完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的でていねいな暮らし方が可能で、身近なところで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも一種の哺乳類として自然の生態系の中で
他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくて、いくらお金を得られたとしても、たぶんいつまでたっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうぞ、よろしく。


ただ積み上げるだけという「いい加減なコンポスト」

ついに地面からフキノトウが顔を出し始めました。
春の予感はやっぱり嬉しいもので、心はウキウキときめくのですが、その一方で農閑期にやろうと思っていたことが思いのほかできていないくて、まずいなぁという焦る思いも入り乱れ、鼻水と共に複雑な面持ちで日々を過ごしています。
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今年は雪がほとんど積もらなかったので、枯れ草たちがペシャンコにならず、まだ立ち上がった状態のまま。このまま春を迎えそうで、ちょっと困っています。
というのもミツバチたちにとって、冬を迎える前の最後の吸蜜植物がアメリカセンダングサだったりもして、おかげでアメリカセンダングサを昨秋は極力残し、刈らなかったので、タネたちがいまかいまかと、ヒトが通るのを待ち構えているという状況。

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⇧とても美しいのだけれど、ひっつかれたまま洗濯してしまうと、下着にまで針が刺さってしまったりして不快なので、洗濯前には取り除く必要があり毎日のことだとちょっと面倒だったりします。


仕方がないので、大鎌で刈り取って処理することにしました、といってもモッタイナイので、それらの枯れ草も堆肥として活用するのですが。

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⇧刈った草はまとめ、転がすようにして畑の真ん中あたりに集めます。

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⇧集まったらできるだけ上に積み上げます。
必ずしも畑の真ん中でなくてもいいのですが、畑の真ん中だと、あとで堆肥になったとき撒くのが楽ちんだったりします。そう、虫草農園は「ぐうたら」と「モッタイナイ」が基本。いかにしてアルモンデ、手抜きをするかを最優先しています。

そして、積上げる際のポイントがコレ。

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⇧真ん中に鉄の棒を刺します。これに絡げるようにして積み上げると、狭い場所に高く積めるし、風が吹いても飛んでいきません。雨が多くて水分が染み込みすぎる場合は、藁束を上にかけると、藁葺き屋根になり、適度に雨も染み込んでいいかんじ。
分解を早めたり、肥料効果を高めたりしたい場合は、窒素分の多いもの(鶏糞など)を添加します。

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⇧こちらは果樹の根本に積んだ例。少しこなれてきたら天地返しをすると共に、場所を移動すると、雑草による草止めマルチにもなったりします。


こちらは数年前に積んだところ。

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⇧もう土に近い状態なので肥料分が流出してしまうとモッタイナイので、波板を被せてあります。

で、この波板を取って、ちょっと掘ってみると……。

じゃーん! こんなのがたくさん。
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⇧はてさて、これはなんでしょう?

虫嫌いな人は、この先、要注意です。

いちおう警告しましたからね。


いいですね。

 

 

じゃーん。

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⇧丸々と太ったカブトムシの幼虫。
触ると、「ギュッ」と体を固くするのがカワイイ!

さきほどの黒いタブレットはカブトムシの幼虫の糞で、この黒いタブレットは水分をふくみやすい上、団粒構造で、肥料分もあって、最高品質の鉢植え用土になります。

 

こちらは果樹の苗木と苗木の間に積んでいる堆肥。オートマチックに施肥もできるという寸法。

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⇧天地返しし、真ん中に穴をあけ、そこに新たに枯れ草を投入したところ。このあと、枯れ草の上に堆肥を被せます。
普段はシート(奥の黒いもの)を被せているのですが、このところは乾燥気味で水分が少なめなので、ひと雨当てる予定。潅水も雨にお願いするという「ぐうたら」ぶりなのでした。


「ぐうたらな堆肥作り」や「いー加減なコンポスト」に興味がある方は、こちらのページをご覧ください。