Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


リコイルスターターロープの修理

いつも忘れてしまって困るので覚書です。ホンダのロータリーモアのリコイルスターターロープのプレテンションのこと。たぶん、ホンダのサラダ(管理機)などもほぼ同じではないかと思われます。 ロープを通す前にプーリーをあらかじめ何回転、巻いておくか、と…

もうひとつの「外観ノーマル、中身フルチューン」

東京でテレビの収録(テレ東の番組で手づくりキャンパーの審査員をやるとか)で、福岡からの道すがらトミゾーさんが虫草農園に寄ってくれました。偉大なる遠回り、ありがとう! 軽ワンボックスの手づくりキャンパーは、ますます完成度をあげていて、バーとキッ…

「インド式巣箱と巣枠への巣のセット方法」 安曇野の伊藤さんと臼井さんに和蜂の巣枠式飼育を教えていただきました。

安曇野でミツバチの会があり、笛吹市のTomaさんご夫婦と、久しぶりにシャンティクティをお訪ねしました。 やっぱり曲線の建物は美しい! この地の自然にすっかり馴染んでいて、なんともいい感じの佇まいのアースバッグハウスと古畳・積層ハウスでした。屋根…

食べられる雑草の最高峰? スベリヒユ、恐るべし

きょうのお昼は、食事当番だったので、前からやりたかった「スベリヒユ三昧」を試してみました。これが定番。一番のオススメでもあるカラシ醤油和え。 ⇧お塩を少し入れたお鍋で茹で、その後、冷水に浸してから水切りし、カラシ醤油に和えるだけ。スベリヒユ…

アカボシゴマダラとツマグロヒョウモン

出荷している野菜に虫食いが多いためか、口の悪い人からは「虫食い農園」、などとも呼ばれていたりもするようですが、わが家の正しい屋号は「虫草農園」です(いちおう、確認)。で、虫草農園では殺虫剤はもちろん除草剤や殺菌剤などの農薬を使っていないので…

網戸の取り付け

貧乏人であることに間違いはないのですが、でもあまりに見すぼらしいのもカッコ悪いので、「あんまり貧乏人ぽく見えない貧乏人」というのを、密かに目指しています。ということで「エアコンの代わりに」と言ってはなんですが、暑いので、網戸を取り付けるこ…

Old-timer誌161号の付録「ストリートクラシックス」特別編集版(の裏話)

いま発売中のOld-timer誌に、いまから28年前に発行された「ストリートクラシックス」というMOOKの特別編集版という付録が付いています。 いまでは考えられないことだけど、このムックが出た頃は、けっこうまじめに働いていました。引きこもりがちな今の姿し…

森の中にポッカリと現れるエディブルガーデン

写真を探していたら、こんな写真を見つけてしまいました。直線的な畝を作らず、部分的に土を盛り起伏をつけ、道はS字を基本とした柔らかいカーブの連続。 メインテナンス用の踏み石を兼ねて飛び石を配し、目地に苔を入れた延段のようなところもつくったりし…

虫刺されの季節 一番オススメの方法は?

スベリヒユが虫刺されに効く、という記事を最近、目にしました。スベリヒユなら簡単に見つかるので、手軽でいいですね。今度試してみようと思います。虫刺されなどに効く消炎作用のある(と言われている)野草は、この他に、ヨモギ、オオバコ、ドクダミ、カキ…

継箱と巣箱の改良(夕涼み対策と着地場所の変更)

毎日いろいろあって、書き残しておきたいことや忘れないように書いておきたいことがたくさんあるのだけれど、夜になると健康的かつ猛烈な睡魔に襲われ、書きたいことが溜まってしまっています。で、とりあえずは、その日にやったことをなるべくその日のうち…

オウム事件に関しての高村薫の寄稿

党利党略まるだしの選挙制度改革案が強行採決され、まるでショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)が始まってしまったのではないかと思うくらいにいろいろなことが連続的に起こる中、オウム事件に関する高村薫の寄稿が朝日新聞に載っていました。数日前の…

幸せの赤いガムテープ

最近のヒット作は「幸せの赤いガムテープ」です。 家族で畑をやっていると、誰がどこに何を植えたか? 混迷を極めます。カミさんがていねいにタネを播いたところを、娘が翌日、耕うんしてしまう、などという家族内戦争が勃発しかねない事態が発生したりする…

コプリーヌは美味しい!

最近また我が家の食卓に、あらたな自然の恵みが加わりました。コプリーヌことササクレヒトヨタケ。これがコプリーヌの幼菌たち。林立すると、まるでムーミンのニョロニョロみたいだったりします。 堆肥がたくさん漉き込まれた日陰の畑に、ニョロニョロとなぜ…

200円で作れる?蜂球捕獲器とアジャスタブル巣門

なんだかこのところ、ハチの話ばかりでゴメンナサイ!でも、こりずに今回もまた、ミツバチの話です。ゴメン。 ミツバチは巣分かれする際、こども(新女王)ではなく、親(母女王)がこどもに巣を託して家を出ます。「心優しい思いやりある行為」と受け取るこ…

ニホンミツバチ逃亡か?

朝、起きて、その日に着ようと思っていたチノパンに足を通してみたら、大きなかぎ裂き穴があることが判明。寝間着であるスエットパンツをもう一度履くのはなんだかモッタイナイ気がして、パンツ一丁でミシンの前に座り、かぎ裂き穴をアイロンテープで仮止め…

「女王さまゴメン!」の製作と「孫分蜂」

完全に不意をつかれたのでした。やっとこさユンボのエンジンがかかり、さて明後日のオープンデイの準備(とはいっても主には草刈りですが)を、とちょっと焦っていたところで、なんとなんとの「孫分蜂」。 ⇧気がついたら、巣箱のすぐ上のエノキの太枝にできて…

キジとアオダイショウ

周囲はいま、緑一色なのですが、大麦畑だけは別。ナウシカが青い衣をまとって降り立った野のように金色に輝いているのでした。 自然の中で暮らしていると、毎日、驚異なできごとの連続だったりします。きょうも驚きの光景を目にしてしまいました。キジがアオ…

キアシドクガとアゲハモドキ

つい先日まで、ミズキのある林に入ると、カサコソ、カサコソ、風もないのに絶え間なくかすかな音が聞こえていたのでした。これらはミズキを食樹とするとキアシドクガという蛾の幼虫が、木の上から落とした糞が林床の草や地面に当たる音。とにかく今年は猛烈…

耕運機の爪を幸運爪に交換。

「ここまで使い込んだ耕耘爪、初めて見たよ!」と近所の農家の方から呆れられるほどに摩耗し、チビてしまったトラクターの耕耘爪の交換作業をしました。その備忘録です。 はてさて、これ(下の写真)が問題の耕耘爪。黒くて少し曲がった「ネクタイ」のような形…

ユキヤナギとレンギョウの剪定

春一番に花が咲くユキヤナギやレンギョウは、花芽の分化が早いので、剪定をする場合、花が終わったらできるだけ早めに切ってあげるのがいい、と言われています。去年、おととしと剪定ができず大株に生長していたユキヤナギとレンギョウの剪定をしました。 ⇧…

2018年、春

玄関の前のひだまりで、クマバチがテリトリー飛行を開始する季節になりました。 春です。しかも、たけなわ。 実はこの季節、寒冷地であるこのあたりでは、畑に作物がほとんどありません。 でも、大丈夫。山菜やきのこというありがたい味方がいるのです。 ⇧林…

廃タイヤを使った土留めは露天積みのできるアースバッグ?

種モミを温湯消毒し、きのうから水に浸け始めました。いよいよ始まりました。実は農作業が始まる前、冬の内にやっておきたかったこと、というのがいくつかあったのですが、なかなか思うようには進みまないものです。もっとも「土工事」の類は、土が凍ってい…

きのこ(エノキ、ヒラタケ、ナメコなど)の短木(原木)栽培の備忘録

ソメイヨシノが咲く頃になると、菌類も活動を始め、空気中を漂う菌類の数が増えてくるそうです。自然状態に近い、きのこの原木栽培では、他の菌たちが活動を始める前に植菌を終え、ほだ木の中にきのこの菌を蔓延させておくと、他の菌に侵されにくいなどとも…

100円ショップの材料で作れる、それでいて案外、具合のいいコーヒー豆焙煎器の作り方。

きのうは雨、そしてきょうは雪だったので、久しぶりの骨休み、でした。そんなわけで外の雪を見ながら、コーヒーをいただきました。 市販品も含めいくつか試してみたのですが、コーヒー豆の焙煎は、いま、こんな組合せに落ち着いています。 以前にもこれに似…

ディーゼルエンジンを天ぷら廃油で使う一番簡単な方法?

忙しくて急いでいるときに限ってやってしまうのです。天ぷら廃油から軽油への切り替え忘れ。 精製していないストレートの天ぷら廃油を自動車の燃料として使用するためには、儀式がいくつ必要なのですが、そのひとつに、エンジンをストップさせる前に、燃料を…

ヒネクレモノの更生

解体屋さんからいただいてくる廃材の中にはたまに、釘がまったく刺さっていない未使用品、つまりは、新品の材料が含まれていることがあります。「ラッキー」と小さくつぶやいていただいてくるのですが、新品なのになぜ捨てられてしまったのか、それには理由…

単管パイプに木材を固定する方法

毎日、いろいろなことがあって楽しいのです。きのうは今年二回目の味噌づくりをしました。床下の貯蔵庫に潜ってタネ味噌を探していたところ、味噌玉から作ったと記載された味噌瓶を見つけ、味見してみたらそれがとても美味しいのでそれをタネ味噌にしたので…

早春の林からメイプルシロップとウォルナッツシロップを!

窓の外、ちょうど目につくところにカエデの木があるのですが、2月の新月を過ぎる頃、カエデの幹を叩きにアオゲラがやってきます。そしてその穴から樹液が流れ出し、その樹液を吸いにメジロがやってきます。 人もそのオコボレを頂戴しちょこっと舐めさせても…

反対側に倒れたがっている木の倒し方

もうすぐ2月の新月。2月の新月を過ぎた次の日から、森の木々たちは一気に水を吸い上げ始めるような感じがしています。カエデやクルミの木の幹をキツツキが叩き、小さな穴をあけるのですが、新月を過ぎたその翌日からその穴から樹液を流れ始めるのです。そ…

冬のきのこ、天白・花どんこと原木エノキタケ

今年はまだ雪のない白州なのですが、「明日の午後から雪」との天気予報。雪が降るまえに、原木上で大切に自然乾燥させていた花どんこを収穫しておかなければ……と、久しぶりにきのこの林に入ったのでした。 そしたらうれしい光景が! 短木栽培している原木か…