完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


大人の火遊び……次はTLUDストーブ?

 小学生にナイフで鉛筆を削ることや、火遊びを教えるという、提案がされているそうです。でも、もっと大切なのは、身近な大人たちが本物の火遊びをして、その楽しさを見せつけることではないか? と思っています。
 実は今、締切から開放されたらすぐにでもやりたいと思っている火遊びがあります。それがTLUDストーブです(そんなときに唯・父さんが見事に火をつけてくれたのでした)。TLUDは、これまでのナチュラルストーブの優れた仕組みを様々に組み合わせたのがTLUDストーブとも言えそうなのです。
どんな仕組みが採用されているか?というと、
①モミガラを蒸し焼きにしてガス化して燃やすという「ぬかくど」の仕組み
http://d.hatena.ne.jp/musikusanouen/20101206/1291639028
②断熱すると強い上昇気流を生むという「ロケットストーブ」の特性
http://d.hatena.ne.jp/musikusanouen/20110613/1307977284
③流体が流れるパイプの途中に穴をあけるとそこから吸気を拾うというベルヌーイの定理に基づく「自然吸気型廃油ストーブ」の仕掛け
http://d.hatena.ne.jp/musikusanouen/20101103/1288743479
④還元状態で薪を蒸し焼きすることで、薪を木炭にして、その後のオキ火も使える「炭焼きストーブ」の原理
http://d.hatena.ne.jp/musikusanouen/20100919/1284915482
これらの仕組みや原理を見事に駆使して、さらにこれにコペルニクス的発想を加えたのがTLUDなのです。TLUDは、Top Lit Up Draftの略で、これは言ってみれば「火を上からつける」というような意味。
 とにかく映像を見てもらうのがてっとり早いですね。

ねっ、「上から燃やしていく……」、これまでぬかくどやキッチンロケットの自作をしてきた人にとっては、コペルニクス的でしょ!
 上の動画では、燃料にペレットを使っていますが、もみがらと木片の組み合わせだとどうなるだろう?とか、二次空気の導入部にベンチュリー効果をもたせるだとか、青い炎で燃やせないだろうか?とか、燃料が燃えて体積が少なくなるのに合わせてケース(上ぶた)が下がっていく構造にしたらどうだろう、とか、本物ぬかくどのように途中から燃料を継ぎ足せる構造も面白そう!だとか……、はい、加藤さん、スミマセン、仕事に戻ります。いまちょうど、次号オールドタイマー誌の自給知足の連載ページで、杉山さんの版築ロケットストーブの詳細を書いてます。見れば見るほどに面白いところがたくさんある杉山さんの工房のことも紹介させていただこうと思ってます。12月26日発売です。こちらも良かったらぜひ見てみてください。。