Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


10月8日頃「自給知足がおもしろい」という本が発売されます。

朝、目を覚まし窓の外を眺めて、息をのみました。
遠くには雪を冠った南アルプスの山々、手前には黄緑や淡い萌木色がグラデーションで広がる山肌。
見渡す限り家はなく、ウスバシロチョウが妖精のようにふわり、ふわりと舞っています。

「こんなに美しい山里に移住はしたものの、果たして本当にやっていけるのだろうか?」
「この景色にも関わらず過疎が進むということは、どこかに大きな落とし穴が隠れているのではないか?」

――そんな不安とともに始まった田舎暮らしでした。

けれど結局、ちょっとつまづくことはあっても、落とし穴はありませんでした。
それどころか、想像以上に刺激的で楽しい日々が待っていて、あっという間に時間が過ぎていきました。
そうして少しずつ、自然と共に生きるための知恵やコツも身についてきたように思います。

そんな中、自給的な暮らしの楽しみやアイデアを綴った『dopa』での5年間の連載をベースに、本を書かせてもらいました。

移住当初は何かと忙しく、収入は激減。
にもかかわらず、一番の心配ごとだった経済的な不安はなぜ消えていったのか?

完璧な自給自足をいきなり目指すのではなく、「少しずつ自給率を高めていく」という過程そのものにある「おもしろさ」。
お金に依存しすぎない生活がもたらす、精神衛生効果――。
今度の本では、そんな私たち虫草家族の実践的な試行錯誤を紹介しています。

例えば──
中古のソーラーパネルと中古の電気軽自動車を組み合わせることで、ガソリン代をゼロ円にする方法。
里山の手入れや薪集め、あるいは薪ストーブをつかった料理のおもしろさとおいしさ。
きのこや菌類、米麹など微生物との付き合い方。
自作コンポスト図鑑や虫草農法と称する「ぐうたら農」のこと、などなど。

2025年10月8日ごろ発売予定で定価は税込2,420円です。

Amazonでも予約がはじまっていますが、

自給知足がおもしろい

自給知足がおもしろい

Amazon

虫草農園のSTORESでも販売します。
(送料無料、ご希望があればサイン入りのチラシなども添えてお送りします)

musikusa.stores.jp

虫草農園STORESからご購入いただいた方には、思いを書いた「イラストしおり」をお付けしています。イラストはコピーですが、サインは直筆です。

虫草農園STORES

よろしくお願いしまーす。

#自給知足
#虫草農園
#わたなべあきひこ
#自給知足がおもしろい
#山里暮らし