Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


今年もよろしくお願いします。

干し柿を吊るしているS字フックが錆びてきたので、来年はアレを黒豆で染めよう! 
おせち料理をたべながら、そんな会話を交わしているヘンテコリン家族であります。
今年の黒豆には、ホンダZから外した座金付きボルトを使いました。サビで真っ赤だったボルトがいい感じに黒く染まりました。

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黒豆の色の元はアントシアニンで、水溶性のフラボノイドであるアントシアニンは、抗酸化作用があるのでその水酸基に金属イオンを結合させて水に溶けにくくする? これがおせちの黒豆を黒く定着させる(色素を水に流さない)仕組みのようです。
赤錆(第二鉄)も水溶性で、水に溶けてやすい酸化皮膜なので侵食されてしまうわけですが、黒豆と煮ると、サビ釘も第三価鉄化して、黒く染まり防錆効果が(少し)出るのでした(ステンレスも不溶性の酸化皮膜で防錆を図っているわけですが、残念ながらステンレスほどの防錆効果はありません)。

2022年1月1日、元旦……。
晦日に完成しなかったつくりかけの建具の続きをやりたかったのですが、元旦から音のでる機械を動かすのも無粋なので、今年も静かに、ハウスの中で種まきをしました。

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⇧日が当たれば、ハウスの中は20度超え。ありがたいことに外は枯れ野原だというのに、青モノが食べられるのでした。
とはいえ、夜明け前は氷点下なので、うまく育たないものもあったりするけど、楽しさ最優先!

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⇧寒さに強いものを中心に十種類以上蒔きました。

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⇧白いラベルは、壊れてしまったブラインド。ニトリのブラインドは安いけど壊れやすく、でも壊れてしまったブラインドも捨てるには忍びなく、モッタイナイから取ってあったりするのでした。田舎はモノをいろいろ取っておけるから、そのあたりにアルモンデを発動しやすいのでした。

とまあ、そんなこんなで今年も「ヒトが暮らすことが自然の生態系の一部になるような暮らしを楽しもう!」と家族で確認し、中古ソーラーパネルで充電した電気で走る中古車に家族4人と1匹を乗せ、虫が祀られている近くの神社に初詣に向かったのでした。

そんなわがまま一家ではありますが、今年もどうかよろしくお願いいたします。
(スミマセン、余分な金稼ぎをしたくないので1枚63円もする年賀状は失礼させてもらっています、ゴメンナサイ)。

虫草農園 わたなべ

追伸
年越しで作っていた廃材建具、なんとか完成、うまく吊れました。

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