完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


麦から育てるパンづくり

昨年はほぼ、パンが自給自足できました。今年は、発芽してすぐのときにカラスに見つかり麦芽を食べられてしまったので、小麦の量が少し心配ですが、ライ麦は1年分足りそうです。

↑手前が南部小麦で、奥がライ麦、その奥が八ヶ岳です。広島の秦さんや埼玉のパン屋さんイエローナイフ山辺さんのおかげで、今年は多くの品種のタネをまくことが出来ました。そうだ、タネの交換会もやりたいですね。


↑育てた麦はハサガケし、製粉して、パンになります。興味のある人がいたら、当日小麦の製粉も実演させていただきます。


↑製粉された麦は野生の酵母で発酵させ、薪を燃料に石釜で焼きます。玄麦の乾燥も天日干しだから、製粉機を動かすのに少し電力が必要だけど、それ以外はトラクターも天ぷら廃油で動いているわけだから、化石燃料はほとんど使わずにすみます。


↑石釜も少しずつですが進化しています。当初は左のようなタイプだったのですが、現在は右のような二階建てになりました。二階建てだと、中段にパンやピザをいれた状態で上と下で火を焚くことが出来るので、追い炊きが可能になります。この石釜、材料さえあらかじめそろえておけば10分で作れます。廃材をうまく使えば、材料費もあまりかかりません。写真はこの地域で行なわれている森のようちえん「ピッコロ」で石釜つくりのワークショップをやったときのもので、朝から石釜を4台つくり始めて、お昼にはその石釜で焼いたパンを食べる、という企画だったのですが、どうにか間に合いました。かなり「いい加減な」石釜ですが、個人が毎日使うには燃費もいいし、かなり「いい加減な」石釜でもあります。


↑でも、実は今の時期はあまり石釜は使いません。なぜかというと、薪が「もったいない」から。冬は家の中にあるストーブでパンを焼きます。開口部が大きなシンプルな(鋼板の)ストーブは、クッキングストーブとしてもたいへん重宝します。我が家ではサンマもヤキトリも、この中で焼きます。ダッヂオーブンも中に入れられるので、お米も炊けるし、ほとんどのオーブン料理が可能です。