東京オセンピックのプレゼンテーション

 世界に向けた安倍総理の素晴らしい国際公約に目くらませされられてしまった感じの東京チームのプレゼンテーションでしたが、その実、具体的な提案はアイデアに乏しくて内容はなんだかとてもつまらないもののように私には感じられました。

 どうせなら、もっと大胆な発想のオリンピックを提案すれば良かったのに。
たとえば、福島の事故を受けて東京オリンピックでは、「原発はもちろん、化石燃料を使って発電された電気も一切使いません!」と宣言するとか。

 で、新しい競技を作ります。
競技時間は、2時間3分38秒。使用する発電機は問いません(持ち込み可)。2時間3分38秒という時間の中で、ヒトひとりが頑張っていかに多く電気を発電することができるか? を競う競技です。

 あるいは、競技を観戦する人たちは暇で体力をもてあましているわけだから、スタジアムの客席にはペダルタイプの自転車発電装置をつけて置いて、それを漕ぎながら競技を観戦するというのはいかがでしょう? そうすればスタジアムは外からの電気を使わないですむだろうし、お金の力で強引に登録した競技や、判定によってどうにでもなってしまうつまらない競技には、お客さんが集まらないので、役員やコーチや監督などが必死にペダルを漕がないとテレビ中継の電気さえまかなうことができない、ということになります。

 しかも競技は(安倍の言う)アンダーコントロールではなく、アンダーコンストラクションの状態で行います。つまり、ウエイトリフティングの選手は、バーベルではなくセメント袋を何袋運べるか?を競えばいいし、高飛び込みの選手は、高いところから飛び込んだついでに海中の砂を採取し、東京湾の線量測定のお手伝いをします。
 だめだ、やっぱりどうあがいてもブラックな方向に傾いていってしまう……。


 上の写真は何年か前に明野で行われたエコアートフェスティバルでのひとコマ。ペダルを漕ぐことで発電する自転車発電装置なのですが、頑張ると扇風機(自動車用の電動ファン)にも電気が供給され、涼しい風を浴びながら発電ができる(余剰電力を自動車用の廃バッテリーに蓄電できる)という仕組み。
 漕いでいるのはフィリピン、ルソン島の山岳地帯からやってきた少数民族の青年。日本人はあまり興味を示さなかったけど、彼らは健全でこうしたことに興味があるんですね。