サイゴンのよろず屋さんで1個30円で買った黒いバケツが気に入っています(ベトナム貧乏旅行の模様はコチラから)。異国の地のなんでもない日用品が気に入っていて、我が家のおみやげは、バケツだとかチリトリだとかホウキだとか……ブランド品と違ってお金がかからなくていいのですが、帰りの成田で荷物検査に会ったりすると少し恥ずかしかったりします。「黒いプラスチックのバケツっていうのは結構、珍しいんですよ!」などと聞かれもしないのに、検査官に向かって言い訳してみたり……。
その黒いバケツに鉢植え用土として、崖の中腹の土(雑草のタネが少ない)と燻炭と生ゴミ堆肥を混ぜておいておいたら、生ゴミ堆肥からウリ科の植物が発芽してきました。最初はカボチャだろうと思っていたのですが、なんだか様子がちょっと違います。這われると邪魔なので、ヒモを架けたら、それにからんできました。
その昔、生ゴミ堆肥から発芽した得体の知れないウリ科の植物を大切に育てていたら、煮ても生でも美味しくない「プリンスメロンカボチャ」ができてしまったことがありました。デモ今回は、うれしいことに(純粋な)キュウリでした。
↑そして、まだまだどんどん伸びそう……緑のカーテンになるだろうか?
↑一方、こちらは去年の秋、冬越し用に鉢あげしたタイヤの植木鉢。こちらの生ゴミからはトマトが生えてきて、ときどき美味しくいただいています。路地のトマトの収穫はまだまだ先だからありがたい。ナスタチウム、オレガノ、タイム、雑草各種……、小さなカオスの植木鉢です。
そしてきのう、やっと麦刈りを終えました。しかし今年の麦は壊滅的。バインダーをセットし、さあ、刈ろうと思って麦の列を見たら、ストローだけが空しく林立していたのでした。前日まではあったのに、穂だけが見事になくなっていたのでした。ひと晩違いでシカに穂刈りされてしまうなんてこともあるんですね。大損害……、でも、将来、美味しいお肉を大量にいただくための初期投資……と無理やり思い込むことにしました。