Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


最近、食べて美味しかったもの。

 このところ、ブランチの定番となりつつあるのが、採りたて野菜たっぷりの「豪華(?)納豆メシ」。少食&時間の節約を兼ねて、朝食を食べずに少し早めにお昼にするということが最近多くなっています(自給的な暮らしは効率が悪いので何をするにも時間がかかります、そんなわけでやらなければいけないことの山に押しつぶされないためにも、時間の節約は結構重要なことだったりもします)。
 朝食を食べない分、ブランチは豪華に……とは言っても、お金を掛けるわけにはいかないのでベースは納豆。これに採りたてのトマト、オクラ、ミョウガをミジン切りにして、それに自家製梅干しと市販品の昆布を加えます。つけ合わせも、その時、畑で採れたもの。写真の日は、シシトウの炒めものと、キュウリとミョウガのぬか漬け。

 納豆、トマト、昆布、それに納豆のタレに含まれている各種アミノ酸が混ざり合って相乗効果で動物性蛋白質なしでも強烈なうま味を醸しだしてくれます。
 納豆のタレを加えてお皿の真ん中で混ぜたあと、マスタードを加え、これはあまりかき混ぜず、局所的に効くようにしてそのままいただきます。
 オクラやトマトからもヌルヌル成分がでるので、お箸ではつかめません。スプーンでまずこの豪華納豆をすくい、ご飯にのせずに直接口に入れます。その後、スプーンで(できればおこげの混ざった)ご飯を口の中に適量加え、咀嚼(そしゃく)します。

 あー、思い出しただけでも、口の中に唾液が充満。納豆が嫌いでない人には、ぜひオススメ。いくつかバージョンが有るのですが、この季節のトマト&オクラ&ミョウガが最高の納豆メシのひとつではないかと思われます。


 今年の夏は雨が多かったので、夏キノコの当たり年になりました。畑に一本、どこからか飛んできたタネで育った実生の松の木があります。そしてそれが成長し、いつしかその周囲にアカハツが発生するようになりました。そして今年は大発生。このキノコも、うま味が強くてとても美味しいきのこです。手放しでは喜べなくなってしまったことは残念なのですが、我が家では家やその周辺で採れた素性のはっきりしているものはいただいてしまっています……。

 アカハツのバターライス。1日2食にしても、こんな美味しいものが採れてしまうと、なかなか体重は減りません。



 そして最後は、今晩のデザート。さとみさんの誕生日だったので、娘がバースデーケーキを焼いてくれたのでした。中には酸味の効いたドライマンゴーがたっぷり仕込まれていて、飾り付けに使われていたハーブの香りと合わさってとても美味しいケーキでした。

 飾り付けと香りつけは庭に咲いている草花&ベリー類。
青い目立つ花はボリジ。黄色の大きな花はマーレイン。和名をビロウドモーズイカといい、葉っぱは我が家ではまた別の使い方で使われていたりします。
 そして紫ピンクの小さな花はトゥルシー(ホーリーバジル)の花とのこと。小さいけれどもこれが効いていて、とても香り高い美味しいケーキでした。