石油発動機

昔々、ガソリンをキツケとして石油(灯油)で動く、電気点火タイプのエンジンがありました。石油発動機、通称、石発と呼ばれる発動機(エンジン)です。SVOの場合も、エンジンが温まるまで軽油で走らせるという2タンク方式がありますが、それと似て燃料タンクがガソリン用と石油用と二種類あったりします。
でも、天ぷら廃油で走るSVOがディーゼルエンジンなのに対して、石発は点火プラグのあるガソリンタイプのエンジンなのです。しかもこれらのティラー(耕運機)はリヤにリヤカーをつけて「灯油で」公道を走っていたのだから、のどかな時代だったともいえます。石発が小型特殊車両として、認可が取れているというのは、ある意味、我々にとってはとてもありがたい「前例」だったりします。
もしも、灯油ではなく、軽油を前提に認可されたとしたら、石発を天ぷら廃油で動かせる可能性が高く、圧縮を下げるなどの加工を行なえば、ベースはガソリンエンジンのまま、天ぷら廃油で走る軽トラックが作れたりしないか?などと、夢だけはどんどん広がるのですが……。

↑これが石発の積まれた耕運機、一般にテーラーと呼ばれるが、正式には耕すという意味のティラーではないかと思う。

↑燃料タンクは、ガソリンと灯油をそれぞれ別に入れるため、キャップがふたつある。燃料フィルターも別々にふたつ、付いていたりする……そのあたりもちょいと良心的。

林の縁のあたりにオブジェのように置いてあるので勝手に見学してください。