降り注ぐ緑のシャワーの中、大きな岩に耳を当てて思ったこと。

 自然に近いところで暮らしていると、選挙なんてどうでもいい、景気が良かろうが悪かろうが、そんなこともどうでもいい、山での暮らしには刺激がたくさんあって、野菜を作ったり、まれにシカを丸ごと1頭いただいて解体したり、住むところをセルフビルドしたり修繕したりしながら、ポンコツではあるけれど気に入っているクルマを直し直し乗りながら暮らしていければそれでもう十分、などと思ってしまいがちになります。

 でも、今回は特別。
 景気はどうでもいいけど、戦争は困る、そのくらいに切羽詰まったところに日本に住むわれわれは追い込まれているように思います。今度の選挙で改憲勢力が3分の2を占めると憲法改変が発議され、憲法を変更されてしまう可能性があり、いま3分の2が、かなりキワドイところにあります。
 憲法9条があったから、ベトナム戦争の時、日本は派兵を拒否することができました。お隣り韓国は派兵させられ、しかも韓国の兵士は最前線に送られました。韓国の人には申しわけないけれど、いまでもベトナムに行くと「お前は韓国人か?日本人か?」と聞かれることがあります。それはなぜか? 興味のある人はこちらをご覧ください。
 昨年の1月、安倍首相は中東を訪問し、イスラエルの国旗の隣で、イスラエルと連帯してテロ対策に当たると演説し、対テロ対策として2億ドルを拠出すると発表しました。東大名誉教授の板垣先生が「これはイスラエルにハメられた」と発言されたように、憲法9条があることを盾にテロ戦争への加担を拒否するどころか、自ら進んで交戦を唱えてしまったわけです。交戦国に戦争や紛争の仲裁ができるはずがありません。
 しかもその後、なぜか妙な威勢にかられ、「今後、日本人には指一本触れさせない」などと分けの分からない虚言を吐いています。この人、テロとはどういう行為なのか、理解しているのだろうか? そしてテロがどうして生まれるのか?も、まるで理解していないのではないかと疑ってしまいます。
 ところで、今回の選挙はステルス選挙です。選挙自体もできるだけ目立たないように、無党派層が投票に来ないようにメディアの一部をコントロール下においています。
これには驚きました。

↑これはNHK。7月10日には参院選があります。でも、国政選挙だというのに、大相撲の初日は表示されているのに、選挙は無視。無党派層に気づかれると面倒なので、選挙は従順な自公支持者だけで密かに隠れてやろうという魂胆でしょうか。 いくらNHKでもこれは酷すぎます。いまや「みなさまのNHK」から「あべさまのNHK」なのです。
 あるいは、彼らが一番やりたいと願っている「改憲」は選挙公約の後ろの方に小さく書かれているだけだったりします。自公、それにおおさか維新や日本のこころなどの改憲勢力が3分の2を取れば、改憲への発議が行われることが予想され、世論調査の結果、現在の情勢だとどうもギリギリだったりします。
 無党派層は、政治的に無関心な人たちと言われるけれども、でもこの状況でなんとなくいつもの通り自民党に投票、という人こそ、政治的無関心層のような気がするのですが、実際にはそうした人がたくさんいるのが事実。
 そんなわけでお願いです。あのとき、選挙に行っておけばよかった……などと思わないためにも、どうかほんの少しだけ政治の世界に目を向けてください。そしてぜひ投票してください。