きのう(2019年4月25日)のことです。
道の駅への出荷が終わり、オフクロの家で雑用をしていたら、さとみさんから「始まったみたいよ」と連絡。
時間はたしか11時少し過ぎでした。
今年、初分蜂。
行ってみると、もうすでに蜂球ができていました。
こんなのをつくったり、
こんなブログも書いて、
どの分蜂板に蜂球をつくるのか?楽しみにしていたのですが、
……結果は、この通り。
ハチたちを取り込みやすいように蜂球トラップなるものをいくつか仕掛けたのですが、蜂球ができたのは、近くのエノキの幹。我が家で「エノキのわきの下」と呼ばれている樹皮のゴツゴツした部分でした。
人工的につくった分蜂板(蜂球トラップ)であれば、取り外してひっくり返しにした巣箱で受け、その後、巣箱を180度回転させて戻す、という方法で対処できるのですが、エノキの幹は取り外すことができないので、自作のネットに取り込みハチたちを収集することになります。
⇧これがそのネット。100均で売っている不織布の扇風機カバーとシリコンの洗濯物バケツで作りました。シリコンの洗濯物バケツは底を抜き、フチの部分をエノキの幹の3次曲線に追従する、というもの。
女王バチは最初から蜂球の中にいるわけではなく、途中で加わるので、蜂球ができてすぐに取り込むのではなく、できるだけ時間をあけたほうがいい、とのことで、脚立に登り、目と鼻の先で蜂球を観察していたのですが、目の前に女王と見られる個体が出現し蜂球の中に入っていきました。
女王を確認したのであわててネットで蜂球を捕まえました(あわてていたのでその瞬間の写真はなしです)。でもあとで考えるとオスバチだったかも。
捕まえた蜂球はこんな感じで逆さ吊りされ、しばらく放置されます(ザルと不織布の間に当初ハチがたくさん入ってしまったので、間に入らないように改良)。
この場合も、できるだけジラしたほうが、新しい巣箱への入居率がいい、との説があって、巣箱への取り込みは夕方まで待って行いました。
ハチたちは上方に集まって蜂球をつくる性質から、巣箱への取り込みは、巣箱の底側から行います。
⇧真ん中に四角い穴があり、縁が立ち上がった板を、ちょこっと改造した木工用ワークテーブルにセットします。
⇧途中をしばってハチが出れないようにしてある不織布ネットをこんな感じにセットします。
⇧その後、巣箱をセットし、縛っておいたヒモをほどいて開放します。
⇧するとハチたちは、ぞろぞろと上に登り、箱の中に入り、箱の天井付近で蜂球を作ります。
ハチたちが箱側に入ったら、不織布を外して、底板をつけ、取り込み完了。
予定通りすべて順調にいったかというと、必ずしもそうでもありませんでした。
その日は巣門をフタしておき、翌朝、女王バチだけがでれないように、特殊な巣門を取り付けたのですが、その巣門の間隔が小さすぎたようで途中ではさまってしまう働き蜂が続出。このときのスリットのサイズは3.8ミリだったのですが、それではどうも小さすぎのようでした。
⇧スリットから頭だけ出したハチたちでスリットは塞がれてしまい、パニックのような感じでした。
なんとも可哀想で仕方なかったので、女王が逃げてしまう可能性はあるのだけれども、手前のアダプターを外し、奥の4.0ミリのスリットだけにしてみました。
⇧この中国製の巣門のアダプター、二種類のスリットを選ぶことができるのです。しかも日本のアマゾンからポチできて国際送料込で167円でした。
とりあえず、いまのところは、いい感じ。
出ていくだけでなく、帰ってくるハチもいるのできょうのところは逃げていないようです。