完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


黒豆と空五倍子色

 丹波篠山の黒豆作りの名手「くまたく」さんから「黒豆、おいしそうに炊けてますね」と褒められ、とてもうれしい、とのことです。さとみさんからの伝言でした。「でも、もう少し食べものらしく写して欲しい……」とのことなので、写真撮りなおしました。

↑でもまだ、ほんのちょこっとだけ、食べものでないものも顔をのぞかせておりますが、まあ、それほど目立たないからご愛嬌ということで。それにしても、空五倍子色(うつふしいろ)の防錆皮膜、見事でしょ! 今年はぜひヌルデミミフシ(=空五倍子=自然のタンニン酸の宝庫でもある)を使った防錆処理にも挑戦してみたいと思っています。
 しかし日本人の自然観察力はすごいなぁ、と思うのは、虫こぶひとつひとつに名前があり、それらの虫こぶがどんな特徴を持っているか知っていてそれらを生活の中で使っている、ということ。ヌルデシロアブラムシによる虫こぶはヌルデミミフシと呼ばれていて、お歯黒の材料などにも使われていたといいます。
 また、下の写真は、エノキの葉に発生する虫こぶ(虫えい)で、エノキ・ハ・トガリ・タマフシと呼ばれ、トガリタマバエが犯人です。エノキには他にフシダニ類によって、エノキハイボフシという虫こぶができることがあります。

↑しかしそれにしても、どうしてこんなに美しい形になるのだろう? 畑にエノキの木が一本あるだけで、ホント、いくら時間があっても足りないくらいに楽しいのです、農作業はぜんぜん進まないけど。あー、自然観察だけやって生きていけたらなぁ……。