データの追加・白州311後プラスチック管を追加測定

 GM管をプラスチックのパイプの中に入れ、白州311後の灰を測定したデータを追加します。

 なぜGM管を異なる金属やプラスチックの筒の中に入れて測定しているのか? あるいはなぜ今回の測定では鉛での遮蔽が不要なのか? このマンガ「放射線の正しい測り方」をご覧いただくと、分かりやすいかもしれません。
 安くて300万円……などという一般人の常識からはかけ離れた測定器を使わなくても、(材料費1万円未満の)自作の測定器でどうにか灰や土壌や食品などの目安を知ることが出来ないか? ということでみんなで知恵を絞って悪あがきをしているわけです。
 汚染されていない検体と比較測定するのであれば、バックグラウンドからの放射線量はほぼ同じになるので鉛による検体自体の遮蔽は不要とできるのではないか? 逆にアルミやステンレスやプラスチックなど線種によって貫通率のことなる素材でGM管を包み、その値を比較することで放射性カリウム(K40)による影響がどのくらいあるのか比較検討できるのではないか?と思ったわけです。
 K40は主にベータ線を発するので、それをよけて測定することができれば、GMカウンターでもある程度セシウムの影響を検知できるのではないか? セシウムの134と137の割合も、(134は半減期が約2年と短いので)時間をかけてうまく測れば(今回の事故では134と137が1対1で出たという仮定が正しく、それに合わせて同じ検体を定期的に測ることで)GM管でもある程度、核種を推測することができるのではないか?という目論見もあったりします。ただし、ベータ線がどのくらい遮断できているかが分からない状態では、GM管の場合、核種ごとのベクレルの値を推測するのはかなり難しいわけで……やっぱり、あくまでGM管による測定は目安ではあるわけですが……。

 という前置きを書いた上でヨレヨレ仙人さん(なんだかこんな風にお呼びするのはとても気が引けるくらいに冴えた方なのですが)からいただいたメールを紹介させていただきます。
 今回の遮蔽のテストでプラ、アルミ、ステンを比べたことで、その結果、以下のような傾向が出たことに意味を感じています。
①立科のデータでは、アルミでもステンでも遮蔽されるものがある。
②白州のデータでは、アルミで遮蔽されずステンで遮蔽されるものがある。

この違い(遮蔽されたものに違いがあるということ)は大きいのではないかと思うわけです。考えを飛ばし過ぎかもしれませんが、たとえば、①よりも②の方が高エネルギーのβ線を放射しているということは考えられないでしょうか。
 以下は主要なβ線源のエネルギー(電子ボルトというやつ)で、K40がけっこう高いみたいです。
K40のβ線は1.314MeV
Cs137では0.51MeV
Cs134では0.088MeV
 他の核種についてはまだ調べていません。
このeVの数値からすぐに放射性セシウムへ飛び、さらに原発へ飛ぶのは早計とはいえ、こういう違いが遮蔽の差に出ているという可能性(あくまで可能性)はないかなあ、と思ったりします。
 もしそうだったら、あるていど(ザックリと)特定の核種へ近づいた可能性を否定できない・・・かもしれない。もちろんK40の影響は大きいと思うので、白州311前と立科の数値の差を全部原発由来とするわけにはいかないというのが前提だと思いますが。
 飛躍し過ぎの勘違いだったらスミマセン。よくそういうトンチンカンをするので・・・お気づきの点がありましたら、どなたか訂正のほど、よろしくお願い申し上げます。いろいろと議論を交わして理解が深まることも大切かと思いましたので、一知半解状態を怖れず、あえて書かせていただきました。じつはいま、頭の中が?マークだらけ、ぐちゃぐちゃになっているのです。
転載終わり
追加データ■白州311後プラ■ 白州311後の灰をプラスチックパイプに包んだJ408ガイガー管で、3時間=180回測定した際のCPMの平均値は「83.26±0.4cpm」でした。
 こうなるとやっぱり、白州311後をステンレス遮蔽で測定してみたくなりますね……。