昼間の太陽熱を床下のコンクリートに畜熱する構造になっています。この家を建て始めた頃はいまほどパッシブソーラーハウスは一般的ではなく、床のコンクリートをつや消しの黒に塗装してみたり、試行錯誤しながら太陽熱床下畜熱システムをつくりました(今はOMソーラーハウスなど規格品として市販されているパッシブソーラーもあるようです)。
黒い屋根材で集めた太陽熱を、塩ビパイプと中間ダクトファンを使って床下のコンクリート層に畜熱するという、かなりいい加減な構造ですが、それでも案外効果はあるようです。食品庫の床下だけは味噌やしょうゆ蔵として、温度があがらないように断熱しているのですが、冬、はだしで食品庫に行くと居間からつながる床板なのに、飛び上がるほどに冷たいので、あー、(食品庫以外は)太陽熱畜熱が効いているのだなぁ、ということを実感することができます。