少し前に紹介したTLUDストーブもどきで、もみがらを焚いてみました。
↑底を抜いたトマト缶の上に、下部に二次空気吸気穴をあけたコーヒーの缶を重ね、中には燃料としてモミガラを入れてみました。もみがらの上側から火をつけると、火の下のモミガラが蒸し焼きになって未燃ガスが発生し、トマト缶の下のメッシュから吸い込んだ空気とコーヒー缶の側面の穴からの二次空気とが混ざってガス化しながら燃焼するという仕組みです。
↑ロケットストーブのような勢いはありませんが、二次空気の吸気口ちかくでユラユラ炎が出ています。最初にかなりしっかり燃焼させ、熱がかなり加わってしまえばしばらくよく燃えるのですが、最初の加熱が少ないと、燃え方は弱弱しく強い風が吹くと消えてしまったりしました。また火種なしだと一度消えてしまうと、未燃ガスの濃度が足りないのか、燻っているだけで、自己着火はしませんでした。
↑トマト缶の側面には穴がないので、吸い込む空気の量が足りないのかもしれません。でもくすぶり続けていて、燻炭はできているようです。
↑しばらくして内部をあけてみたら、見事に燻炭にはなっていました。大きなドラム缶で似た構造のものを作れば、風のある日でも安全に燻炭作りができるかもしれません。モミガラに空気を混ぜる方法をいろいろ考えてみると、ぬかくどはやっぱりよくできている……ということに気づかされるのでした。