Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


中部横断道、八ヶ岳南麓ルートの環境影響評価の方法書に対する意見書

中部横断道八ヶ岳南麓ルートの環境影響評価の方法書が出され、それに対する意見書の締切が迫っています。
2019年9月17日17時15分まで。

宛先は、山梨県県土整備部都市計画課
toshikeiass@pref.yamanashi.lg.jp

現状で高速道路に近い信号のないインターチェンジタイプのフリーウエイがあるわけで、せめてもそれをうまく利用するなどしてこれ以上、道路を増やしてほしくない、と私は思っています。

とりあえず、虫好きとして、私はこんな意見書を出してみました。
記録として残しておきたいと思います。

①氏名と住所
わたなべあきひこ 〒408山梨県北杜市白州町……

②意見書の提出の対象である方法書の名称
「(仮称)韮崎都市計画道路1・4・1号双葉・韮崎・清里幹線、環境影響評価方法書」

③環境の保全に関する意見
こどもの頃から虫が好きで、虫好きたちのあこがれの地とも言えるこの地域に23年前に移り住むことができました。全国の虫好き(虫屋)の間で、北杜市という名前はそれほど知られていませんが、日野春という地名は知らない人がいないのではないかというほどに、この地域は虫の種類、そして個体数が多いという全国的にも珍しい虫好きにとってのあこがれの地域であり、この地域に新しくできるという高速道路に関して虫好きとして強い危機感を持っています。

ひとつは、この地域が日本で最も生息密度の高いと言われているオオムラサキという蝶についての影響です。
この蝶のオスはテリトリー意識が強く、自分の縄張りに他の動物や鳥などが入ってくると追い払うことが知られています。自分の体よりも大きなツバメでさえ、テリトリー内に入ってくると排除しようと体当たり、もしくは追尾します。
この習性によりオオムラサキは新しく道路ができると、生息数を減らしてしまいます。

フォッサマグマの最西、七里岩をつづれ折れで登るループ橋が開通して以来、道路の周辺、小淵沢・白州のオオムラサキは生息数を減らしてしまいました。最盛期にこの道路を走ると多くのオオムラサキが道路上に死んでいて、近くに住む虫好きとして、いたたまれないような悲しさを感じています。

これまで観察したところでは、最盛期には一日に十頭以上のオオムラサキが自分のテリトリーに入ってきた自動車に対して体当りしてしまい、道路上に死んでいたりしました。周辺の住民の方に聞き取り調査をしてもらえば、多くの人がそのことに気が付いていると思います。新しい道路が開通することで、この地域が未来に誇ることのできる掛け替えのない資産である国蝶オオムラサキの生息数を減らしてしまうことにならないかとても心配です。

もうひとつ、危惧しているのは、タガメと水棲昆虫に関してです。現在すでに絶滅危惧種として知られているタガメですが、タガメが生息数を極端に減らした背景には道路の新設による影響が大きいと言われています。

タガメは走光性(光に集まる性質)が強く、特に動く強い光に反応しやすいと言われています。そのために夜間の自動車のヘッドライトに反応してしまい、交通事故で全国的にその数を減らし、隣県長野県ではすでに絶滅してしまったのではないか?と言われるほどにその数を減らしてしまっています。

タガメオオムラサキ、その他にも、オオクワガタやゴマシジミヒメギフチョウゲンジボタルなどなど、ヒトが農的な暮らしを続けてきた期間が長いこの地域には、ヒトともに暮らすことが遺伝子に刷り込まれた、俗に言うヒトと共に里山に暮らす里山生物がたくさん生息している全国でも珍しい地域です。
そしてこうした、ヒトとの暮らしとリンクした里山に暮らす生物たちの多様性がいま、全国的に失われつつあり、地方が全国的に過疎化する中、農的な暮らしをするヒトが多いこの地域ならではの希少生物が失われることのないように十分に調査してほしいと思っています。

「どうしても必要な道路である」、というのであれば、少なくともこれらの多くの里山に暮らす生物たちに与える影響をしっかりと調査し、極力影響の出ない方法を探り、未来に向けて本当にこの道路が必要かどうか、改めて精査し、場合によっては作らない、という決断も選択肢のひとつに加えてほしいと願っています。

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