Blog「自給知足がおもしろい」

自給「知」足と称した、貧乏くさい暮らしを楽しむためのブログです。

完璧な自給自足は目指さず、「テキトー」と「いー加減」をモットーにあまり頑張りすぎない、
そんな暮らし方がこの頃なんだか、とてもオモシロイ!と感じています。
自給「知足」的な暮らしは言いかえると「貧乏臭い・ケチ臭い暮らし」でもあります。

でも「ケチ臭いビンボー暮らし」も、そう捨てたものではありません。
ビンボー暮らしは、お金をそれほど必要としない暮らしとも言えます。
そのため、お金稼ぎの作業や仕事に長時間、拘束されずにすみ、
その分の時間を、ヒトが暮らすための作業に使うことができます。

農的で質素な暮らし方が可能で、それにより身近なことで幸せを感じることができたりもします。
また、昔ながらの農的な暮らしは、ヒトも哺乳類の一種として自然の生態系の中で
虫や草や菌類など他のいきものたちと共に生きる暮らし方だったりもします。

そして、こうしたテキトーでいー加減な自給的な暮らしをうまくやっていくポイントは、「知足」? 
人間の欲望は際限がなくてお金をたくさん得られても、たぶんどんなお金持ちになっても満たされません。
でも逆に、小さなちょっとしたことでも、とても幸せに感じられることがあったりします……不思議です。

日々の暮らしの中から「自給知足的な暮らし」を楽しむためのヒント? 
のようなものを、紹介できたらいいなぁ、と思っています。どうか、よろしく。


プレスの正しい使い方?

 オフクロが沖縄に旅行に行き、おみやげにとサトウキビを買ってきてくれました(親もちょっと変わってます)。
せっかくなので、これでシュガーケインジュースを絞ろう! ということになって、ハンドジューサーで試したのですが、サトウキビは硬くていくら力を入れてもハンドパワーでは汁は一滴も絞り出せませんでした。
 ところで……、雑誌に自動車用工具を紹介する連載ページを持っていたりしたこともあって工具フェチのわが家には、プレスなんかもあったりします。
 普通はサスペンションのブッシュの脱着などに使うのですが、自動車用には使ったことはほとんどなく(カラーを当ててハンマーで叩いてしまうことが多い)、いつも説明書にはない間違った使い方ばかり。今回もサトウキビのジューサーとして使用することになりました。

 こんな感じです。ちなみにプレスの下の水色の引き出しは廃品の一斗缶を切って、取っ手として流木をつけたもの。簡単に作れて案外便利です。詳しくはこちらからそうぞ。

 ステンレスのカップにサトウキビを入れ、その上に、薪棚からテキトーな大きさの丸太を探しだし、それをテキトーに切って、いちおう衛生上、丸太はビニール袋に入れ、こうして丸太の玉切りをピストンとして使用した、自動車用ベンチプレスでサトウキビを押してみました。結果、大成功。
 手で力を込めただけでは汁は一滴も出てこなかったのに、カップからこぼれてしまいそうなくらいジュースを絞ることができました。
シリンダーとピストンの精度をもう少し高めてあげれば、エゴマやクルミなどからも、油を絞ることもできそうです。
 汎用のベンチプレスは案外、安いので専用の絞り機よりもこちらの方がコストパフォーマンスはいいかも。
 でも、食べものをプレスすることが多いと、自動車用には使いづらくなっちゃうんだよなぁ。自動車用にはエンジン薪割り機を流用する、という手もあるのだけれど……。逆に言うと、油圧の薪割り機があれば、油とか、お醤油とか、ブドウとかも絞れそうですね。