完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


ブレーキパッドの交換

春になって虫草農園も出荷物が増え、近隣の道の駅三店舗(はくしゅう、こぶちさわ、信州・蔦木宿)に、農産物などを出荷するようになりました。

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都会と違って渋滞はなく、信号も少ないので、思いのほか時間はかからないのですが、それでも一番近い道の駅「信州・蔦木宿(つたぎじゅく)」までは往復約10㎞。でも時間は往復で約15分。一番遠いいのは道の駅こぶちさわで往復20㎞弱。時間は約25分なのでした。
出荷だけでなく売れ残りの回収もあるので、下手をすると一日100㎞近く走ってしまうわけですが、リッター10㎞の燃費のクルマだと、出荷と回収だけで10リットルもの燃料を使ってしまうことになるので、できるだけ燃料代タダの天ぷら廃油カーを出動させています。
でも、それぞれのの道の駅には急速充電器があって、しかも「はくしゅう」と「こぶちさわ」は無料なので電動軽トラでもいいのですが、急速とはいえ充電時間がもったいないのと、家で昼間充電すれば化石燃料を使わず太陽光発電で充電できるので、廃油といういわば「ゴミ」で走ることができるセレナを使うことが多くなっています。

ただ、電動軽トラと異なり天ぷらカーには回生ブレーキはついていないので、アップダウンの大きなワインディングな田舎道ゆえ(一度谷底まで降りてから登る、道の駅こぶちさわは標高990m)、比較的エンブレの効くディーゼル車(圧縮が高い)とはいえ、ブレーキパッドの減りは気になるところなのでした。

そんなある日、道の駅の出荷から帰ってきた娘が「左の前輪になんか虫がいるみたいだよ。キーって鳴くようになってきた……」とのこと。日に日にその音は大きくなっていき、やはりもう限界か……ということで、仕方なしにブレーキパッドをネットで注文したのでした。


実はこれまで旧式の対向ピストンタイプは何度か、バラしたりオーバーホールしたことがあったのですが、今式のフローティングタイプは初めてなのでした。
ということで前置きが長くなってしまいましTが、ブレーキパッド交換の備忘録です。
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⇧まず、フロントをジャッキアップします。油圧ジャッキという代物は「こんなゴムのパッキンでこんなに重たいものを持ち上げて保持して置けるなんていうのは奇跡」とも言える構造。必ずウマ(リジットラック)をかいましょう。
ところで下の写真で、フックにウマを掛けていますが、吹っ飛ぶことがあるのでここは危険との指摘をいただきました。なるほど、です。木などの柔らかなカイモノをしてロアアームの付け根付近がいいのかなぁ。

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⇧次にタイヤを外します。
これがフローティングタイプのブレーキキャリパー。ロータに対してのキャリパーの位置を固定せず、スライドピン上を動くことで、パッドを押すピストンは片側に1個ついているだけなのに両側のパッドでローターを同じ力で締め付けることが可能、という画期的な構造。ローターをはさむ両側にピストンのある対向ピストンしか知らない昭和30年代生まれのオッサンからすると、(ホイールとのクリアランスも稼げるし)かなり画期的な構造だと思うのですが、スピード狂(完全な死語ですね)たちは、なぜか対向ピストンを愛しているようです。

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⇧で、タイヤが外れたら2本あるキャリパー取り付けボルトの下側のボルトを外します(セレナは14ミリでした)。裏側からついているから、表側から見て「の」の字が外れる回転方向です。熱が加わっているボルトやきつくしまっているボルトは一発目を叩くようにして一気に力を加えるのが舐めないポイントです。

下側のボルトを外すと、キャリパーのピストン部分が上に開くのでホースが折れないように気をつけながら上に開きます。
この状態になったら、パッドが外れるので、マイナスドライバーなどでこじって外側にはずします。
その後、パッドと一緒についてきたシムをパッドからはずし、パッドカスなどを掃除した後、シムを新品のパッドに組み直し、摺動部分にブレーキ用グリスを塗って再び組み込みます。今回はブレーキラバーグリスしかなかったので、それを薄く塗って組み込んでしまいましたが、できればキャリパー用の専用品を使ったほうがいいのかもしれません。

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その後、キャリパーのピストン部分を戻すのですが、古いパッドが摩耗していた分、ピストンも内側に出っ張ってしまっていて、そのままでは元の位置に収まらないので、ピストンを戻してあげます。
上の写真のような専用ツールがなぜかウチにはあって、それを使ってもいいのですが、ない場合は、パッドを片側(手前側が便利)だけ付けた状態でパッドとローターの間にバールか大きめのマイナスドライバーを差し込み、ロータとパッド間のクリアランスを広げてあげると、ローターを挟んだ反対側にあるピストンを引っ込めることができます。
そしてこのとき、注意するのはブレーキフルードの量。ピストンを戻すとその分、フルードは増えるので、こぼれないように監視しておく必要があります。

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⇧もしこぼれそうになったら、ウエスなどに染み込ませて量を減らしましょう。今回は手元にウエスがなかったので、ゴミ箱の中にたくさんあった花粉症ティッシュに吸わせました。

ピストン側アッセンが所定の位置に収まり、外した取り付けボルトを組み付けたら、作業は終了。ついでにタイヤを山のあるスタッドレスから山のないスタッドレスに交換し、試走してみて問題がないことを確認します。
今回購入したのは、社外品のアウトレット物でパッド4枚で2,000円弱という破格値でした。


外したパッドを見てみたら、残量ほぼゼロで危険な状態(これはマズイ……これ以上になるとローターが傷ついていしまいます)。

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今回の教訓、「ブレーキパッドの残量はときどき点検すること」。
「音が出てからも、タイヤ交換をするついでになどと言って、作業を先延ばしにしないこと」。
また「長距離ドライブの前などには点検を行い、必要になりそうな場合は早めにパッドを注文をしておいて新品のパッドをクルマにのせておくこと」。
気温が高くなり、作物の出荷は忙しくなってきたのですが、それと同時に、天ぷら廃油の粘度も下がってきて、鳴く虫もいなくなり、オートマの滑りも少なくなりつつあり、気温とともにクルマの調子は徐々に良くなってきてくれています。