昨春、積んだ廃タイヤによる土留が意外な効果を生んでいます。
厳冬期にもかかわらずタイヤの間に植えたハーブたちが、かろうじてだけど生き残ってくれているのでした。
⇧これはコリアンダー。寒さに強いのは強いのですが、他の場所のものは紅葉してしまっているのですが、タイヤの隙間、タイヤ垣パクチーは緑色で傷みも少ないのでした。
⇧こちらは(クリーピング)タイム。
周囲のリッピア(ヒメイワダレソウ)は、枯れ葉色になってしまっていますが、タイヤの間に植えたタイムは路地でも、この寒さでも(今年は暖冬だけど)紅葉しつつも元気なのでした。
⇧これはラムズイヤー。今の時期、ここまで持ちこたえていてくれれば、春、暖かくなることにはかなりの勢いで繁茂しそうです。
周囲のリッピアも、表面に出ているところは枯れていますが、タイヤ内の土に根を下ろしているものの根っこは、枯死していなくて地温があると再び、復活してくれる可能性があります。
⇧そしてこちらは、畦板(畦畔ブロック)の小端済みの目地に植えたタイム。これもやはり元気。
たとえ廃物利用であっても、タイヤやコンクリートは蓄熱効果に優れ、こうした蓄熱材が寒冷地の宿根植物を助けている、ということを目で実感することができる厳冬期の虫草農園なのでした。
「廃タイヤを使った土留め」の施工に関してはこちらを参考にしてください。