⇧樹高3m以上あるカエデの木を覆い尽くしてしまったアレチウリ。黄色い花はキクイモ。
刈払機の普及で、ハギの花が少なくなった今、ニホンミツバチにとって越冬用貯蜜のための貴重な吸蜜植物だったりします。
蜜が多くでるのか、蜂類が特に好み、ほかの虫たちも好んで集まってきます。
とはいえ外来種で、放置すると繁殖力は凄まじく、また撤去する時期を逸すると、タネの周りについた白い細い毛が体に刺さり痛いので撤去する場合は適期を逃さないようにする必要があります。
⇧アレチウリのタネ。とてもユニークな形をしているのだけれど、このタネの周囲の白い細い毛が体に刺さるのでこれができる前に撤去すると楽ちん。
撤去が必要な場所は8月下旬から9月上旬、タネが付く前に撤去するのがいいと思われます。
ツル植物の割に木への絡み方は弱いので、元の蔓を引っ張ることで、まさに芋づる式に撤去が可能。この時期、カナムグラも太い元蔓を見つけることができれば、効果的なので撤去が必要な場所や果樹などに絡んでしまったものは、同時に撤去するといいように思います。
虫たちが吸蜜中のアレチウリへの除草剤散布は、特にミツバチへの影響が大きいのでやめてほしい。
⇧アレチウリの雄花。
⇧アレチウリの雌花。こちらも可憐。