完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


実はウエハースだった煙突ボックス

コロナウイルスが怖いから、というわけでもないのですが、家の敷地からほとんどでない引き籠もり生活をしています。でもこのところは毎日毎日、刺激的なできごとがいろいろあって、それらに驚いたり楽しんだりしているのですが、でも、歳とともに時間の流れは早く日がたつにつれ、刺激的な毎日は忘却の彼方に次々に消えていってしまうのでした。そこで、たとえ中途半端であっても、なるべくその日にあったことをその日のうちにブログに書き留めておこう、と(きょうのところは)思いました。

で、ウエハースの話です。
我が家には煙突ボックスと呼ばれる一角が建物の西側にあって、その中を煙突だとか、パッシブソーラーのための屋根から暖気パイプだとかが通っています。
そこの外壁にアンティークレンガ風のサイディングを使っていたのですが、それがキツツキの餌食になってしまていることは薄々気がついていたのでした。足場があるうちに雨水が入らないようにキツツキの突っつき跡を補修しておきたいということで、上部は足場のあるうちに鋼板のサイディングに貼り替えてもらっていたのでした。

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⇧これが(在りし日の)煙突ボックス。上部は新しく貼ってもらった鋼板のサイディング。下がアンティークレンガ風サイディング(アンティーク風のリアリティを出すために20年前、スポンジでオレンジや焦げ茶などのペイントをたたき、夫婦で3日くらいかけてアンティーク風に着色したもの)。
上の写真をよく見ると分かるかもしれないのですが、アンティークレンガ風のサイディングの隙間が越冬昆虫たちの格好の棲家になっていて、それらがまたキツツキたちの格好のエジキとなり、キツツキが激しく突っつくものだから、偽物のアンティークレンガ風サイディングの各所に穴が空き、その隙間から雨水が入ってしまっていたのでした。

上の方はまだしも、下の方はサイディングを押すとガバガバな感じで、これは下地も傷んでいそうだなぁ、ということで、新しいサイディングを貼るのは上の方だけにして、下の方は古いサイディングを剥がして傷んだ部分を補修してから新しいサイディングを貼ろうと思っていたのでした。

そんなわけで下から古いサイディングを剥がし始めたのでした。
まずは一枚目。

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⇧そしたら、なんかおかしいのです。固定しているコーススレッド(木ネジ)を緩めようとしたのですが、反時計回りに回転させているのにインパクトを押し付けるとネジがズブズブズブと奥に入っていってしまうのです。固定のためのコーススレッドは内部に押し込まれていまい固定ビスを抜くことなくサイディングがはがせてしまったのでした。

で、恐る恐るタイベック(構造用合板の外側に貼られている建物用の透湿シート)を破ってみると……。

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⇧内部はこんな状態。手で持っているものはお菓子のウエハースではなく元は構造用合板。
本当はここまではがすつもりではなかったのですが、仕方なく二枚目に取り掛かります。
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⇧恐る恐る二枚目をはぐると二枚目も似たような状況。
そしてさらに三枚目、四枚目。

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⇧固定されているはずのコーススレッドをほとんど緩めることなくはがせてしまったのでした。

そして5枚目。

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⇧タイベックを剥がしてみると、構造用合板もツーバイ材もウエハース、かろうじて元の形を保っていたのは断熱材のグラスウールと内壁の石膏ボードだけでした。

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⇧真ん中あたりの黄色いのがグラスウール。木材はほとんどがウエハース。手で握るとボロボロと形を失っていくのでした。
そして恐ろしいことに床の根太も。

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⇧根太もほとんどやられてしまっている状態で、かろうじて石膏ボードの面で荷重を受けているという感じでしょうか? 

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⇧ホントはこんな上まで剥がすつもりはなかったのに……。バールもハンマーも必要なく、こんな状態になってしまったのでした。スタッドなしの石膏ボードにかなり荷重がかかっていると思われるので、とりあえず単管パイプとハシゴで補強しました。
思わず笑ってしまいたくなる状況ですが、笑っていられる状況でもありません。

ふー、さて、どうしよう……。
とりあえず、急いでひとり頑張ってくれている石膏ボードを加担してあげないと大変なことが起きてしまいそうな状況のように感じます。この煙突ボックスの内側(室内側)には、重量物である薪ストーブとその上に煙突(煙突もかなり重い)が載っているのです。このままでは床下に潜るのも危険な状態。
煙突ボックスの補修はササッと終わらせて、いろいろ差し迫っている違うことをやろうと思っていたのですが、明日からしばらくは気合を入れて煙突ボックスの補修に取り組まなければいけない状況になってしまったのでした。
ということで、引き籠もりとはいえ、自給的な田舎暮しの場合はなかなかどうして刺激的な日々の連続なのでした。

おまけ。
「ころび止め(スタッドとスタッドの間の水平の板)」も朽ちてウエハースで心もとなく、それで途中で巣作りを諦めたのか? スズメバチの巣なんかもありました。

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ここまで進行してしまった状況ですが、まず最初にタイベックの内側に雨水が侵入し、木材腐朽菌が蔓延した後、シロアリが侵入し、その後、シロアリの巣をムネアカオオアリが占拠したという状況のように思われました。シロアリの姿は見えず、現況で越冬していたのはムネアカオオアリ(木材は食べない)だけでした。

煙突ボックスの補修1につづきます。