薪ストーブで肴を炙りながらちびりちびりやる冬もいいけど、うす緑色が日に日に変化する春の雑木林も捨てがたい、夏、エノキの上空をオオムラサキが滑空し、薪棚をルリボシカミキリが駆けずりまわります。そして、秋。
この週末、八ヶ岳南麓、標高700mあたりは紅葉のまっさかりです。オニグルミの葉は落ちてしまったけど、いま、カラマツが黄土色に燃えています。標高がもう少し高くなると、コナラやミズナラが赤く色づき、ダンコウバイの黄色が目に沁みます。毎年、毎年、表情が違うけど、今年は紅葉の当たり年と言えそう。
↑どの色が何の木だかわかりますか? だいだい色に近い黄土色がカラマツです。もう少しするとレモンイエローになる年もあります。
今朝は氷点下2度で、日かげの氷は一日中解けなかったけど、まだキノコも採れています。いま採れるなめこは軸が太くて巨大でまるでヌメリスギタケのよう。お味噌汁に入れると、翌日お味噌汁全体がぬるぬるになります。いま頃になって、ヒラタケもアチコチから顔をのぞかせはじめました。
日本の里山は、冬も、春も、夏も、いいけど、秋もいいです。