オフクロが沖縄に旅行に行き、おみやげにとサトウキビを買ってきてくれました(親もちょっと変わってます)。
せっかくなので、これでシュガーケインジュースを絞ろう! ということになって、ハンドジューサーで試したのですが、サトウキビは硬くていくら力を入れてもハンドパワーでは汁は一滴も絞り出せませんでした。
ところで……、雑誌に自動車用工具を紹介する連載ページを持っていたりしたこともあって工具フェチのわが家には、プレスなんかもあったりします。
普通はサスペンションのブッシュの脱着などに使うのですが、自動車用には使ったことはほとんどなく(カラーを当ててハンマーで叩いてしまうことが多い)、いつも説明書にはない間違った使い方ばかり。今回もサトウキビのジューサーとして使用することになりました。
こんな感じです。ちなみにプレスの下の水色の引き出しは廃品の一斗缶を切って、取っ手として流木をつけたもの。簡単に作れて案外便利です。詳しくはこちらからそうぞ。
ステンレスのカップにサトウキビを入れ、その上に、薪棚からテキトーな大きさの丸太を探しだし、それをテキトーに切って、いちおう衛生上、丸太はビニール袋に入れ、こうして丸太の玉切りをピストンとして使用した、自動車用ベンチプレスでサトウキビを押してみました。結果、大成功。
手で力を込めただけでは汁は一滴も出てこなかったのに、カップからこぼれてしまいそうなくらいジュースを絞ることができました。
シリンダーとピストンの精度をもう少し高めてあげれば、エゴマやクルミなどからも、油を絞ることもできそうです。
汎用のベンチプレスは案外、安いので専用の絞り機よりもこちらの方がコストパフォーマンスはいいかも。
でも、食べものをプレスすることが多いと、自動車用には使いづらくなっちゃうんだよなぁ。自動車用にはエンジン薪割り機を流用する、という手もあるのだけれど……。逆に言うと、油圧の薪割り機があれば、油とか、お醤油とか、ブドウとかも絞れそうですね。