Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


脱兎SUNトラックとテスラの電動トラック

昔、CARBOYというちょっと変わった自動車雑誌の編集を手伝わせてもらっていたことがありました。
その頃、近くに白鳥クンというセンスのいい素人チューナーが住んでいて、家が近くだったこともあり、ページに困るとよく面白DIYネタなどを取材させてもらっていました。

彼の特技はなるべくお金をかけずに速いマシンをつくること。
解体屋さんから集めてきたパーツを駆使して、とんでもなく速いサニー(日産の大衆車)をつくったりしていました。

CARBOY誌では当時、富士スピードウェイを貸し切りにして、「CBゼロヨン」というドラッグ風レース(0→400mを走ってタイムを競う)をやっていて、彼の作るマシンは速く、次第に注目されるようになり、スポンサーが付いたりもしました。

マルビ」がトレードマークだった白鳥クンのクルマづくりに金銭的な余裕ができたのですが、にもかかわらず、彼が選んだベース車両は、フェアレディZRX-7などのスポーツカーではなくサニトラだったのでした。しかも、元は土に帰ろうとしていたようなオンボロピックアップトラック。でもこれがその後のサニトラブームのきっかけになった可能性もあります。

 

「羊の皮を被った狼」の多くは、ノーマル風外観ながらもエンジンを他車のモンスターエンジンスワップしていたりするのですが、彼のこだわりからエンジンはオールドサニーに使われていた日産のA型エンジンのまま。ツインカムどころか、カムが1本腰下(クランクシャフトの近く)にあってプッシュロッドでバルブを開閉するという古典的なOHVエンジンです。
これをギリギリまでボア&ストロークアップし、削り出しのフルカウンタークランクやローラーロッカー(このあたりにスポンサーが付いた利点を生かしたわけですが)を組み合わせ、ターボを使わない自然吸気(当時は「メカチューン」と呼んでいました)ながらもゼロヨン12秒台という驚くべき記録を打ち立てたのでした。過給器なしのナチュラルアスピレーション同士で比べるのであれば、ポルシェよりも速いサニトラでした。
しかもエンジンを組んだのは、MFP仲間で女性メカニックである杉村さん。上の写真のGパンの彼女。ちなみにサニトラから顔を出しているのが白鳥クンです。
ということで、そんな昔の懐かしいワンシーンをイーロン・マスクが思い出させてくれました。ネタニヤフに会いに行ってニヤニヤしていたり、なんだかよく分からない人だけど、この宣伝はなかなか洒落てます。


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