ユーザー車検の不合格項目で意外と多いのが「前照灯」。光軸が狂ってしまっていることと共に、光量不足というケースもあります。
最近のクルマはヘッドライト(のカバー)がプラスチック製なので、時間の経過とともに曇ってきてしまい、ヘッドライトの光量が落ちてしまいそれによって、不合格になってしまうこともある、とのことで車検前にヘッドライトカバーを磨きました。
⬆まずは2000番程度の細かな耐水ペーパーに水をつけながら磨きます。
最初からコンパウンドで磨いてもいいのですが、曇りが酷い場合は、耐水ペーパーから始めたほうが、効率的だったりします。
また、耐水ペーパー(サンドペーパー)は適当なサイズに切り、発泡スチロールでつくった当板に巻いて使うと使いやすいです。平面には木材のような硬めの素材、ヘッドライトカバーのような曲面には発泡スチロールのような柔らかな板を当板につかうと使いやすいと思います。
⬆その後、研磨剤を使い磨きます。手で磨いてもいいのですが、ウチにはなぜかバフ用の電動ポリッシャーがあるので、それを使いました(「自家塗」などと呼ばれ、昔は自動車の塗装も自分でやる人もいたりしました)。ハンドグラインダーなどをポリッシャーとして流用する場合は回転数に注意して下さい。あまり速いと、摩擦熱でプラスチックは溶けてしまいます(経験済み)。インパクトドライバーのような回転数の調整が可能なものの方が安全です。
コンパウンドはこれまた昔、オールペンを自分でやった時に使っていた塗料の仕上げ磨き用を使いましたが、ピカールや研磨剤入りワックスなどでもいいかと思います。昔は歯磨き粉などを使ったりもしましたが、いまや粉タイプの歯磨き粉の方が珍しいかもしれません。最近では、ヘッドライトカバー専用のコンパウンドなどというのも市販されているようです。使ったことないけど……。
施工前の写真を撮り忘れたのですが、かなり曇っていたのですが、普通のコンパウンドでも、10分ほどの作業でここまでクリアーになりました。おかげでヘッドライトは一発合格。
でも、暖色系で対向車を眩惑しないシールドビームとまでは言わないけれど、規格品のハロゲン丸目にして、ヘッドライトカバーくらいガラスにして欲しいよなぁ、などと思うのはオールドタイマーな人間だけなのだろうか?
ちなみに旧車で光量が足りない場合は、充電レギュレターのリレー接点にチューイングガムの銀紙などを挟んで電圧をあげ、クリアしていたりしました。外し忘れて、バッテリーを沸騰させたりもしたけど。
で、車検はどうだったかというと、ヘッドライトは一発合格だったけれど、テールランプで落ちてしまいました。割れていたテールランプをセロテープで補修していたのですが、それが見つかってしまって再検。予め用意してあった新品の車検用テールレンズカバーに変更して合格。
この軽トラ、リフトダンプなのですが、構造的な欠陥があり、不用意にダンプさせるとあおりがテールレンズを押してしまってテールレンズが割れてしまうのです。そんなこともあって車検後は、セロテープ補修のテールレンズをエポキシで作り直してそれを装着し、新品は車検用に再び温存。
⬆あまりに汚れていてこのままでは車検官に失礼なので久しぶりに洗車もしました。写真はフロント側を洗ってから、施工前の写真を撮っておこうと途中で気が付き撮ったので、フロントはきれいですがフロントもサイド同様かなり汚れていました。この汚れ、白州町鳥原独特のものとも言われ、サントリーのウイスキー酵母によるもの、という説があるけど本当だろうか?
タイヤも、これまでは使えそうなタイヤをテキトーに組み合わせて使っていたのですが、車検もあることだしと、BSの新品スタッドレスW300を奮発。
最近タイヤはネットショップが安くて、BSのW300の新品(しかも2023年製造)が1本3820円でした。2セット(8本)だと送料無料とのことだったので、友だちと共同購入。
これで雪が降ったときの除雪用4駆軽トラがいつでも出動可能になりました。普段は電動軽トラ(ミニキャブ・ミーブトラック)を愛用しているのですが、2駆なので、除雪車には使えないのです。
これは何年か前の写真。この方式、もっとしっかり積もってからも有効で、かなり効率がいいのです。詳しくはこちら。