リンゴをはじめとした品種改良された果樹には、他の樹木と違って驚くほどたくさんの虫がつきます。放って置くとあっという間に木は丸坊主!
おいしさや収量を追求して品種改良すると、その他の部分には弱点がでるようにできているのだろうか?
おいしさや収量を追求して品種改良すると、その他の部分には弱点がでるようにできているのだろうか?
「誰かがひとり勝ちしないこと」、もしかしたらそれが地球の生態系を保つ上での大切な仕組みなのかもしれません。
そう考えると、ますます、ヒトの都合のいいように遺伝子を組み替えてしまうことに、恐ろしさを感じます。
とまあ、そんなわけで、果樹の多くは、殺虫剤や殺菌剤を使って育てられるのが普通なのですが、虫や草との共生をめざす虫草農園では農薬を使いたくないので、毎日巡回しては、心を鬼にして果樹につく虫たちを手作業で殺しています。
そしてきょうは、親子で忍法・隠し身の術をつかうことで知られている、カレハガの(たぶん)終令幼虫を発見。なんと体長は8cmくらいあります。
しかも刺激するとこんな風に、おしゃれな姿にも。変わり身の術をもつかいます。
そしてそのとき、どんな顔をしているかというと、こんな顔。
やっぱり、殺せませんでした。
(カレハガはサクラでも生きていけるはずなので、そちらに移ってもらいました)。