さて、問題です。これは、なんでしょう?
我が家ではティンバー・ダックスと呼んでいます。ダックスはダックス・フントのダックス。ダークダックスのダックスではありません(なんて書いても、最近の人たちはダーク・ダックスなんて、知らんよね、失礼しました)。
で、こんな風にして使います。
玉切りにする木の下にいれて、丸太を地面から浮かせるための道具です。
似た道具にティンバージャックというのがあります。それがこれ。
カッコも美しいし、木を回転させながら持ちあげるというカラクリも画期的。でも残念ながらティンバージャックでは、下の写真のような根っこ付きの倒木は(回転させることができないので)持ちあげることができないのでした。それに、これは自作するのが意外と難しそう……。
いま取り組んでいるのは、林の中のこんな根っこ付きの倒木なのでした。
そこでティンバー・ダックスの登場です。まずは、テコ棒で倒木を少し持ち上げます。その状態で、ヒモを木の下に通します。このとき、手を木のしたに入れるのは危険なので、フックの付いた針金を使います。
↑ 木の上にフックの付いた針金がのっているのですが、分かるでしょうか? これをまず木の下に通し、ヒモをフックに引っ掛け、ヒモを木の下に通します。
↑木の下にヒモを通すことができたら、テコ棒を使って、今度は本格的に木を持ち上げます。で、その状態で、ヒモを引っ張って丸太の下にダックスを入れ丸太を持ち上げておく、というものなのでした。
↑ダックスを入れ倒木がこんな風に持ち上がったら、チェーンソーで玉切りにします。凍った土を切ると、一発でチェーンソーは切れなくなってしまうのですが、こうして作業すれば、それを防ぐことができます。また、次からは針金がギリギリ通るところに、逆向きに針金だけ通しておくことで、ヒモを通すために丸太をリフトさせる必要もなく、ダックスの架け替えは簡単にできます。
↑バー長さ20インチの大排気量モデルなのに新品9800円という中国製の超格安チェーンソー、燃料キャップから燃料が漏れるなどのマイナートラブル(でも改善可能でした)はあったりしたもののいまのところ、大活躍しています。
というわけで、きょうも、360㏄のJimnyクン、ガンバって仕事をこなしてくれてました。ありがとうねぇ。