完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


アカボシゴマダラの急拡散

30m先を飛んでいるモンシロチョウとツマキチョウのメスを見分ける自信はあるのに(実は飛び方が微妙に違う)、5mくらいの至近距離を飛んでいたアサギマダラだと思っていた蝶が、近くの葉に止まったら、アカボシゴマダラだったことにショックを受けています。

そして改めてよく見てみると、在来種のゴマダラチョウとは異なり、アカボシはちょっとアサギ色系のマダラ模様なのです。

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アサギマダラは体内にアルカロイドを蓄える毒蝶、そしてもうひとつ、アカボシゴマダラはオオゴマダラに似た白化型が変異種としてかなりの率で現れることが知られていて(白州でも目撃しました)、こちらのオオゴマダラも毒蝶。
一度食べたことのある鳥の記憶力に頼るというタイプの毒蝶に擬態しているわけだけど、このあたりが普通の在来種のゴマダラチョウとは異なり、温暖化とともに北方拡散しながら急速に勢力を拡大している理由のひとつかもしれません。

停電のときに電気自動車(あるいは満タンのガソリン車)を蓄電池(あるいは発電機)として使う方法。

伊勢湾台風以来という大型の台風が近づいている地域があるので、急ぎ、情報をアップします。
電気自動車(以下EV)があって、屋根に太陽光発電が載っている人は(ガソリン車でも満タンならしばらくは)、停電をある程度、凌ぐことができます。
電気自動車に乗っている人は、駆動用バッテリーから家庭用電源である交流100Vを取り出すためのパワーボックスという機械があることをご存知かもしれませんが、それらはなぜかとても高価で最近のアウトランダーEV用は税込20万円以上だったりします。
でも、高価なパワーボックスがなくても、EVから(あるいは満タンのガソリン車から)家庭用交流100V電源を取り出すことが可能です。

方法は簡単。インバーターという機械を手に入れればいいのです。
昔は、比較的容量が大きな正弦波インバーター(交流モーターを回転させたりする場合には正弦波がオススメ)はとても高価だったのですが、最近はたとえば800Wで使えるもの(モーター起動時などの突入電流に対しては2000Wまで対応)が1万円以下(税込、送料込み)で購入できたりします。



これをクルマの12Vバッテリー(EVの場合は補機用12Vバッテリー)に直接接続します。
この手の大容量インバーターは、シガプラグタイプの接続ではなく、バッテリーの端子に直接接続する必要があります(シガプラグ用の配線では細すぎて危険なので)。

ただこの状態で大量の電気を使ってしまうと、12Vバッテリーはすぐに上がってしまうのでガソリン車の場合はキーをひねってエンジンを掛けて発電機(オルタネーター)をまわしておく必要があります。

電気自動車EVの場合は、というと、こちらもキーはひねって置く必要があります。それによってEVは、駆動用の大容量のリチウムイオンバッテリーから、補機用の12VバッテリーにDCDCコンバーターにより電気が供給されます。音も排ガスもなしで、駆動用の大きなバッテリーに蓄えている電気を使うことが出来るのです。

このあたりの詳しい情報はこちら

tech.hippo-lab.com

を参考にして下さい。

さて、こうしてEVを大容量蓄電池(あるいはガソリン車をガソリン発電機)として使うことで、災害時に大切な通信情報機器が使え、うまくすると冷蔵庫のものも腐らせず棲むわけですが、こうした電源を、家庭内につなぐ方法も紹介しておきます。うまくやると、コードリールなどを使用せずとも家庭内のコンセントが使えるのです。

まず、オスオスのコードを用意します。次に家庭内のメインのブレーカー(漏電ブレーカーがオススメ)を落とし、オスオスのコードでどこか手近なコンセントと、正弦波インバーターとをつなぎます。普通の家だとこれで、半分くらいの室内コンセントがこれで使えるようになります。
オスオスコードに関する詳しい情報は、以下のブログの下の方に書いてある
電気自動車から家への給電に必要なオスオスコードについて■を参考にして下さい。

musikusanouen.hatenadiary.jp


ガソリン車の場合この方法では、エンジンについている発電機(オルタネーター)を使って電気を作っているので、燃料(ガソリン)がなくなってしまうとそこまでで電気はなくなってしまうのですが、屋根に太陽光発電パネルが載っている家の場合は、停電時もそれを使って電気自動車を充電することができ、晴れの日がつづきうまくやりくりするとエンドレスで電気を自給自足しながら使うことができたりします(ただし12Vの補機用バッテリーが傷む可能性があるのでその点には注意してください)。

系統と連結している(売電をしている)家にはパワコンという機械があるのですが、それには自立運転モード(通称、停電モード)というのがありそれを使います。自立運転側にスイッチを切り替えることで、パネルに太陽が当たっていればパワコンの側面(または底面)に付いている家庭用交流100Vコンセントが使えるようになるのです。そこから電気を使うだけだと夜、困るわけですが、そこに電気自動車の充電ケーブルをつなぎ、電気自動車を充電しながら使うことで、ソーラーパネルに太陽が当たっていない夜も、最初に紹介した方法で電気が使えることになります。
そのあたりの概要は以下のブログを参考にして下さい。

musikusanouen.hatenadiary.jp上のブログでは、中古のソーラーパネルを使用し、ギリギリの枚数で電気自動車を充電しているので、少ない電流値でも使える充電ケーブルが必要になっていますが、一般的な家庭のソーラー発電は3000~4000Wかなりのパネル量なので、純正のケーブルが使える可能性が高いように思います。

また、ソーラーパネルが屋根に載っていない場合、あるいは、災害で破損してしまったような場合で、大規模な長期間の停電が起こってしまった場合は、近くにある太陽光発電所を訪ね、電気自動車を充電させてもらえないか、連絡を取ってみることをオススメします。
昨年の千葉の災害時は、停電が長期化したのですが、停電で系統に流せないことから、太陽光発電所のオーナーが機転を聞かせて、パワコンの自立運転モード(停電モード)を開放していたところがあったことがニュースになっていました。

solarjournal.jp

送電網に高電圧で流し込むメガ発電所は別として、中小規模の太陽光発電所は、家庭用と同じパワコンを(複数)使っていてそれにはたいてい自立運転モードがついているのです。

https://solarjournal.jp/wp-content/uploads/2019/11/SJ_201911112_02.jpg
solarjournalより


もっと早く、気がついて記事を立ち上げておけばよかったのですが、大きな台風が近づいてきたギリギリになってしまいました。
正弦波の大容量インバーターは、ネットからでないと手に入れにくいですが、矩形波や疑似正弦波のインバーターであれば、自動車用品の量販店やホームセンターなどでも手に入ります。あとはオスオスのコード、あるいは、リールタイプの延長コード(ホームセンターで入手可)があれば、ある程度はしのげるのではないかと思います。

直前になると品切れになったり値段が上がったりすることもあるようなので、いまはまだ台風の直撃がなさそうな地域でもあらかじめ準備をしておくと良いかも知れません。

蜂蜜泥棒の羽化

「おうまがこく」というのをご存知でしょうか? 
夕方、黄昏れて、あたりが薄暗くなってきた頃のことで、「逢魔が刻」と書きます。
自然の中で暮らしていると、黄昏れの頃のことを「逢魔が刻」と表現したくなる気持ちが実感できることがあるのでした。

そんな夕方、あたりはだいぶ暗くなっていて、そろそろヘッドライトが必要かという頃、ディルやらネギやらの移植の作業を慌ててしていたら、隣の畑にいた娘から叫び声が聞こえてきたのでした。
「なんだこりゃ!」

駆けつけてみると、ハタネズミよりも大きな得体のしれない黒い生きものが地面を必死に歩いているのでした。
当初は、巣を襲われてしまった鳥のヒナ?かと思ったのですがよくみたら、まだ羽根が伸び切っていない羽化したばかりのメンガタスズメでした。

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⇧いやぁ、大きくて驚かされました。地面を歩いていたときはまだ羽根がここまでも大きくはなっていなくて(その分、体液がたくさん入っている腹が大きくて、一瞬、新種の爬虫類かとも思ったのでした。(9月1日18時32分)。

土の中から這い出してきて、地面を歩きまわって羽根を伸ばす場所を探している様子なのですが、あいにくそこはタネまき前で草が短く刈り込まれた畑。
羽根が柔らかい内に体液を翅脈に注入することができないと、羽根が伸び切らない奇形になってしまいます。近くにあった農業用コンテナを歩いている前方に置いてみたらそれによじ登り、ようやく落ち着き、翅脈に体液注入の作業に入ったようでした。
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⇧9月1日18時54分。
翅脈に体液を注入し、羽根を伸ばすときには蝶のように羽根を閉じていることを知りました。新種のアゲハのようでもあります。

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⇧9月1日 21時01分。
メンガタ(ドクロ)の他にも、いろいろ文様が見えます。しかしそれにいても、細かく織り込まれた絨毯のような美しさ。

当初の姿とはまるで異なるその姿に驚かされました。
逢魔が刻に出会った巨大な羽根のないセミのような生物は、夜の帳が降りるとともにペルシャ絨毯のような美しい蛾へと変身したのでした。

でも、この蛾、蜜蜂の巣箱に入り込んで、蜂蜜を盗蜜することでも有名な蛾でもあるのです。
しかしこれだけ大きいと、ウチの巣門からは出入りできないように思うけれども、でもときどき、巣箱を掃除していると、この蛾の死骸を見つけることがあるのでした。どうやってはいるのだろうか?



(覚書) 切る予定のオオブタクサは8月中旬までに切り倒すこと!

この時期になると、草はみるみる成長し、ヒトの背丈よりも高くなってしまった草たちを刈り払うこともあったりします。

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⇧この状態でこのオオブタクサは草丈は3~4mくらい。枝先を少し残して側枝を落とすと、高所の蜘蛛の巣を取り払う棒として軽くて便利なのですが(茎の中が発泡材のようでモノコック構造なのです)、とはいえ、こんにたくさんはいらないので、いまのうちにバッサバッサと切り倒したいところなのでした。


1年草なのにガンガン大きくなるオオブタクサ。
ミツバチたちにとってはありがたいことなのかも知れませんが(でも吸蜜している姿はいまのところ見たことはありませんが)、8月下旬になるとオオブタクサは大量の花粉をつけるのでした。
そんなわけで8月の下旬、オオブタクサを刈り払うと、上空から花粉が降り注ぎ、雰囲気を黄色く染めるのでした。

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⇧この状態であればなんとかOK。まだ花粉ができていません。

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⇧こうなってしまうともう手遅れ。刈り払おうとすると、空からは黄色い雨が降り注ぎます。周囲も、黄色いフォグランプで照らし出された霧深いときの箱根の山道のようになってしまうのでした。
そしてこれだけ大量の花粉を吸ってしまうと、花粉症になるのは時間の問題。春だけでなく、夏や秋も花粉症というのはつらいのです。

 

そしてもうひとつ、秋の花粉症原因花粉として有名なのはカナムグラ。キタテハの食草なので虫草農園としては、全滅はさせないのですが、カボチャ畑やタラノキなどに絡んだカナムグラは取るようにしています。またカナムグラは風媒花として知れれていますが、ニホンミツバチも吸蜜に訪れます。

そしてその取り除きのベストタイミングがいま(8月下旬)なのでした。
カナムグラやクズなどのツル性雑草は、大鎌をナギナタのようにして振り回し、木っ端微塵に切り刻む方法も若い人だったらいいのかもしれませんが、中年以上がこれを夏やると熱中症で倒れます。医療関係者の負担が大きなこの大変なときに救急車のお世話になることは極力させたいので、ここはもっとクレバーな方法で除草します。

蔓を持って小刻みに揺らすと、どのあたりに根本があるか、見つかるのです。
覚えてしまうとカナムグラの根本は独特の風貌で、目に付きやすくなります。
ときにより小指くらいの太い根本が見つかるとそれは至福の瞬間。周囲のカナムグラが一網打尽、ゴッソリ取れる証しでもあるのでした。

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⇧根本を見つけて引っ張るとこんな感じで、まさに芋づる式で取り除くことができます。

ただし注意してほしいのは、カナムグラの茎は紙やすりのようになっていて、それが素肌にこすれるとミミズ腫れができるのです(もしかしたらなんらかのアルカロイドも出ているのかも)。そんなわけで、この作業をするときには、長袖で手には厚手の革手袋をつける必要があります。
もうひとつ、鬱蒼と茂った草の根元付近には、ヘビが休憩していることもあります。不幸な事故にならないためにも、この種の作業では厚手の革手と長袖、それに長靴は必須。
もっとも自然相手の作業は、どんな場合でも真剣勝負。神経を取り澄まし、気を入れてやる必要があるのでした。
草の下にはこんなのが潜んでいることもあるのです。

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⇧美しい文様なのだけれど、何度見てもドキリとしてしまいます。




 

 

ニホンミツバチの採蜜 虫草農園流

「了解! じゃあ、今度そのあたりの詳しいところ、ブログに書くね」とかなんとか調子のいいことを言っておきながら全然書けてないわたなべです。すみません。ゴメンナサイ。

ということで今回は取り急ぎ、ニホンミツバチの採蜜、虫草農園流について書きます。

今年は異例の長梅雨&冷夏とはいえ、そろそろ梅雨も開けそうで、気温があがってしまうと巣落ちの危険性もあるので、夏に採蜜を行う場合はいまが最後のタイミングではないかと思っています。
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また、ニホンミツバチの採蜜に関しても、いろいろなやり方があると思うのですが、ここで紹介するのは虫草農園我流。
もっとこうしたらいいよ、というのがあったらぜひ、コメントなどで教えて下さい。よろしくお願いします。

■必要な道具■

●スクレッパー(マイナスドライバーでも代用可能) 2個か3個
●0.3~0.5mmくらいの細い(ステンレスの)針金 できれば両端に木っ端を付ける。

●送風機(マキタの汎用コードレスを使っていますが、ドライヤーの冷風でもいいと思います)。

●面布 amazonで購入した中国製が風通しが良くて気に入っています。私が買ったときは中国からの送料込みでなんと600円台でした。

●薄手の皮の長手袋 これもミツバチ先進国、中国のものが安くて優秀です。
●(メントールなどを置くための)メッシュ。100均で売っている鉢底用の樹脂のメッシュを使っています。
●メントールの結晶(アカリンダニ対策) amazonから購入
●ダニよけシリカ(薬局量販店から購入)

●重箱を入れる大きめのタッパウエア(アリなどが入らないように密閉できるもの)
●タッパウエアの中で重箱を浮かせておくためのアミ(100均から購入)

●洗濯ネット(60×60cm) 100均から購入

●洗濯ネットを止める洗濯バサミ

●鳥の羽毛

●巣箱を載せておくコンテナ 大小計3個

●パン切り包丁

必要なものは、こんなところかなぁ。

■採蜜の準備■
蜂に嫌われたくないし、なるべく手際よく短時間で行いたいのであらかじめ、巣箱の近くに準備しておくものがあります。
ひとつは外した重箱を入れるためのタッパウエア。写真のように重箱が浮く感じでスペーサーをセットし、その上に洗濯ネットを広げ、中側に折れ込んでしまわないように洗濯ばさみで固定しておきます。

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ウチでは採蜜と同時に継ぎ箱も行うので、継ぎ箱のための箱もあらかじめ用意しておきます。

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継ぎ箱用の箱の側面には連結用の板をあらかじめつけておくのですが、これがピッタリだとうまく置けないので、連結用の板はすべての固定ビスを緩め、連結用の板がじゃまにならないように少し外側に広げておきます。

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⇧こんな感じです。

ここまで準備できたら、巣箱を外に引き出します。置いてある場所の周囲のクリアランスが大きくてインパクトドライバーが使えるのであればその必要はないのですが。

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⇧作業がしやすいように、まずは薪棚から外に引き出します。でもこれが結構大変。重箱4段ビッシリだと、20kgくらいはあるのです。

私の場合は、採蜜の前に継ぎ箱をします。
そのために一番下の巣門部分と重箱を切り離します。この部分はネジ止めなのでネジをゆるめて切り離します。たいていはすんなり外れますが、もしも巣門がくっついてくる場合は、巣門をクランプなどで留めておきます。

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⇧このときは、上4段を黄色いコンテナに置いてしまっていますが、手前にある継ぎ箱をコンテナの上に置いておき、そこに重ねればひと手間稼げるし、巣が4段目よりも守門側に張り出してしまっていたとしても安全です(あとで気が付きました)。

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⇧ウチの巣箱は巣門の底板には夏用にハチが出入りできないサイズの金網が貼ってあるので春の継ぎ箱時に底板の一部を取り外します。
と同時に、スムシなどをスクレッパーを使って清掃します。
ここでスムシの掃除をしなくてすむように、継ぎ箱をセットした新しい巣門を用意しておいて、巣門ごと変えてしまう方法もあるのですが、なんとなくそれだとその後、ハチたちが少し戸惑う感じがあるので、最近は掃除をすることにしています。

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⇧巣門の上に継ぎ箱をセットし、その上に4段を載せます。そんなわけで一時的にですが、重箱は5段になります。
また箱を載せる際、ハチを挟んでしまわないようにゆっくりと降ろします。
その後、ズレてしまわないようにビス(コーススレッド35ミリスリム)で固定。

次に採蜜の作業にかかります。

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⇧まずは、箱本体のフタをとります。

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⇧次にスノコ状に作ってある内フタを外します。巣がくっついているので、間にスクレッパーを刺し、それでできた隙間にステンレスの細い針金入れ、針金で内フタと箱との間(の巣)を切ります(陶芸で粘土を切る容量)。
ステンレスの細い針金は、写真のように両端に木の木っ端をつけておくと作業性が上がります。また切れやすいのであらかじめこの針金木っ端は2セットようにしておくようにしています(以前、切れて困ったことがありました)。
また、巣に対して針金が直角になるように巣の向きを考えて切ると切りやすくキレイに切れます(特に箱の下を切るとき、そうしないと切り口が崩れてしまうことがあります)。

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⇧針金で切ったら、内フタを剥がす前にフタの上を30回くらい軽くノックし、一番上の箱にいるかもしれないハチを下に移動させます。
その後、内フタを剥がし、すかさず送風機で風を送り込み、ハチを下の方に移動させます。あまり強くすると表面の蜜が流れて下に落ちてしまわない程度に。

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⇧ハチが下に移動したら、一番上の箱をスクレッパーと細い針金で切り離します。送風機を使うようになってからこの部分でハチを切ってしまうこともなくなりまた、取り外す箱に残ってしまうハチもかなり少なくできるようになりました。

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⇧あらかじめ用意しておいた洗濯ネットを敷いたタッパウエアに巣箱を入れます。洗濯ネットはゴミが蜜に混ざらないための1回目の濾過用です。
ハチがこちらに集まってきてしまわないように軽く蓋をしておきます。

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⇧残った4段の箱の上に冬用のダンボールを外したメッシュ状のスノコを載せ、その上にメントール(ハッカ)の結晶(amazonなどで売っています)とダニよけシリカ(ハーブが主体のダニよけ効果があると言われるシリカゲル乾燥剤)を載せます。
どちらが効果があるのか分からないのですが、アカリンダニ対策として少しずつ両方載せています。


⇧あんまりamazonを多用したくないのだけれど、この手の特別なものは普通の薬局では置いていないことが多く、居ながらにして翌日届いてしまうamazonに頼ってしまいがちです……。

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⇧その後、上ブタをかぶせて巣箱の方は完了。

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⇧切り取った箱にはハチが入ってしまっている可能性があるので、風を送るなどしながら点検します。蜂蜜で動きが悪くなってしまっているハチは鳥の羽根で移動させます。鳥の羽根は蜂蜜がつきにくく、このときとても便利です。
でも送風機を使うようになってからほとんどハチは入らなくなりました。

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⇧蜜巣のフタをパン切り包丁を使って切ります。ウチの場合は巣落ち防止棒が井桁状に4本入っているのでそれを切ってしまわないようによけながら切ります。
蜜巣のフタを切ると、下にハチミツが垂れだします。
この状態で一日以上置き、重力に任せた状態で落ちてきた蜜がフリーランです。

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⇧タッパウエアの下から3分の1くらいのところに10ミリの穴が開けてあって(普段はコルク栓をしている)タッパを斜めにしてその穴から、ハチミツ濾過用のかなり細かなメッシュで濾過します。
ここで使っている濾過用のメッシュはこれ。かなり細かなメッシュで落ちるスピードはゆっくりですがこれで不純物はほとんど取れます。

⇧中国からの発送なので時間はかかりますが、コストパフォーマンスはいいと思います。でも2個入りとありますが、351円は1個の値段のようです。

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⇧その後、糖度を確認し80度前後であれば、ビン詰めして完成。

このあと加熱蜜を採取したり、蜜蝋を取ったり、糖度が足りない場合に水分を蒸発させて糖度をあげる作業などがあるのですが、ここではちょっと書ききれないので今回はここまで。そのあたりのことも、またの機会に書きたいとは思っています。

在来種である和蜂のハチミツは洋蜂と比べて量がたくさん採れないので高価で、しかも売り切れのことが多くて申し訳ないのですが、虫草農園でもいちおうニホンミツバチのハチミツ販売しています。よろしくお願いします。
https://musikusa.stores.jp/

 

EVのドラゴン充電ケーブル、晴れ時々曇りに対応していました!

晴れました!

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エネルギーペイバックが終わった中古の太陽光パネルを使い、格安パワコンの停電モードを流用して中継バッテリーなしで、中古の電気自動車を充電して走らせよう! というプロジェクトで唯一、問題だったのが晴れ時々曇り対策でした。
中継に別のバッテリーを使っていないので太陽に雲がかかり、その後、再び晴れたときに自動で復帰してくれないと困る、という問題です。
充電ケーブルの種類によってそれが可能だったりできなかったりするようなのです。

コロナ騒ぎで中国からの輸入が途絶えてしまい、やっと手に入れることができたかと思ったら今度は長雨でテストがなかなかできずにいた中国製の安いのに案外高性能な電気自動車用充電ケーブルだったのですが、晴れたのでやっとテストができました。

この充電ケーブル、任意の電流値で充電可能な上、100V200V共用で勝手に判断してくれる上、充電電力や時間、どれだけの量充電できたか(電力量KWh)などを表示してくれる機能が付いています。

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ソーラーパネルで発電した電気をパワコンの停電時用コンセントから出力し電気自動車への充電ができることを確認した状態で、パネルにシートを被せてみたり、故意にブレーカーを落としてみたり、そして太陽に雲に隠れてもらったり……。

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まだ4~5回のテストではありますが、ドラゴンEV充電ケーブル、晴れ時々曇りに対応してくれて雲から太陽が再び出てきたら自動でリセットされました。

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私が使っているIDECのパワコンの場合、太陽に雲がかかり発電量が足りなくなるといったん切断されます。その後、30秒のカウントダウンがはじまり0秒になると再び通電を試みてくれます。この機能がないパワコンもあるとの情報もあり、パワコン側にリセット機能があるということも晴れ時々曇りにリセット対応できる必要要件になります。

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任意の値に設定できるドラゴンケーブルですが、最低設定電流値が8A(実際には720Wくらいでした)なのでトヨタのケーブル(6A)よりは少し高くなってしまいます(その分、パネルの量は必要になります)。
でもこのケーブルは値段が3分の1で(その差額でパネルを200W分パネルを増やすことが可能で)、電力や電力量の表示もあるし、急いでいるときには200Vの16A(≒3200W)での充電も可能(自動識別)でなかなか良さそうです。

たまの晴れ間、草刈りびよりなので、取り急ぎのご報告でした。

 

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「命の選別」をタブーにしてしまっていていいのだろうか?

大西つねきさんのこと。講演会の会費が高かったりでお金に対する考え方でもなんだかちょっと違うなぁ、と思うところ(お金の量と幸福感とは必ずしも比例しないのだから、なるべくお金を使わずに幸せになる方法を選択し時間の収奪を抑えた方が社会を変える上でより有効なように私には思えた)はあったのだけれど、とはいえ「命の選別」ということに関しては除籍といった処分で解決していい問題ではなくて、みんなで考える必要のある大切なことで、タブー視してはいけないことではないかと私は思いました。

実際の現場では、命の選別が必要なことはたくさんあります。
最近の身近な例とすれば、人工呼吸器が必要な患者が10人いるのに3台しか機械がなかったという場合、そこでの選別という厳しい選択を医師や緊急救命士にお願いしてしまっていいのでしょうか?

あるいは原発事故のようなときに、命の危険のある現場への派遣を誰がどういう基準で任命したらいいのでしょうか? 

今後再生医療が進めば拒絶反応なしで移植可能なクローン臓器が普及するだろうし、細胞劣化を食い止める技術が実用化できたときに、現在のように経済的な余裕度で命の選別が行われてしまっていいのか、あるいはそれらを現場に任せてしまっていていいのか? という問題は考えておく必要があるように私は思いました。

意外と知られていないことですが、ヒトの場合は倫理的な問題からまだ完全な実用化には至っていないけれども、たとえば犬の場合、遺伝子をいじらなくても脱分化脂肪細胞とある種の化学物質を使うことで体外で神経細胞を作る技術は確立されていて、飼い主に金銭的な余裕があれば犬の場合は精髄損傷などの治療できるようになっていたりします。

生後すぐに赤ちゃんのゲノム解析を行い、遺伝性のある病気をあらかじめ治療できてしまうというだけでヒトの寿命は大きく変わると言われています。それを拒否する人がいるのは当然で一部の人が拒否するとしても、効果がデータ化されれば拒否しないであろう人のほうが圧倒的多数であるということが問題なのです。

これまではタブーとされていたけれど命の選別に関しては、細胞の劣化防止(=不老不死)を含めてこれからは問題がたくさんでてくるように思います。

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⇧外観だけでなく臓器や脳細胞などに関しても、上の写真の右から左への流れ(細胞の劣化システムの排除)が可能になりつつあるようなのです(写真は週刊現代ネットページより)。


現在のように経済的な余裕度や宗教的な考え方を命の選別の条件にしてしまっていていいのか? 現場の人間の判断が、バックにある組織の要望に傾く可能性もあるわけで、まずは国民の代表である政治家であればこれらはあらかじめ考えておかなければいけないことでもあり、大変な作業とはいえある程度は公式なルールを作っておかないと、現場にかかる負担は今後もますます大きくなることが予想されます。「命の選別」は国民の代表である政治家にこそ必要な命題であって、政党からの除籍などということで簡単に解決していい問題ではないと思うのだけど……。

以下の記事は2012年に書かれた20年後の展望(つまりいまから10年後)で、再生医療に関してはこの予想よりも現実の方がより加速しているとも言われています。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/33570


追記 今回の件に関して大西つねきさんが声明文を発表しました。
いろいろな考え方があるのだろうけれど、私はこれを読んで大西さんのファンになりました。謝罪も発言の撤回もあらためて取り消すそうです。みなさんはどう思われますか? ぜひ多くの人に読んで考えて欲しいと思いました。ぜひ!
https://www.tsune0024.jp/blog/7-17?fbclid=IwAR1QMQAmJXxH-CTIED48w2hvFiaqEDjpLHtpLfX_QNNU54fpuY-ULu2idwA