●冬キャベツ(雪中甘藍など)のタネまき。
夏至の頃に行うといい、とのこと(安曇野の吉田さんより)。
大東さん(白州)もその頃に播いて、いい感じに育ったとの報告あり(2023年)。
写真は、即席香取線香、というか焚き火。
廃フライパンに小枝で火を起こし、その上にヨモギの生葉を載せて煙を出す、というもの。
この時期、林の木かげで食事をするときなどに最適。
廃タイヤを使った土留めがその後、どんな感じか? 問い合わせをいただきました。写真を探したついでで、ここでも紹介しておきます。
最終的には7段積み、タイヤの天端は台上の土地とほぼフラットになりました。お陰でこの部分は斜面がなくなり刈払いも楽になりました。
写真の白い花は、カモミール。夏にはイワダレソウやナスタチウムが垂れ下がり、タイヤはほぼ見えなくなり、いい感じになりました。
そして冬枯れのいま、再びタイヤが見えていますが、枯れ草と共に周囲の景観に溶け込み、違和感はあまりありません。
「自給知足な暮らし方」という本に、廃タイヤを積む際の重心の取り方や土の詰め方など、廃タイヤを使った土留めの技術的なことを紹介しています。また、これからのような低成長時代、制度として必要なのは(サーマル)リサイクルではなく、リユースなのではないか? というあたりのことも書きました。地球にやさしい暮らしの参考になればうれしいです。
⬆手前の白い花は、ジャーマンカモミール。奥のブルーは、ヘアリーベッチ。初夏の頃にはヘアリーベッチが旺盛になり、タイヤはほぼ見えなくなりました。
⬆地温度を高く保つことができ、また下側のタイヤのサイドウォール内側に雨水などがたまるためか、レタスなどの生長も普通の路地ものより早い感じでした。
金網と木ネジ(コーススレッド)以外は、ほぼ廃材で作っていたニワトリ小屋がやっとなんとか完成しました。
トリたちは、広くなった居住スペースを楽しそうに探検しています、が、もっと早くに完成の予定が晩秋になってしまったので、夜は寒そう。
日が暮れると産卵室の中に入り、キツネやクマに見つからないように、じーっと息をひそめ寄り添い合って夜を過ごしています。
このニワトリ小屋、材料はほぼ廃材。
金網と木ネジと屋根材以外は、廃パレットを解体した材を多用してつくりました。
木製パレットを小屋の材料として、そのまま使う方法もあるのですが、私のような素人には難易度が高く、手間はかかるけれども、解体して野地板や桟材として使っています。
パレットの解体に、パンタジャッキを使う方法をかなり前、オールドタイマー誌で紹介したことがありました。
が、最近のパレットは上板と下板のスキマが小さな物が多く、「ジャッキが入らないものが多いよね」との指摘があったので、その場合の対処方法を紹介します。
ひとつの方法としてジャッキのセンター部分をグラインダーで切ってシャコタンジャッキにする方法もあるのですが、もっと簡単な方法があります。
ジャッキのアーム部分を差し込んで解体する方法です。
⬆こんな形のクサビ型の木片をガムテープで貼り付けてやれば完璧。でも、こんな小細工なしでもバラすことはできます、が、木片がないと力が集中する部分ができてしまって材が割れてしまうことがあります。
パンタジャッキのアームの部分を使うと、こんな感じで簡単にバラすことができます。
もうひとつのポイントは、パンタジャッキにインパクトドライバーを組み合わせることなのですが、これも昔、ラチェットレンチのソケットを溶接する方法をOT誌で紹介しました。でもいまは、溶接が使えなくても「接続アダプター」なるものがamazonなどで市販されています。
ウッドショック以降、野地板などの値段が高くなっていることもあり、それに、貴重な資源をリユースする上でも廃パレットの活用、楽しいし、お金もかからないし、オススメです。
MOOK本を書くに当たって一番大変だったのは、写真を見つけることでした。その際、意外と重宝したのがブログでした。ブログには単語検索機能があり、写真を探すに当たり、ブログで単語検索すると、その写真が何年の何月に撮影したものだかが分かるのです。それを手がかりにすると、縮小されていない元原を見つけやすいのでした。
ということで日々の出来事をなるべくブログにあげることにしようと思いつつ、きょうまでできずにいたぐうたら人間です。
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このところ強い霜が降りる日があり、ようやく、ハキダメギク、アメリカセンダングサ、クズ、が、霜げてくれました。
いずれは霜げるから、とハキダメギクなどを放置しておくと、強い霜がおりるギリギリまで、かなり旺盛に生育するのでやはり早めに抜いておいたほうが良さそうです。
一方、冬野菜や越冬系のハーブ類は、寒さに強いとはいえ、路地だとかなり傷み、出荷はできないので強い霜にあたり、ダメージを受ける前にハウスに取り込んであげるといいことをここ数年で学習しました。
ビニールトンネルは厳寒期、昼間の早朝との温度差が大き過ぎて、結局はだめになってしまうのでなるべくハウスに入れておいた方がいい、というのがここ何年かでわかったことでもあります。
路地からの掘り上げ。
ハウスないは湿度を保ちやすいためか、意外と根付いてくれます。
ナスタチウムなどは、根っこが出ていなくても、根付いてくれることも多く、少なくともツボミは開花してくれます。
強い霜が降りる前、まだ路地の野菜たちが元気なうちに移植してあげたほうが、いいようではあるのですが、締切仕事と同じで、切羽詰まらないとなかなか取り掛かれないぐうたら人間なのでした。
スペースに余裕があれば、大根なども、ハウス内に穴を掘り活けてあげるのが、鮮度も落ちずいい感じでした。ただし春になってもそのままだと抽苔してしまいます。
まだ、移植したい路地野菜もいくつかありますが、とりあえずはこれで今年の冬も、大雪でハウスがつぶれるようなアクシデントがない限り、なんとか青物野菜類の自給はできそうです。
■2023年7月3日追記■
おかげさまで増刷が決まり、書店をはじめamazonなどにも再び、配本されはじめました。いまはamazonから送料込みで定価(1980円)で購入可能です。ありがとうございます。
よろしくお願いします。
■2023年4月26日追記■
ブログのタイトルの件、八重洲出版にも在庫がないみたいで、町の本屋さん経由の取り寄せはできなくなってしまっているようです。スミマセン。
ただし今回、著者は1000部買取りだったので、ウチ(虫草農園)にはまだまだたくさん在庫があります。
しばらくは送料無料で税込1980円で販売しています(クレジットカードやPayPay、銀行振込、コンビニ払いなどに対応しています)。
よろしくお願いします。
以下は2023年4月20日に書いた記事です。
せっかく多くの方に紹介いただいている、「自給知足な暮らし方」ですが、amazonは在庫切れのままで、クリックできない状態が続いていて、マーケットプレイス(送料有料)に誘導されてしまうようです。(出版社は販売にそんなには熱心ではないみたいだなぁ)。
AIがAIを創るようになると、AIは飛躍的に進化し、知的な仕事はもちろん、今後はクリエイティブな仕事まで、さまざまな仕事がAIに置き換わっていく可能性が高いと思っています(世界的な写真コンテストの最優秀受賞作品が、AIが生成した画像であったり)。
こうしたことにより、知識の詰め込み量をテストを使って競争させることで、管理しやすいヒトをつくりあげるような教育は意味をなさなくなる可能性もあります。
ヒトがAIをじょうずに使いこなすことができれば、ヒトの暮らしを助けてもくれるとも思います。ここまで文明が進んだのだから、毎日のようにお金稼ぎをしなくてもいいのではないか? という思いもあります。
そして、AIにできない唯一のことは、自分たちの暮らしを自分たちでつくって、それを楽しむ、ということ。これからの生き方として、そこにまた面白さも集約されているようにも思うのです。
できることなら、AIはもちろん、自然の生態系などとも共存し、多様性を尊重し、気持ちよく生きることができる平和な社会になるといいなぁ、などと思いつつこの本を書きました。
そんなわけで(売れると印税が入っているわけではないのですが)、多くの人に読んでいただきたいという思いがあります。いー加減でテキトーだけど、組織に属さず、こんなやり方でもヒトは生きていける、ということも知ってもらいたいとも思いました。
小さな字でいろいろな情報を目一杯、詰め込んであります。どこからでも読める構成なので、時間ができた時にゆっくり読んでいいただけるとありがたいです。ありがとうございます。