多くの方が情報をシェアしていただき、ありがとうございました。
独立型太陽光発電用電源車、製作のためのベース車両である、軽トラ、タダで譲っていただくことができました。
残念ながらすぐには動かず、家まではロープで牽引してきたのですが、ちょっと修理したら快調に動くようになりました。Mさん、ありがとうございました。
せっかくなので、
■セルはまわるのに、エンジンがかからない場合の点検方法■を紹介します。
↑まずはエンジンルームをあけます。軽トラの場合は、座席の下にエンジンがあります。座席はクリップを外すと外れます。
↑最初にやるのは、プラグの点検。点火プラグを外してどんな状態か見ます。
①点火プラグが濡れている場合、燃料は来ています。
②プラグコードにつないだ状態で(写真のように)プラグをエンジンの金属部分に接触させ、その状態でセルモーターをまわしてみます。このときプラグの電極間にパチパチと火花が散れば点火はOK。
今回の場合はプラグは濡れていたけど、②のテストで火花が飛びませんでした。そこで他の気筒のプラグに差し替えて同じようにセルモーターをまわしてみたら、今度は火花が飛んだので、その気筒に使われていたプラグが断線してしまっているようでした。
↑そこで、プラグを交換するのですが、あいにく、この軽トラに使用されているプラグは特殊(細身でネジ下長さの長いタイプ=写真の下)で、手持ちではありませんでした。そこでネットで探して注文。TORGHという中国製のプラグですが、1本234円で、こんな山の中なのに翌日には届きました。ありがたいです。助かります。これに取り替えたら、一発始動。
↑もしも、セルモーターをまわした際、プラグに火花が飛んでいるのにエンジンがかからないという場合は、エアクリーナーを外した状態でセルモーターをまわし、エアクリーナーケース側からCRC556などの潤滑剤(あるいはブレーキクリーナーなどの洗浄剤)のスプレーをちょこっと吹くとそれがキツケになって、それ以降は普通通りにエンジンがかかることがあります。
ただししばらくエンジンをかけていなかったようなエンジンでは、エンジンオイルがちゃんとに入っているかを事前に確認することと、できればエンジンを掛ける前に、プラグ穴からシリンダーに潤滑剤などのスプレーを少し吹いてあげるといい(シリンダー内壁の油膜がなくなってしまっているだろうから)と言われています。
というわけで、エンジン復活。
排気量550㏄のエンジンではありますが、3気筒12バルブの精密エンジンで、なんだかレーシングカーのような吹き上がり。電源車にしてしまうのはちょっともったいないようでもあるのでした。