先を少し残して側枝を落とすと、高所の蜘蛛の巣を取り払う棒として軽くて便利な…

ニホンミツバチの採蜜 虫草農園流

「了解! じゃあ、今度そのあたりの詳しいところ、ブログに書くね」とかなんとか調子のいいことを言っておきながら全然書けてないわたなべです。すみません。ゴメンナサイ。ということで今回は取り急ぎ、ニホンミツバチの採蜜、虫草農園流について書きます。…

任意の電流値で充電可能な中国製のEV充電ケーブル、晴れ時々曇りに対応していました!

晴れました!エネルギーペイバックが終わった中古の太陽光パネルを使い、格安パワコンの停電モードを流用して中継バッテリーなしで、中古の電気自動車を充電して走らせよう! というプロジェクトで唯一、問題だったのが晴れ時々曇り対策でした。中継に別のバ…

「命の選別」をタブーにしてしまっていていいのだろうか?

大西つねきさんのこと。講演会の会費が高かったりでお金に対する考え方でもなんだかちょっと違うなぁ、と思うところ(お金の量と幸福感とは必ずしも比例しないのだから、なるべくお金を使わずに幸せになる方法を選択し時間の収奪を抑えた方が社会を変える上で…

「車庫の屋根に載せた中古ソーラーパネルで中古電気自動車を充電し走らせる方法」を紹介したドゥーパの8月号発売になりました。

「車庫の屋根に中古のソーラーパネルを貼って(中継用にバッテリーや専用のインバーターを介すことなく)パワコンの停電モードを(インバーターとして)使って中古の電気自動車を充電し走らせる方法」を紹介したドゥーパ8月号が発売になりました。 ⇧本文ネームも…

蛇との遭遇(写真なしだけど一応検索可能な記録として)

■きょう2020年6月30日の出来事■ かみさんが作業場で出荷作業をしていたら、PORメタルレディの取説フォルダーの引き出しの中にヘビを発見。大蛇と言ってもいいのではないかというくらい、全長2mオーバーのぶっといアオダイショウでした。 壁との隙間に逃げ…

通路に出たこぼれ種発芽の作物たちは移植するのが正解!

今年は乗用草刈機の通れる幅でウネをつくったのでまっすぐのウネを作った畑は比較的楽に管理ができています。 左寄りにあるのはゴミとして捨てられていた廃材で作った生ゴミコンポスト。 問題は、こぼれ種を尊重してしまった畑。直線のウネばかりでは美しく…

タモギタケが発生! 美味しい上に、アンチエイジング効果もあるらしい。

ミズキの樹液に朱色のコロニーをつくるファフィア酵母とか、あるいは落ち葉の間から顔を出したムラサキシメジとか、菌類には、自然の色とは思えないような派手な発色のものがいるけれども、この時期に発生してくれるタモギタケもそのひとつ。茶色が基調の雑…

刈草を使った腐葉土のつくり方。

刈り草を集めて作る腐葉土づくりと、生ゴミを発酵させてつくる生ゴミ堆肥とは分けて考える、というのがいいように思っています。刈り草だけの発酵であれば、水分量もそれほどあがらないので、嫌な臭いが出たり、ミズアブの幼虫(=ウジ虫)が発生したりすると…

③水稲の栽培(毎年更新) 育苗から田植えまでの覚書

八ヶ岳と鎮守の森に見守られながら、今年もどうにか田植えを終えることができました。このあと補植と(終わりのない)草取りが待ち構えているのですが、田植えが終わるとなんとなくひと安心。田植えは一年に一回なわけですが、最近は1年たつといろいろなこと…

②水稲栽培の備忘録(毎年更新) (選別脱粒→催芽→播種→出芽→緑化)

「①稲の栽培備忘録(毎年情報追加のこと) 浸種から催芽まで タネもみを何グラム水に浸けるか?」の続きです。最初から読みたい方はこちらをクリックして下さい。量は少しなのですが、広島の秦さんからいただいたハッピーチルドレンという名前のバスマティ系香…

2020年、春

ウメとアンスは終わってしまったけれど、いまは、サクラとモモが満期。そして野良坊菜の最盛期。 この季節が巡ってくるたび、毎年、いまが最高! と言っていたのだけれど、今年は、言えません。 それでも季節の進行により、今年もいつものように田んぼの準備…

煙突ボックスの補修2

補修工事の途中で煙突が崩壊し、下敷きになって死んでしまったのではないか? と心配している人もいるかも知れないので「煙突ボックス補修1」の続きを紹介します。まだ、どうにか生きてます。 ⇧なんだかブカブカする、ということで表面のサイディングを剥が…

電動軽トラ(ミニキャブミーブ・トラック)の亀マークから満充電までに必要な電力量の測定

ISOLAの有安さんから、電動軽トラの駆動用電池が空の状態から、満充電までどのくらいのkwh入るのか、機会があったら測定してみて欲しいとの依頼があったので、測定してみました。一番大変だったのは、電池を使い切ることでした。ガソリン自動車のように携…

トイレットペーパー、怖い!

⇧我が家のトイレにも一応トイレットペーパー、あることはあります。 ・ ・ 我々日本人はね、「紙でお尻を拭くから、ないと困るんだよ」ってインドで言ったら、「ウンコを紙で尻にこすりつけて始末するのか? なんと不潔な!」と笑われてしまいました。インド…

縁の下の力持ちの補強

明日(24日)の0時33分が今冬最後の新月。そんなわけで、きょうは煙突ボックスの補修を中断して、朝から新月伐採の予定だったのでした。ところが猛烈な強風。以前、伐採の際の突風で大失敗をしているので、今年は2月の新月伐採をあきらめ、煙突ボックスの他に…

煙突ボックス補修、途中経過1

実は構造材がウエハースだった煙突ボックスの補修の途中経過です。剛性に優れたボックス形状をしてはいるのですが、東側は薪ストーブがあるので開口しているし、北側と西側の半分は構造材がウエハース状態で、内壁の石膏ボードでかろうじて建っている、とい…

薪を節約する薪ストーブの焚き方と火かき棒

ウエハースだった煙突ボックスの補修のことばかりだと、気が滅入るので、脱線して薪ストーブ用の道具を作ったりして気を紛らわせていたりします。で、今回作ったのはこれ。火かき棒。 トングも便利なのですが、トングとは別に火かき棒があると、薪ストーブの…

実はウエハースだった煙突ボックス

コロナウイルスが怖いから、というわけでもないのですが、家の敷地からほとんどでない引き籠もり生活をしています。でもこのところは毎日毎日、刺激的なできごとがいろいろあって、それらに驚いたり楽しんだりしているのですが、でも、歳とともに時間の流れ…

立春

冬は極まり、そこかしこに春の気配が漂い始めました。しかも、今年は暖冬。2月だというのにオオイヌノフグリが満開で咲きはじめ、暖かさに誘われたニホンミツバチが、吸蜜に訪れていました。 かと思えば、娘がドアもないオープンカーの掃除をはじめました。…