Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


薪ストーブを使った鉄板料理の楽しみ方


 きょうも、朝から見事な雪景色。気温は高めですが、太陽は顔を出さず、屋根の雪が溶けないのでパッシブソーラーが働きません。そんな日は薪ストーブを一日中焚いていることになります。せっかくの薪ストーブの熱をただ暖房に使うだけではもったいないので、お昼は薪ストーブで料理を作ることにしました。
 我が家の薪ストーブ料理としては、燃焼室内に熾き(おき)を作り、その熱で魚やお肉を焼く、というのが定番なのですが、きょうは直火でもOKな鉄板焼きをすることに。

 まずは骨董市で500円で仕入れた分厚い鋳物の鉄板を燃焼室で焼きます。鉄板が十分に温まったらそれを今度はストーブ天板の上に載せ、そこで料理をします。きょうは、我が家で採れたこの冬最後のキャベツを使ってのお好み焼き。厚手の鉄板二枚重ね(2枚で1センチ以上)なのでじんわり中まで火が通りやすく、お好み焼きには最適なのです。

↑お好み焼き本体を焼いている間に、お好み焼きの命ともいえるマヨネーズをつくります。新鮮な卵に京都の千鳥酢(酸っぱさが尖っていなくてマヨネーズやピクルスに最適)、それにサラダオイル、マスタードと香辛料少々を加えながら泡だて器で攪拌します。マヨネーズを作ってみると卵の新鮮さが一目瞭然。新鮮な卵だとトロリとした美味しいマヨネーズができます。

↑最後に表面をカリっと仕上げるために、燃焼室の中に30秒ほどさらします。このとき、燃焼室の温度は250度を超えています。鋼板が厚いので、どちらかというと、下火よりも上火の方が効く感じになります。

 そして完成。自家製マヨネーズと柿酢を使った濃厚なソースをかけていただきます。熱々をいただくことができるのも、薪ストーブならでは。自然の恵みに感謝しながら美味しくいただきました。