完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


なめこの短木栽培、備忘録

雪ニモマケズ、きょうもキノコのタネ菌打ち。

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きのうに引き続き、きょうも午後からは雪が舞う寒い一日でした。

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⇧これはきのうの夕方。10分くらいであたり一面が真っ白になってしまうような吹き降りでした。それでも手を止めず、作業を続ける虫草農園の農園主(娘)とスタッフさん(連れ合い)。それぐらいにいろいろ、切羽詰まっているのであります。

きょうはナメコ。虫草農園では、なめこは短木栽培という方法で栽培しています。
ホームセンターで売っているなめこのタネ菌は、コマ菌と言って、丸太に穴をあけて打ち込むタイプの菌なのですが、なめこの場合はそれよりも、オガ菌と呼ばれるオガクズ状のタネ菌が適していて、収量も増えるように思います。

なめこのほだ木にはサクラが適しています。
まずは丸太の玉切り。

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⇧樹種はヤマザクラ。長さ15cmを目安にシートの上で切っていきます。シートを敷くのは、この切り粉であるオガクズも使用するから。

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⇧切り口を合わせる必要があるので、ペイントペンで合いマークを打ってから切ります。

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⇧キノコの種菌には、オガ菌、コマ菌、成型菌などがありますが、ナメコの短木栽培ではオガ金を使用します。南アルプス市の富士種菌より1ボトル1100円(税込)で購入しました。
このオガ菌1に、米ぬか2,先ほど切った時に出たサクラのオガクズ4、水4(容積比)の割合で加え、練り合わせます。オガクズの水分が多いときは、水4だとちょっと多すぎる時もあり、握ってみて水がにじみ出てくるくらい、が目安になります。

合いマークを付けた合わせ目に、米ぬかなどを混ぜたオガ菌を盛り込みます。

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⇧周囲がしっかり密着するように、真ん中を少しへこませ、こんな感じに盛り込みます。

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⇧その上に合いマークを合わせ、もう一方のほだ木を重ねます。

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⇧合口にラップを巻いて完成。

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⇧軽トラに載せ、雑木林に運び、菌がしっかりまわり、上下がくっつくようになるくらいまで仮伏せ(シートで覆い水分の多い状態で保管)をします。

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⇧タネ菌1ボトル(1リットル)で60個(30セット)のなめこ栽培用短木ができました。
短木ひとつが約15cmだから、1ボトルで0.15m×60個=約9mの原木が必要、ということになります。

きょうは2ボトルやったので合計120個、約18mのサクラの丸太を使ったことになります。
桜が咲くと、空気中の雑菌の量が急速に増えるので、植菌作業は桜が咲くまでに終えること、などと言われています。
このあと、シイタケ二種類、ひらたけ、えのき、アラゲキクラゲ、ヌメリスギタケ、タモギタケ、ムキタケ、そしてマイタケの植菌をする予定。
はたして桜(ソメイヨシノ)が咲くまでに間に合うのか?