完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


「車庫に載せた中古ソーラーパネルで中古電気自動車を充電し走らせる方法」を紹介したドゥーパの8月号発売になりました。

「車庫の屋根に中古のソーラーパネルを貼って(中継用にバッテリーや専用のインバーターを介すことなく)パワコンの停電モードを(インバーターとして)使って中古の電気自動車を充電し走らせる方法」を紹介したドゥーパ8月号が発売になりました。

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⇧本文ネームも虫屋として、自然の生態系への想いを込めて書きました。良かったら読んでくださいねー。


技術的な話も比較的詳しく紹介しているので、興味のある人はぜひ本屋さんで探していただけるとうれしいです。
雑誌の場合、記事は買取りで、印税のように売れ行きに応じてギャラをいただけるわけではないのだけれど、いま紙媒体はどこもかなり厳しい状況。ドゥーパは大手出版社から離れ、DIYを盛り上げようと少ない人数で一生懸命つくっています。もしも面白そうと思ったら買ってあげてくださいね。

ここではページスペースの関係で、雑誌では書ききれなかったことを補足として紹介しようと思います。

あ、そうだ。その前にひとつだけ訂正。

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上の文章の最初の部分。
「パワコンを停電モードで使う」というのところキャプションで「車庫の屋根にはソーラーパネルが載っていて東電の送電網につないで使っています」とあるのですが、正しくは車庫の屋根にソーラーパネルが載っていますが、東電の送電網にはつながっていません」です。大事なところなのに間違えてしまいました。スミマセン。


ではさっそく、記事の補足です。

■中古電気自動車の選び方について■
家庭用の太陽光発電のための蓄電池も普及し始めていはいますが、高性能なリチウムイオン電池であること、そして容量で比較すると、家庭用蓄電池を購入するよりも中古の電気自動車を手に入れた方が、はるかに割安感があります。しかも走ることもできる電池なのです。選ぶためのポイントがいくつかあるのでそれを紹介します。
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ひとつは、中古ゆえになるべく消耗していないものを選ぶこと。
走行距離がひとつの目安になりますが、もうひとつ、満充電にしたときの航続距離というのも目安になります。満充電時の航続距離が何キロを表示するか?です。
たとえば三菱の軽自動車の場合、1KWhで10㎞くらい走れるので、かなり大雑把な目安ではありますが、たとえば満充電時の航続距離が100㎞だっととすると電池は10KWhくらいの容量が残っている、と目星をつけることができます。

もうひとつは、電池の種類による性能の違いがあります。三菱の軽電気自動車の場合、多くはリチウムエナジージャパン製のリチウムイオン電池16 kWhが採用されているのですが、中には廉価版と称して東芝製のSCiBの10.5 kWhが載っているモデルがあります。新車時は容量の大きな16kWhの電池のモデルのほうが高く、満充電時の航続距離も長かったのですが、東芝SCiB電池(10.5 kWh)の方がサイクル特性の優れ、中古車の場合はこちらの方がバッテリーが劣化していないことが多かったりします(初期のモデルだと容量の小さいSCiBバッテリーの方が満充電時の航続距離が長かったりすることがあります)。

■使用できる充電ケーブルに関して■

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雑誌内でも、トヨタプリウス(プラグインハイブリッド)用のケーブルを使用することで晴れ時々の曇の際も、発電電力が戻れば自動的に再起動してくれると紹介しているのですが、残念ながらこのケーブルは初期のi-MiEVには使えません。使えるか使えないかの見分け方は、充電ケーブルの途中にコントロールボックスと呼ばれる箱があるかないかで箱のないコードだけの充電ケーブルのタイプにはトヨタのケーブルが使用できず(もしかしたら車両側のファームウエアを書き換えることで使えるかもしれませんが)、その場合はケーブルにより1500W以上の発電出力が必要になり普通のパワコンで厳しいように思われます(スミマセン、そこまでは実験ができていません)。

また、三菱純正のコントロールボックスのある充電ケーブルの場合、(少なくとも私が持っているものは)雲が出てパネルに日が当たらなくなってしまうと「フォルト」が点灯してしまい、その後は電力が回復しても(トヨタのケーブルと異なり)、自動で復帰はしてくれません(晴れ時々くもりに対応できません)。

もうひとつ、最近人気の中国製の高性能充電ケーブル(充電電流値の選択が可能で、充電時間や充電電力量などの表示がありしかも2万円台)でもいま実験中なのですが、残念ながら初期型i-MiEVには使用できませんでした(軽トラや軽バンには使用可能でしたが、晴れ時々曇りに対応しているかは長雨のためまだ再現実験ができていません)。


■電気自動車から家への給電に必要なオスオスコードについて■
三菱の電気自動車の場合、パワーボックスと呼ばれるインバーターを使うことで、太陽光で発電&充電した電気自動車の駆動用バッテリーを、夜間や災害時の電源として、交流100Vで1500Wまで使用することが可能です。
で、そのとき(ブレーカーを落とした上で)どこか手近なコンセントとパワーボックスをオスオスのコードで接続すると、その回路内にある家庭内の他のコンセントも使えるようになります。
たとえば停電中も冷蔵庫を稼働させておきたいということであれば、冷蔵庫と同じ配線内にあるどこか適当なつなぎやすいコンセントにオスオスで電気を供給すればいいのです。
ただし気をつけなければいけないのは、オスオスのコードの金属部分にはときに電気が流れている可能性がある、ということ。
そのためにウチではこんなオスオスコードを作って停電時などに使っています。

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⇧100均で売っている1500Wまで対応可能なスイッチ付きタップにコードをはずれないように接続。

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⇧反対側のコード端にカバー付き(履きつぶした長靴で作った)のオスのプラグを接続。
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配線の接続にあたってはスイッチの部分を必ずオフの状態で接続し、配線をすべて終えてからスイッチを入れることでオスプラグの金属むき出し部での感電予防とする、という仕組み。ルールを決めるなどすれば、そのほかにもいろいろ考えられそうです……。

とりあえず、連載ページの補足は以上です。

Facebookで、「EV for Earth(電気自動車をうまく使って地球にやさしい暮らしをしたい)」というグループページを作って関連情報の共有をしています。

https://www.facebook.com/groups/988136371334346/

化石燃料を使わずに電気自動車を動かく方法、みなさんからの情報も募集し、今後も書き足していこうと思っています。よろしくお願いしまーす。

■追加情報■2020年7月18日
EV for Earthのコメントで城代さんから、ひとつの発電機(またはEV)から、(単相3線式の)家庭のすべてのコンセントを使える方法をとてもていねいに分かりやすくご教授いただきました。以下にコピペします。<以下転載>

オスオスコードを使うのは慎重にしないととても危ないけど、宅内照明が使用できるから非常に便利ですね。
できれば2か3.5sqのケーブルを使って自作した方がいいと思います。
市販の1500W対応の延長コード、器具コードなどは1.25sqがほとんどだと思います。10A以上で長時間使うと、かなり熱を持ちます。
また、入力するコンセントはできれば専用回路のコンセントを選べば、必ず2.0mm(3.1sq相当)以上の太さの宅内配線が、送りでは無く直接接続されているから安心です。メインブレーカーと200V回路を切るだけで、宅内の電気系統の片側(分電盤の上か下)全ての器具が使えます。ただし、使用する電力は1500W以下になるよう注意。
さらに、同じ電源から分電盤の反対側の系統にもオスオスコードで給電したら、200V回路以外は全て使用できますが、**電気の相を間違うとショートする**から単相3線式を確実に理解して、慎重な確認が必要です。
最近の住宅では、電灯(照明)のみが別回路になっている事が増えているみたいですが、多くの住宅では部屋ごとに分かれていることがほとんどです。だから冷蔵庫と照明のみでも多くの回路に電気を送らなければ使えないので、分電盤の上下に電気を送る必要がでてきます。

そして家庭用コンセントの中性線の見分け方と、上下2系統へのつなぎ方に関して。

単相3線の相構成は交流ですがイメージとして(ご存じとは思いますが)
+100V:0V(中性線 電柱で接地されている):ー100V
実際は+-は不明だけど、中性線に対して反対側の電圧の意
200Vはこの両端を使っています。
一般の分電盤は上下の2列にブレーカーが並んでいます。200Vは上下のどちらに取り付けられていても同じですが、100Vは上段と下段でそれぞれ+100Vと中性線、-100Vと中性線につながっています。中性線は共用で、個々のブレーカーも中性線は遮断しないものがあります。2P1E、3P2Eと表記されていたら該当します。
通常100Vのコンセントは左側が中性線で少し長穴になっています。右側が+100Vあるいはー100Vですが、見た目では区別できませんし、テスターを使ってもAC100Vしかわかりません。
判別は分電盤の上下のどのブレーカにつながってるかで確認します。また異なるコンセントの右側どうしの電圧を測定して、0Vに近い場合は同相、200V前後なら異相ということはわかります。
さて、つぎにEVのAC出力や100V発電機のコンセントを考えます。それぞれの極の実際の電位は機器の設置状況により異なると思いますが、線間は100Vです。
注意が必要なのは、発電機のコンセントのどちらか片側の極と分電盤のコンセント中性線側を常に同じにすることです。オスオスコードを2本使うばあい、反対に接続すると中性線側でショートします。オスオスコードに極性を明示すると間違いにくくなります。
正しく接続されたら、分電盤の電位は+100V:0V:+100Vになります。この場合200Vのコンセントは電位差が無いから使えません。
もう一点、発電機(EV)が「正しく」接地されていると、上記の中性線が切断されないブレーカー(主が3P2E)の分電盤の場合、電柱の接地線に漏電する可能性もありますね。これは実際に起こるかなんとも判りませんが・・・
話がまとまりませんが、こんな説明で分りますか?

ということでした。城代さん、ていねいで分かりやすい説明、ありがとうございました。

2020年7月19日追記
発電機コンセント口から3本のラインを出せばいいということですね。そしてその内の1本を中性線、残りを上側、下側のそれぞれの極性のある回路につなげばいいでしょうか?」ちょっと的はずれな私の受け答えに対して城代さんから再びアドバイスをいただいたので追記します。

オスオスコードを2本使う方が簡単です。発電機に2つの出力があれば(おそらく内部結線は同じ)、それぞれから宅内の相が異なるコンセントに給電。出力が1つの場合や2つの時でも1本で一旦宅内のコンセントに送り、宅内のコンセントから別相のコンセントへの送りでもいいです。
どんなときでも、極性の確認は大事ですが、コンセントの左側を白、右側を黒線に統一したら大丈夫です。
ブレーカーの件は、実際問題になった経験、話は聞きません。
田舎で発電機を持っている人は、停電用にオスオスコードを自作っている人が多いです。2本使う人は少ないですが・・・
通常、発電機を使うときに接地工事をしてから使う人は、ほとんどいないからかもしれません。つまり、発電機やEVが地面と絶縁状態なら、宅内につないだ時点で、中性線の電位に0Vになります。発電機単独の出力の対地電圧を測って0V:100Vとか50V:50Vとかで一定なら接地が効いてると推測できます。
そもそも、オスオスコードの商品が市販されていないのは、使い方を誤ると危険だからでしょう、慎重な作業大切ですね。

わたなべコメント返信
三菱のパワーボックスはなぜかAC出力口が1個だけなのですが、その場合も2個口のタップでふたつに変換してからオスオスを2本使うほうが良さそうです。