Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の雨があがりました……。

秋の雨があがりました。朝、窓をあけたら、美しく黄色く色づいたエノキがすぐ目の前にありました。その奥、甲府盆地の方から、谷の間を雲が次々とあがってきます。なんて、美しいのだろう……。 いまはもう、慣れ親しんだ風景だけど、ここに移って来た当初は、…

小麦のタネまきと、センスオブワンダー

午前中、雨が本格的に降り出す前にあわてて、麦のタネまきをしました。去年まではお風呂に漬け込む「風呂湯浸水法」(古くからの消毒方法として知られています)だったのですが、今年は時間がなかったこともあって、「温湯浸水法」を採用しました。 55度Cのお…

なんとも美しいロケットストーブが出現、版築とロケットストーブの融合1

ロケットストーブは燃焼効率に優れ、しかも熱交換部をベンチや床下など低い位置に設定できるので効率的でもあり、燃料も焚き口に立てておくだけでオートマティカリーに供給されるし、燃費も良くてカーボンニュートラルだから地球にも優しい……のだけれども、…

原発を緊急冷却できなかった理由

何日か前に、鉄の造形作家である上野玄起さんの講演会があり、参加させていただきました。鉄工所の職人の元で修行されたいた若い頃の話や、鉄の溶接の話、特に開先(かいさき)を切って厚モノを溶接することの難しさ(内部にスラグを残さないように溶接すること…

キノコのプリザーブ(オイル漬け)

ヒラタケ、マイタケ、なめこ、シイタケに続いてクリタケも顔を出し始めました。昨年まではナメコなどの乾燥保存ができないキノコは水煮にした状態で冷凍保存していたのですが、311をきっかけに冷凍庫の使用をやめたので、今年は常温保存できるビン詰めのプリ…

田んぼに稲霊(いなだま)が来てくれました。

運がいいことに、私たちが借りている田んぼは、流川という南アルプスの清水の最上流部にあります。ありがたいことに、その田んぼより上には田んぼや畑はありません。人家もほとんどないし、だから、上から農薬や除草剤が流れ込むことはほとんどないのです。…

きのこをおいしくいただくために……。

雑木林の中、落ち葉の間から、今年もマイタケが顔を出してくれました。いつもの年だと、舞いあがるほどにうれしいことなのですが、今年は手放しで喜ぶことができず、それがなんとも残念です。でも、福島で農的な暮らしをしていた人たちは、この何倍も、いや…

秋の雨の畑のトルティーヤ

雨の日の畑の見まわりが好きです。植物たちはこのときとばかりに元気にいきいき、背伸びをするかのように成長していて、雨の日の畑で収穫した野菜が一番美味しいような気がします。緑の草たちの中で、フリルレッドという種類の海草のようなサラダマスタード…

アースバックハウス、その笑顔の秘密

写真と原稿を載せた「宅ふぁいる便」の送信ボタンをクリックしたその5分後、ジープに天ぷら廃油を給油し、安曇野を目指していました。なんでこんなにも……恋しいくらいに魅せられてしまうのでしょうか? なんともそれが不思議なのです。 安曇野=シャンティク…

そで口の秋

コスモスが咲き乱れ、その間を少しせわしない感じでヒメアカタテハが飛んでいます。白州はすっかり秋。林の中にマイタケを見つけ、夢中で収穫していたら、こんなそで口になっていました。 ヘクソカズラだとか、オオイヌノフグリだとか、植物の和名には不名誉…

命のめぐる堆肥小屋

コンポストのことを、「命がめぐる堆肥小屋」と表現したのは、パーマカルチャーデザイナーの四井真治さんですが、ウチにも「命のめぐる堆肥場」あります。 写真は、その堆肥場からの今年の収穫物。今年も色とりどり、形もさまざまなカボチャが収穫できました…

もりカフェ Final?

↑森の中に突然あらわれる、新しい未来へのとびら? (写真をクリックすると、大きくなります)。 ↑幸せ・たくさんなひだまり、こもれび。 ↑糸つむぎの実演、そして緑色の綿のタネを配ってくれた、きつつき工房さん。森の中に静かで豊かな時間が流れていました。…

明日は、最後の「もりカフェ」……。

希野ちゃんからもらったメールをコピペします。 今年も森カフェなんとか開催できそうです。どうぞよろしくお願いします。 今年で、もりカフェは最後になると思います。いろんな理由がありますが、最大の理由は震災後のイベントの意味が変わったということで…