完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


10月のトマト

 トマトが一番おいしい季節をご存知ですか? 夏だと思うでしょう! 育てたことのある人はご存知かもしれませんね。トマトが一番おいしいのは、「10月」だと思うのです。霜がおりる少し前のトマト、これが一番おいしい……これは近くのトマト農家の嘉山さんとも、一致した見解です。なぜか今頃、トマトは抜群においしくなるのです。

↑ ここ数年、我が家のお気に入りは、このマイクロトマト。ワイルドトマトとも呼ばれ、とにかく丈夫で、脇芽欠きや屋根掛けなども不要。地面に這わせてもいいし、支柱を立ててそこに沿わしてもいい。こぼれ種で発芽するので、これが畑のアチコチにあります。

↑ そしてこのトマトがひと粒ずつ、おいしいのです。そこで、たくさん集めて煮込んでスープやソースを作ったり、あるいはドライトマトを作ったりします。天板の上にオーブンペーパーを敷いて、そこにトマトをギッシリ並べます。

↑ パンを焼いたあとの石窯の余熱+追い炊き少々。

↑ するとこんな感じでドライトマトの完成。輪切りのドライトマトと違って、トマトの甘みと酸味と旨みが、皮の中で凝縮されます。我が家ではこれをオリーブオイルに漬け込んで瓶詰めで保存しています(ただし要冷蔵、早めに食べたほうが美味しい)。

↑ これは石窯の余熱を使った別のバージョン。リンゴを輪切りにして、お砂糖少々とシナモンをふりかけるだけでできる、焼きリンゴのお菓子。栗の根っこを乾燥させ、それをオキにして使うとシナモンの香りと混ざってとてもいい感じのスモーク臭がつきます。

↑ そして、これが10月のトマトの完成形。10月のトマトはもちろん生で食べても美味しいのですが、木なり完熟のマイクロトマトドライトマトをたっぷり使ったペペロンチーノ。バジル、オレガノ、タイムをたっぷりかけていただきます。あー、思い出しただけで、口の中がパブロフの犬になってしまいました……。