Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


計画停電時の非常用電源の自作方法

 問合せをいただいたので、計画停電時の非常用電源にしぼって具体的に書きます。
■必要なもの■ ①バッテリー、②充電器、③インバーター、基本はこの三つです。
■仕組み■ 自動車用のバッテリーを電源として、停電していないときにそのバッテリーを充電しておき、停電したらそれにインバーターと呼ばれる変換機(直流の12ボルトを交流の100ボルトに変換してくれる)をつないで、そこから電話機やモデム、パソコンなどの電源をとります。
 電話とパソコンとネット環境が確保できれば、ユーストリームでテレビも見れるし、各種の情報を得ることができる、情報を得る手段が確保できていれば、精神的な安心感をえることができる、それが最大のメリットではないでしょうか? 
[
]■必要なものの補足■

①バッテリー。自動車用のバッテリーがお勧めです。とりあえずは1個あれば十分です。足グルマのバッテリーをはずしてしまうとその間、クルマが使えなくなってしまうので、セカンドカーがあれば、そのバッテリーをはずして家の中に持ち込むのがいいと思います。あるいは配線が届けば、使っているクルマのバッテリーをはずさずに使う方法もあります。
 ホームセンターや自動車量販店などからも新品バッテリーを買うこともできますし、自動車の解体屋さんや金属を扱う廃品回収屋さんなどにも中古バッテリーがあったりします。いずれにしても買い占めないようにしてください。中古バッテリーが使えそうなバッテリーかどうかを見分けるポイントは、液が適量入っていること。ケースの側壁(正面ではなくサイド側)が大きく膨れていないこと(少し膨れ気味くらいなら問題ありません)。

②充電器。自動車用の12Vバッテリーを充電するための充電器です。持っていない方は、ホームセンター、自動車用品量販店、アマゾン、楽天などで手に入れてください。高価な急速充電器ではなく、満充電まで時間がかかるけれども値段は安いタイプの方がバッテリーのためには優しいです。自動車用の鉛蓄電池は高い電圧で急速充電させると傷みます。またバッテリーは過充電をさせてしまっても傷むので、できれば過充電防止機能付の全自動充電器(上の写真のタイプ)というのがオススメです。トランスを使うタイプよりもスイッチング充電タイプのほうがバッテリーにもいいし、熱に奪われないので節電にもなります。

インバーター(コンバーター、変換器)。直流12Vの電気を交流100Vに変換するための機械です。これもホームセンター、自動車用品量販店、アマゾン、楽天などで売っています。さまざまなサイズのものがありますが、あまり欲張らないほうがいいと思います。12Vの自動車用バッテリーひとつを電源とする場合は小型のもののほうが変換に無駄な電気を使わずにすむので良いように思います。できれば写真のようにワニ口が接続されているものの方が屋内では使いやすいですが、シュガライターアタッチメントを使ったり、線を切り被覆をむき、充電器のワニ口ではさむなどで対処できます。

■注意しなければいけないこと■

■とても重要■鉛蓄電池(一般的な自動車用バッテリー)は、充電時に正極から水素が発生します。そのため電極が電解液に浸っていない状態だと、空気中に露出した電極部分で火花が発生する可能性があり、それによって水素爆発を起こす恐れがあります。これはシャレになりません。希硫酸が飛び散る可能性があり、とても危険です。特に中古バッテリーを使用する場合は、電解液がレベルゲージのLOWラインの上まで入っていることを必ず確認してください。

●逆接続をしないということにも注意が必要です。上の写真のようにペイントペンでプラス側のターミナルポストの上部を赤くペイントしておくと、間違いを防ぎやすいと思います。配線は普通、プラスが赤、マイナスが黒です。
●静置型バッテリーの弱点に、内部の希硫酸の濃度が上と下で変わってしまうということがあります。その点、車載されているものはクルマの振動で揺らされるので問題ないのですが。内部の希硫酸が飛び散らないように注意しながら、できればときどきバッテリーを揺すってあがるといいと思います。山小屋に静置されているバッテリーなどは各セルの下部からエアを入れ、ときどき内部の電解液を拡販できるように改造したら、バッテリーの持ちがすごく良くなったとの話もあります。