解体屋さんからいただいてくる廃材の中にはたまに、釘がまったく刺さっていない未使用品、つまりは、新品の材料が含まれていることがあります。
「ラッキー」と小さくつぶやいていただいてくるのですが、新品なのになぜ捨てられてしまったのか、それには理由があるのでした。
ひねくれもの、なのです。
ということで、ひねくれた材の更生方法を紹介したいと思います。
まずは、ひねくれたなりに、上に載る材を打ち付けます。
⇧こんな感じです。
このとき、材の接合にはコーススレッド(木ネジ)ではなく、釘を使います。
できれば五寸釘が頑丈なので理想的。ただし打ち込みにくいので硬い材の場合はドリルで道穴をあけてから打ちます。
その後、上に載せた材の端っこを持って矯正します。
完全に垂直にまでは戻りませんが、これだったらまあ、支障はない、というくらいのレベルにまで更生させることができます
⇧このとき、コーススレッドだと折れてしまうことが多いのですが、釘(2本打ち)だとかなり粘ってくれます。
もう一方の材もひねれてしまっている場合は、こんな風にして矯正してから、固定します。
上の写真では長い柄のクランプを使っていますが、クランプでなくても材を釘で打ち付け(奥まで打ち込まない)、それを使って起こす方法もあります。
日がだいぶ伸びてきて助かります。
普通は壁面に使う、ガルバリウムの角波板を屋根材に使ってみました。
雨漏りしないで使えるようだったら、またそのときに報告したいと思います。