完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


水稲のタネ蒔きに当たって、タネもみを何グラム水に浸けるか?の備忘録

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稲のタネまきのことについて、今年もまたいろいろ忘れてしまい苦労したので、書き留めておくことにしました。

まずは、水稲のタネ蒔きに当たって、タネもみを何グラム水に浸けるか? です。

一般的には、1反に3~4kgとのこと。
でも虫草農園は、
①田植え機での田植えで、株間を最大値の25センチにしていること。

②1箇所あたりの本数を2~3本と少なめであること。

③個の多様性を重視するため塩水による選別をしないこと、などから、

今年はとりあえず、一般的な蒔き量の半分の1反あたり2kgでやってみることにしました。

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■面積の換算値:1反=10畝=0.1町=300坪=990㎡≒10アールで、

今年お借りできる田んぼは、2か所で、

●(道路の)上の田んぼ 水張り面積280㎡≒0.28反

2000g/反×0.28反=560g よってハッピーチルドレン(長粒の香り米)460g、黒米100gを用意する。

●(道路の)下の田んぼ 水張り面積802㎡≒0.8反

2000g/反×0.8反=1600g よって、コシヒカリを1600g用意する。

ということでやってみようと思っています。

とりあえずこれでやってみて、多かったり少なかったりしたら、
来年以降に調整をする、ということにします。

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⇧種モミの温湯消毒。種モミを入れたときに温度ができるだけ下がらないように一番大きな寸動ナベで、薪ストーブでお湯にしたあと、微調整はガス台を使って行いました。

ところで温湯消毒ですが、60度だと10分、58度の場合は15分など、少しの温度の差で時間がかなり異なり、そのあたりが微妙なようなのですが、温度計によって表示温度にかなりのバラツキがあることが判明。

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⇧写真の温度計は59.2度なのですが、放射温度計だと55度前後。また、バイメタルと思われる温度計(下の写真の真ん中)だと70度付近を示していました。

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⇧3種類のうちで真ん中あたりの表示である手前のデジタル棒温度計を採用。でも、ちょっと不安ではあります。

今年の今後の管理の予定(マハさんの備忘録より転載、ありがとうございます)
稲の浸水はきょう4月8日、催芽は15日、17日は軽く干して、翌日18日(満月前日)に種まき後、薪ストーブの周囲で出芽まで養生。出芽後、ビニールハウス内の育苗場に移動させ、5月28日に田植え(新月6月3日の5日前)。育苗期間中、成長を遅くさせるため、低温管理で徒長防止。というのが今年の予定。

■浸種についての注意事項■
●温度●
・漬ける水は10度以下だと低すぎで、7度以下だと著しく不良(温湯消毒した種もみの場合「積算100℃」は当てはまらず、低温の場合、発芽不良を起こしがちとのこと)。
・逆に13度以上だと高すぎで催芽前に芽が出てしまうものがでて不揃いになってしまう。

●日数●
・6日以下だと吸水不足で出芽が遅れる
・10日以上だと長すぎで発芽力が落ち、死滅する場合もある
よって、最適な浸種は、
11度C~12度Cで、7~9日間
で、我が家の場合は、室内では温度が高すぎで、かと言って、外や作業場では温度が低すぎ、玄関に置くのがちょうどいい感じでした(邪魔だけど、酸欠防止のためのモミを引き上げや水換えを忘れないという点でも良い感じでした)。

(水稲温湯消毒種子、取扱マニュアルより
http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/ss/nkc/04_sibetu/publication/ontousyoudoku.pdf

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苗箱をいくつ用意したらいいか
乾燥したモミの状態のお米を8日くらい浸種すると、うるち米の場合、1.3~1.4倍になる模様(2017年実測)。
よって、苗箱1枚あたり、稚苗の場合で催芽モミ145g(ウチは植えるのを遅めにするので少なめ)だと、催芽モミ145g÷1.35=乾燥モミ107g
中苗の場合だと、水を吸った催芽モミ110g(中間値)÷1.35=乾燥モミ81g
2019年はコシヒカリの乾燥モミを1600g浸種したので、箱は1600g÷107g/箱≒15箱 
黒米は100gだったので、1箱
ハッピーチルドレンは乾燥460gなので、460g÷107g/箱=4.3箱≒4箱
ということで試してみようと思います。

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催芽の準備
催芽はクーラーボックスと熱帯魚用のヒーターを組み合わせて行うと、温度管理が楽で便利。
モミが酸欠にならないように、ときどき袋ごと引き上げて、酸素を供給します。

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⇧黒くて細いナマコのようなものが熱帯魚用のヒーターで、温度設定のボリュームがあって便利。32度にセットしたけれども、それでは少し高くなりすぎるようでした。26度くらいでも水温は30~32度を保てる感じ。

催芽の時間
浸種がうまくいき、催芽を30~32度前後で行うと、20時間程度でモミから突起状の芽が出てきます。なので、あらかじめ時間を読んでから催芽を行うこと。
さもないと、こんなことになります。

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■追記■
なんだ、2017年にも浸種や催芽の備忘録を書いているじゃないか!
(備忘録を書いたことを忘れないようにするためにはどうしたらいいのだろう……)。

水稲の育苗の備忘録1 ・虫草農園流(つまり、かなりいい加減)
http://musikusanouen.hatenadiary.jp/entry/20170409/1491752338