どうもなんとなく調子が悪くて、寒さのせいで燃料である天ぷら廃油の粘度が高くなってしまっていいるから……、と思っていたのですが、燃料フィルターを点検したら原因が判明。
⇧天ぷら廃油は自作の濾過装置で天かすなどを除去し使用しているのですが、今回はフィルターのろ紙が詰まっているだけでなく、ろ紙の外側3分の1くらいのところまでゴミが溜まってしまっていました。
高圧エアをウチ側から吹き込むなどし、普段はろ紙を掃除して再使用しているのですが、ここまで酷い場合はろ紙(フィルターカートリッジ)を交換したほうが良さそうです。
使用しているフィルター本体は、オンダ製作所のOF100SVCという型番のフィルター。上部にバルブが付いていて、掃除やカートリッヂの交換の際、配管内にエアが入りにくく助かります。
また、透明のケースの取り外しもロゼットになっている部分を手で回すだけで、脱着が容易で気に入っています。
そして今回は、冬期であることなどから、ろ紙タイプ(品番OF5903)ではなく、ステンレスメッシュ(100番)のタイプのカートリッヂ(品番OF5903A)を使ってみることにしました。
ただ、これが正解であるのかどうは分かりません。
⇧濾過面積はろ紙タイプの方が大きく、ろ過の細度もろ紙のほうが良い可能性があります。
作業自体は簡単、天ぷら廃油がこぼれてもいいように、プラスチックのケースで受け、灰色のリングの部分を緩めて透明のケースを下に抜き、透明ケースを掃除後、カートリッヂを入れ替え、透明ケース内をきれいな天ぷら廃油で満たしセットすれば完了。
透明ケースを外したら中はこんな感じでした。
⇧なにかの拍子で天かすが入ってしまった感じです。
そして再び、リアシート脇のポケットにセット。
⇧このポケットには12Vの温熱ヒーター(OLのひざ掛け用)がセットされていて、この部分で天ぷら廃油が白泥してしまった場合は、そのヒーターを入れるのですが、今年は暖冬で今シーズンはまだ温熱ヒーターは使用していません。
フィルターの清掃&交換の際は、なるべく配管内に空気を入れないように注意しながら作業を行うのですが、それでも少しは空気が入ってしまうので、エア抜きが必要。エンジンの調子を見ながら、軽油と天ぷら廃油とを切り替えながら配管内のエアを押し出し、アイドリングが安定してくれれば作業完了です。
⇧セレナもジープ同様、天ぷら廃油と軽油の切り替えは、三方弁のハンドルに緑のヒモをセットし、エンジンルームをあけなくても、ヒモで切り替えられるようになっています。