丹波篠山の黒豆作りの名手「くまたく」さんから「黒豆、おいしそうに炊けてますね」と褒められ、とてもうれしい、とのことです。さとみさんからの伝言でした。「でも、もう少し食べものらしく写して欲しい……」とのことなので、写真撮りなおしました。
↑でもまだ、ほんのちょこっとだけ、食べものでないものも顔をのぞかせておりますが、まあ、それほど目立たないからご愛嬌ということで。それにしても、空五倍子色(うつふしいろ)の防錆皮膜、見事でしょ! 今年はぜひヌルデミミフシ(=空五倍子=自然のタンニン酸の宝庫でもある)を使った防錆処理にも挑戦してみたいと思っています。
しかし日本人の自然観察力はすごいなぁ、と思うのは、虫こぶひとつひとつに名前があり、それらの虫こぶがどんな特徴を持っているか知っていてそれらを生活の中で使っている、ということ。ヌルデシロアブラムシによる虫こぶはヌルデミミフシと呼ばれていて、お歯黒の材料などにも使われていたといいます。
また、下の写真は、エノキの葉に発生する虫こぶ(虫えい)で、エノキ・ハ・トガリ・タマフシと呼ばれ、トガリタマバエが犯人です。エノキには他にフシダニ類によって、エノキハイボフシという虫こぶができることがあります。
↑しかしそれにしても、どうしてこんなに美しい形になるのだろう? 畑にエノキの木が一本あるだけで、ホント、いくら時間があっても足りないくらいに楽しいのです、農作業はぜんぜん進まないけど。あー、自然観察だけやって生きていけたらなぁ……。