完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


農作業道具の必須アイテム「風呂イス」……、の塗装。

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渋滞がなくなった真夜中の首都高、八丁堀の出版社から横浜の自宅まで何分で帰れるか? なんていうのを楽しみに仕事をしていた頃がありました。
愛車は1963年式という当時でもかなりオンボロなスポーツカー。走っている最中に全電源喪失なんていう恐ろしいこともあったりしましたが、帰路の横羽線はコンビナートの間を縫うように走る区間があって、トノカバーから顔だけ出して、ブレードランナーの世界に浸りながらいい気になって走っていたりしました。

ひとりで走るのが好きでした。
仲間と一緒に爆音をたてて走りたいとは思わなかったけれども、真夜中のコンビニにたむろっている彼らや彼女たちの姿には幻想というか、ちょっとした憧れを抱いていました。

足首の関節が硬いからだろうか? 実は私「ウンコ座り」がうまくできないのです。
しようすると後ろに倒れてしまいます。もしも、いたしていたときに倒れてしまったりしたらオオゴトです。
では、洋式便器が登場する前はどうしていたか? というと和式便器にはそうした人用にたいてい前方につかまり棒あったのでした。
でもないこともあり、つかまり棒がない和式トイレでは、そこらにあるもの、たとえば水道のパイプとかを握ったり、和式便器の丸膨らみをかかえながら用を足しておりました。
昔のボットンタイプの和式便器にはこんな素敵なデザインのものがあったりもしたのです。

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でもね、山を眺めながら傾斜地でキジ撃ちをしたときに発見したのでした。
傾斜地で谷に向かってしゃがみ、かかと側が少しあがれば、つかまり棒がなくても、自立してウンコ座りができるということを。
つまり平坦な場所でもかかとに木の枝とか根っことかをかませば、私にも出来るのです、憧れの「ウンコ座り」。
で、先日、コンビニにたむろっている彼らをよく見たら、彼らの中にも、縁石にかかとを載せている人がいたのでした。
うれしかったなぁ。


いかん、いかん、脱線しすぎました。
風呂イスの話でした。
そんなわけで、私の場合、畑で座って農作業をするとき、風呂イスがあるととても快適なのです。それはまるで洋式便器のように。
でも、畑の真ん中に白い風呂イスがあるというのはなんとも異様。あんまりかっこいいものではないのです。

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ということで、窓枠を塗ったペンキが余ったので、風呂イスを塗装してみました。
そしたら意外、風景に溶け込んでいい感じ、という(だけ)のお話なのでした。

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⇧タネまきや土かんなによる草取りなどのとき、(足首の硬い人にとって)風呂いすはとても重宝します。自動車のタイヤ交換(寒冷地では1台に付き年2回もあるのです)の時にも便利。風呂イスに座っていれば「足首ジャッキ」を使ってタイヤを上下できるのです。


好きな色を決めて、畑の中のいろいろなモノをその色で塗装すると、もしかしたら統一感が出てそれもまたいい感じかもしれません。

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⇧今回使用したモスグリーン(ツヤ消し)は、窓枠用塗料として23年前に購入したもの。粘度は少し高くなっていましたが、でもどうにか使えました。当時は外国製塗料でないとこうしたシックな色の水性塗料はなく、わざわざ取り寄せ塗装していたのでした。

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⇧手前のフォークは、デザインが気に入ってかなり昔に手に入れたもの(たしか英国製)。サイズといい、角度といい、生ゴミ堆肥をかき混ぜるのにとても便利。だっただけれど、金属部分はステンレスで雨ざらしでも錆びないのだけれども、柄の部分はFRPで、紫外線で樹脂が劣化し、最近では握るとガラス繊維が手に刺さるという状態だったのでした。
ざっくりサンダー掛けし、その後、浮き出てしまっているガラス繊維をPOR15で固め、その上に密着剤を塗布し、水性塗料を塗ったもの。とりあえず、水性塗料も剥がれることもなく、ガラス繊維が刺さることもなくなりました。

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⇧ついでに生ゴミ堆肥に混ぜる米ぬかを入れている一斗缶のサビたフタも塗装(本体も塗りたかったところだけど塗料足りず)。フタだけでもまあまあ、いい感じになったのでいいか。

ところで、風呂いすに変わるもうひとつ、隠れた農作業用便利グッズがあります。それはひざ当て。
最近の100均には目を見張るものが多くて、こんなマイナーなものまで100円で手に入るのでした(正確には110円ですが)。

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⇧一日中、ヒザをついて畑仕事をするようなときにはかなり便利なグッズです。ただ、装着した姿はストライプレスのブラジャーをヒザに付けたみたいでちょっとユーモラスでもあるけど。


一方、ウチで普段愛用しているのは、梱包材料として送られてきた黒いスポンジを細長くきったこんなもの。

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⇧普段は木にぶら下げてあります。何と勘違いしているのか、これを吊るしてから、キジによる農作物の被害が少なくなったように思います(このあたりのカラスは優秀で、しかも余裕があるので農作物に被害をあたえるようなことはありません)。

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⇧こんな風に地面に置いて使います。この上に、ヒザをついて作業します。腰への負担がかなり軽減できます。

でも、機能性に富んでいる、ということでは、これが一番かもなぁ。

 

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おわり。