家族でマテバシイを拾いに行った友達家族の姿があまりにも素敵で楽しそうだったので、「よし、稲の脱穀が終わったらひと段落だから、ウチも!」と宣言し、きょう、やっとその日を迎えることができたのでした。
マテバシイは南方系の植物で、このあたりにはないので、我が家は逆に標高を稼いで、白州には少ないヤマブドウ&サルナシの採集に行くことにしました。
家からクルマを走らせること30分。なんと最寄りの100円ショップよりも近くに、ヤマブドウ採集の穴場はあるのでした(実は北杜市には100円ショップがないのです)。
しかもこの舗装道路、2時間近くも遊ばせてもらったのに、通った車両は5台。しかも、そのうちの3台はチャリンコ、というヤマブドウの採集には最高に恵まれた環境なのでした。ヤマブドウやサルナシの結実にはある程度の日当たりが必要で、深い森の中よりも道路脇のような日当たりが確保されたところに多産地があるのでした。
この日、近くの観光地では収穫祭が行われいて、そこは臨時駐車場までクルマが満杯。遠くの駐車場からシャトルバスがでていました。一方、ここではひとりも、人とはすれ違いませんでした。
↑ほとんどクルマが通らないのでハイキングコースとしても最適。霧が立ち込み、幻想的な風景が広がります。
でも、今回は先客がいた模様で、取りやすいところのヤマブドウやサルナシはなくて、ちょっと無理しないと採れないようなところに多く実っていました。
「ヤマブドウ採りの女、橋から転落……」
などというニュースにならないように注意しながら慎重に採取します。
↑サラナシ、じゃなかった、サルナシを採取中の娘。
小学生の頃、学校に行く途中の道草で、サルナシ採取中に木から落ち、病院に連れて行かれた前科者でもあります。
いまは木に登らなくても、ホルダー付きの高枝切りという便利な道具があるのでした。
これがサルナシ。キウイを小さくしたような味の果実で、ドライにして保存しようかと思い、たくさん収穫してしまいました。
そしてこちらがヤマブドウ。タネが多く大きくて果肉は少ないのですが、果皮に含まれる色素やタンニンは多く、青い宝石とも言われる美しいワイルドグレープなのでした。
久しぶりの休日、あー、楽しかった(でもまあ、毎日、遊んでいるようなものですが)。