Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


2015-01-01から1年間の記事一覧

不完全変態だけど、ヒトも脱皮ができる?

おおー、もう、6月も5日。トーク&ライブのイベントがあってから、半月近くもたってしまいました。 ↑これはライブの翌朝、ウスバシロチョウがふわふわと舞う雑木林の中で行われた「ナチュラルハイ」のためのリハーサル風景。バタバタしてしまっていてイベン…

愛と光とラブ・ミー・テンダーin白州のチラシ

みなさん、ありがとうございます。満員御礼となりました! テンダーが素敵なチラシを作ってくれました。彼、このあたりのことも得意だったりするんだよねぇ。そのあたりがまた、スゴイよなぁ。 そんな彼でも、マッチも刃物も持たずに、一週間山にこもるとい…

愛と光とラブ・ミー・テンダー in白州

テンダーとピカレ、それに愛さんが、関東にやってくる、そして山梨にも来る、とのことで、白州でもライブ&トークをやってもらえることになりました。 ●愛と光 ↑ジモリ関係者には定番のコシシケレリアフリカ。ジモリバージョンとはかなり感じが違うけど、こ…

美味しいアスパラを、虫ではなく、ヒトが食べる方法

いまがアスパラガスの一番美味しい季節! にもかかわらず、ウチの畑ではここ数年、ジュウシホシ・クビナガ・ハムシが大量発生していて、虫に一番美味しいところを持っていかれてしまっています。 そこで、対策をいくつか考えてみました(ただし我家の場合、農…

薪の積み重なる音が雑木林の中に響く季節

「コツン、コトン、ゴツン……」。新緑の雑木林の中に、薪を積み重ねるときの音が響いています。 それに合わせるようにして、ウグイスが鳴いたり、アカゲラがドラムを連打したり……。至福の時間。でも、本当は、いま頃、薪仕事をやっているようではまずいんだけ…

シカの命のいただき方1 (解体のことを紹介する写真があります。苦手な方はご覧にならない方がいいと思います)

サクラ、モモ、ユスラウメ、アーモンド、花々が咲き乱れ、春爛漫。本来はいまがシカの最も少ない時期なのですが、このところ、夜、外にでると、毎晩のようにシカの群れを見ます。 複合したさまざまな原因によるものだと思われるのですが、いまこの地域では猛…

きのこのバターライス

生きものたちは気候を予知する能力を持っているのでしょうか? 雨が降ってもなかなか発生しなかったシイタケが、ここに来て我が家でもたくさん出てきました。 さすがにもう、雪は降らないだろう、と見切ったのでしょうか? Facebook上でも、いろいろなひとか…

春の雨

都会では、あいにくの雨……、かもしれませんが、ここ八ヶ岳では恵みの雨。もしかしたらあと1回くらい雪が降ることがあるかもしれないけれども、今回の雨は明らかに春の雨、恵みの雨でした。 キノコという秋を連想する人が多いと思うけど、実はシイタケの旬は…

きのこ植菌の会、という名目の美味しいランチをいただく会

サクラが咲くと、空気中を漂う雑菌類も活動をはじめる、とのことで、なんとかサクラが咲くまでに終わらせたい……と、ここ数日はきのこの植菌作業に精を出しています。キリのいいところまでどうにか終わらせようと夢中になっていたら、すっかりあたりは暗くな…

世界で最もヒトを殺している動物のランキング

「世界で最もヒトを殺している動物のランキング」というのが発表されました。 日本だけでも毎年30人近いヒトを殺しているスズメバチ、や、クマ、イノシシが順位に入っていないのはなんかちょっと納得出来ないけれど、ダントツの一位は予想通りで納得できます…

三宅洋平の釈明とお詫び

たしかに、これは「釈明とお詫び」というよりも、彼からの「メッセージの伝達」。 でも、それでもいいような気もする。 どういうわけか日本の学校では、一番大切な自国の近現代史は教えない。歴史上の人物をアイドル化し、読んで面白い物語を作る司馬遼的な…

5分で作れる簡単便利な炭火焙煎器

鹿肉のパストラミジャーキーはとても美味しかったのですが、ひとつだけ欠点があるとすると、それは「時間がかかる」、ということなのでした。約3時間、スモーカー内部の温度を70度前後に維持する必要があります。薪が燃料なので、その間、どこか別の場所で…

シカの足の美味しいいただき方

よっぽど残念そうな声だったのだと思います……。 自給知足仲間の麻実子さんから「シカが手に入ったのだけれど、ヤル?」という電話がかかってきたのですが、ちょうどその時、娘も私も家を留守にしていたのでした。 家に戻った娘が、母から「シカが捕れたらし…

「時速15キロの楽しみ方」・テーラーの天ぷら廃油化

OT141号に「時速15キロの楽しみ方」と題して、テーラーの記事を寄稿させてもらいました。 ↑ 我が家のテーラーはディーゼルなので天ぷら廃油で動きます。現在、薪運びに大活躍中! ↑エンジンの始動はクランク棒。単気筒400㏄のエンジン(我が家のジムニーよ…

ティンバー・ダックス?

さて、問題です。これは、なんでしょう? 我が家ではティンバー・ダックスと呼んでいます。ダックスはダックス・フントのダックス。ダークダックスのダックスではありません(なんて書いても、最近の人たちはダーク・ダックスなんて、知らんよね、失礼しまし…

国って何? 「イスラム国」はホントに国ではないの?

この主張、なかなかに鋭い。 イスラム国のやり方は……内部においては、原理主義的な厳しい秩序を守らせて人々を都合よく管理し、外部に対しては卑劣をきわめる暴力によって侵略を図るという手法だが、これはいかにも「国家的」である、との主張。 「I am not …

思った方向に木を伐り倒すために便利な道具

19日の新月に向けて、相変わらず、伐採&剪定を楽しんでいます。で、伐採の際、使ってみてとても便利で紹介したくなるような道具があるので、今回はそれを紹介させていただきます。 そしてこれがそれ。なんだか分かりますか? 本物はツリークライミングなど…

チツテトのお肉の串焼き

交通事故に合い、亡くなってしまった、というタヌキのお肉をいただきました。とてもていねいに解体されていて、生の状態で肉の臭いをかぐ分には少なくともほとんど臭いはない良質なお肉です。 これまで、クマ、イノシシ、シカ、アナグマ、などのお肉はいただ…

冬の日の楽しみ方 「伐採とバスケタリー」

今月は19日の朝8時47分が新月です。海の生物たちと同様、地上の植物たちも月による引力の差異を感じることができるようなのです。そして2月の新月は重要。この日を境にその後は、春に向けて植物たちは根から一気に水を吸い上げ始めるように感じられます。 …

イミディワン Imidiwan (仲間たちと国境)

青い衣の砂漠の民として知られるトゥアレグ族のグループであるティナリウェン。トゥアレグは、イスラームだけれども、主に男性が顔を隠し、女性が顔を露出していたりもします。 ↑この曲、イミディワン(Imidiwan)は「仲間・友達」の意味。 独特の音程とリズム…

たらーり、てろてろ、雪の中のお醤油搾りは至福の時間でした。

臭いをお届けできないのがなんとも残念。周囲にはしんしんと雪が降りしきる中、ちょっと甘くて香ばしいお醤油のいい匂いがガレージに充満したのでした。 ↑昨年春に仕込んだ大豆と小麦が、夏を越え、コウジカビによって醸され、「もろみ」に変身してくれてい…

後藤健二さんのこと、……心から、誇りに思います。

彼の最後のメッセージ! 「自分の責任で行きます! だからもしも自分の身に何があっても、シリアの人たちをうらまないでください、でも、生きて帰りますけどね」、という明るい声が、私達に向けられた後藤健二さんからの最期のメッセージでした。 「自己責任…

ISISに向けたJVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)の声明文

ISISに向けたフォトジャーナリストの豊田直巳さんらによる声明文(JVJAの声明文)がとても素晴らしいので、シェアさせていただきます。(それに比べて、イスラエルの国旗の隣りで「私は(人質開放のために、こんなにもたくさんの部下を使って)こんなにも一生…

真空管式太陽熱温水器なら寒冷地でも使える、のだろうか? その3 「組み立て編」

連日、氷点下5度以下、ときにマイナス10度以下と、南アルプス山麓は厳寒期を迎えています、が、真空管タイプの太陽熱温水器、氷点下の季節風が吹きすさぶ中も、けなげに温水を作り続けてくれています。どくらいの温度まであがるか?と言った具体的なことは…

2015年01月14日のツイート

@musikusa: 最近はピーナッツの殻に泥が付いていたと苦情を言う人がいたりするそうです。でもマックのチキンナゲットには鳥の死体の一部が混ぜられていたりするのだけれど、なぜかそれはそれほど問題にはならないようです。そのうち、ダイコンやジャガイモに…

寒冷地の青物野菜温存作戦

かつて我が家は森の中の一軒家だったのでした。林を少し開墾し、自給用の野菜をそこで作っていたのでした。ところがある時、家の周囲で圃場整備という開発工事がはじまり、それによってウチの東側と南側の林は皆伐されてしまったのでした。 その上ここに「モ…

初詣

あけましておめでとうございます。 山梨は、吹雪の元旦でした。 でも、人気のゆず神社もこんな日はガラガラ。人っ子ひとりいない神社で、厳かに初詣ができるぞ! と、 家族そろって出かけたのでした。 家族そろってヒネクレ者なのです。 ・ ・ ・ ・ ・ でも…