今回の選挙に当たって、自民党の幹事長は、憲法を改定し戦争のできる国にして「命令に忠実に行動しない人(現状では自衛隊の一部)は閉鎖された会議(軍法会議)にかけ、最高刑罰(つまりは死刑)に処せるようにしたい」とハッキリ発言しています。
(2013年7月16日 東京新聞)
これは具体的にはどういうことか? というと、自分たちのにとって都合の悪い意見や報道をする連中を徴兵制でめしとり、最前線に送り込み、合法的に抹殺することが可能になる、いうことでもあります。
この動画の2分15秒あたりからです。しかも、軍隊の活動は「国民を守るため」ではなくて「国家のため」とハッキリ発言しています。結局、軍隊というのはそのときの政治家を守るためのもので、そのために国民の命を奪うことがある、ということを我々はつい最近、アラブの春で見たばかり。
これだけはっきり、自分たちの政策を主張をしているのに、今回の選挙はどうも争点がボケている、なんて報道をするマスコミ(特にテレビ)は絶対的におかしい。
ベトナム戦争のときのことを思い出してほしい。日本には9条があったから(直接的に)参戦せずにすんだ。一方、韓国は派兵をさせられ、いまだにベトナムでは韓国人に対する社会的感情が(日本人と較べて)良くなかったりします。そのベトナムに親日感情がいいからといってトップセールスで原発を売りつけているのが自民党の総裁である安倍氏です。
それともうひとつ、軍隊が「国民ではなく、国家を守る」ということはどういうことか? 命をかけてシリアの紛争を取材していて政府軍による銃撃で亡くなられた山本美香さんが伝えようとしたことを我々はしっかり受け止める必要があると思うのです。
憲法改定、原発推進、TPP賛成、米国の富裕層&軍産複合体による日本人労働者の奴隷化……、彼らははっきり、とても分かりやすく主張してくれているように思います。